+Pとは?


視覚デザインコース3年では、卒業制作を展示することに加え、「普段、制作している作品をもっと見てもらいたい」、「自分のパーソナリティーをもっと知ってもらいたい」をコンセプトに、[+P]と題して、手軽に手を取ってもらえるA5判の作品ファイル(紺色のクリアファイル)と、自分自身を自由な形で表現するポートフォリオ(A5判相当、作品形態は各自自由)を2冊用意して、ご来場者の方々に見ていただくことにしました。

私たちは普段、たとえば美術館で気になった一つの作品に出逢ったら、もっと多くの作品を見たくなり、もっとその作家のことを知りたくなると思います。観覧者にとって「この作家の他の作品も見てみたい」という欲求と、「どのような経緯でどんなものに影響され作成してきたのだろう」という探究心が湧いてくるのは当然のことかもしれません。そんな思いを込めて、この2冊のファイルとポートフォリオが、私たちの「もっと知りたい」の手助けになれば幸いです。

※PにはPersonal、Packege、Portfolio、Project、などの意味が込められています。

AIBA,M.

制作する事は自分の理想の形に整え続けて完成するものだと思っています。私は制作をする際自分自身を素材にすることもあり、恥かしながらも自分出すことを出来たのは高校生の頃に始めたポートレートの経験があったからです。ポートレートを見てもらうことは理想に近づけた姿ではなく第三者から見た等身大の私自身を知ってもらえるのではないかと思っています。

ARIHARA,A.

どんなアルバイトをして何を学んできたのか、ということをまとめたカードを制作しました。今までの働きかたを知ってもらうことで、実際に一緒に働いた時のことをイメージしやすく、また、多様なアルバイトの経歴から興味を持ってもらおうと思いました。カード一枚一枚に簡単な仕掛けがあり、見る人が楽しんでくれるように工夫しました。

ITO,A.

ページ数は少なめで、色んな分野の作品を満遍なく載せました。一番自分が作ってきた中でやりがいと楽しさがあったのがイラストで、中でも課題で家族のイラストを描いたとき、プロの絵柄を参考に描いたのもこれが初めてでした。卒制の作品でも活用したくらい気に入っています。マスキングテープのコラージュやデジタル塗りなんかも気に入っています。

Ou,S.

この作品を作った目的は、現在の生活を記録し昔の物語を思い出すことです。私が住んでいた場所、何が起こったのか、そして今日まで私の人生で出会った人々。それらをイラストや写真で表したいと思いました。表紙は僕子供時代と母と写真を選びました。私たちが永遠に一緒にいれることを願っているからです。

OYAKE,N.

「好きなものをテーマに」と言われて真っ先に思いつくのは、バンドやアイドルといったアーティスト。でも今回紹介しなきゃいけないのは、それらじゃなく自分について。......お前がアイドルになるんだよ!というわけでできたのがこちら!自分のことを歌詞っぽく書いて、アイドルのCDパッケージを作りました。2022年2月21日デビュー!

KIMURA,N.

私は、子供の頃からすぐ何かに憧れるタイプの子でした。憧れの対象はドラマや映画に出てくる人だったり、物や行動だったり、友達だったり多岐にわたります。憧れてきたもので今の私が出来たと言っても過言ではありません。そんな私の憧れを図鑑にしました。

SAKAMOTO,M.

SNSをやること、好きなゲームや漫画のキャラクターのイラストを描くことが好きなので、そのどちらの要素も入れたデザインにしました。箱もスライドさせるデザインにし、スワイプで画面を開く動作をイメージして制作しました。課題で制作したものよりもイラストは自分の好きに描いているので、私の素の部分が出ていたら良いなと思います。

SATO,H.

幼稚園から専門学校まで描いてきた落書きをまとめたものです。今まで影響されてきた好きなアニメ漫画などが多く自分自身の成長記録となっています。画力の成長を見てみてください。

SARUWATARI,H.

H・S MODE

自分の人生を服で辿る」をテーマに、2000年代初頭に多く生み出された女児向け着せ替えカードをオマージュした作品。幼少期から現在までの髪型、実際に身につけていた服や持ち物をカードに描き起こした。着せ替えカードは透明なフィルムに絵を印刷、裏面の白地はシルクスクリーン処理を施した。透明なカードにすることで重ねたカードが透けて見える仕組み。

SIONO,A.

ゲームや英語、アロマなどさまざまなものに興味を持ってやってみたけど、あまり続かなかった、3日くらいでやめてしまった3日坊主集です。中には今でも続けているものもあります。中学生から今までの中でやってきたことを簡単にまとめました。3つのアイコンでどれくらい続いたのかがわかりやすくしています。文章は、その時そのものに挑戦していた自分の感想などを交えて書いています。

ZHOU,B.

2021年、日本に来て3年目です。好奇心と熱意を持って、色んな東京の街を歩いてました。そんな見慣れないシーンを記録するために、私はいつもフィルムカメラを持ち、歩きながら写真を撮っていました。そして「東京群像」という写真集が誕生したのです。外国人である私の目線を通して、新しい東京をお見せできればと思います。

SHU,B.

説明文

SUZUKI,H.

「私の歴史」

私の少しおちゃめで愉快な性格を知ってもらえるように、生まれてから今に至るまでの面白くて少しクスッと笑えるような、私や母が印象に残っているようなエピソードを集めてまとめました。中身は全て日記っぽく写真を貼ったり、イラストを描いたりして自由にまとめました。文字は全て手描きで、幼少期のふにゃふにゃした字、小学生の頃の四角い字など年齢別に字の特徴を分けて描いてみました。

SEKINE,N.

普段の自分が考えていることを日記にまとめた泣き言だる言日記というものを作りました。毎日1ページではなく数ページ一気に書いたり、イラストを入れてみたりとその日の気分で書きました。コツコツと書き続けていたら4冊にもなったので表紙のシールで順番がわかるようになっています。内面的な内容が書かれているのでこれを読めば私がどんな人間かが大体わかると思います。

TAKEUCHI,A.

0歳から20歳までの『人生のプロフィール帳』を制作した。その年に身の回りで起きた出来事や心境の変化をプロフィール帳風にまとめてある。文章は従来のプロフィール帳にならい、あえて話し言葉で幼く書いてある。プロフィール帳が流行した頃に描いた絵を3種類選び、今の絵柄で再現した絵をテンプレート、表紙にした。当時描いた絵は裏面に載せてある。どのページにもフリースペースが付いていて、当時の自分へ現在の自分からの一言を書いた。

TANABE,H.

私はお風呂に入っている時や寝る前などに1人で考え事をする癖があり、その日に思ったことや何気ない出来事を日記のようなカードにしました。表には思ったことの一文、裏にはそれについてのイラストが書いてあります。くだらない出来事ばかりですが、自分がどんなことを考えていたのか振り返ることができるし、見た人にも私が普段どんなことを考えているのかが少しでも伝われば嬉しいです。

TSUJI,N.

私は財布の中身はその人の性格が現れると考え、自分の情報を一つの小さな財布にまとめました。財布は一から作りたいと思い、市販のものではなくダンボールから作りました。お札は過去の自分とその年をイラストで表現しており、保険証や免許証を模したカード類にはプロフィールが書かれています。ポケットに入っているコインは自画像と飼っている鳥が彫られています。

NAGAO,M.

小さい頃から制作することが好きで、それが今の自分に繋がっています。その「今の自分」の原点である「過去の自分」の作品を、当時を振り返りながらまとめた作品集を制作しました。私は絵を描くことが一番好きで、それを始めたきっかけは小さい頃から読んでいた絵本でした。今の自分の原点の作品集なので、その始まりである「絵本」で表現しました。

NAGATA,C.

スマートフォンの形で自分を紹介したら面白いのでは、と考え制作をしたポートフォリオ。よく使用するアプリをデザインに取り入れ、リアリティーが出るよう制作をした。また、目につき手に取ってもらえるよう自分らしいキラキラとしたケースに入れた。このポートフォリオで私がどのような人間なのか知って貰えたら嬉しい。

NAMERIKAWA,M.

私は自分に自信がないのですが、逆に自己肯定感の低さを生かしてみようと思い制作しました。公園に捨てられてしましまった子猫や子犬のように、私も優しい誰かに拾ってもらうために、取り扱い説明書や、幼少期からの写真などを入れ、ありのままの自分を知ってもらえるように制作しました。

NIZUMA,N.

一枚のアルバムと出会うだけで、現実から遠い場所へ行けたり、近くにあったはずなのに気づかなかった感情を知れたりする。小学校のときから今まで、音楽は一番身近な存在だった。それを伝えるために好きなアルバム9枚を選び、7インチサイズのレコード風にデザインした。レコードジャケットとラベルは実際のものに似せて、B面にはそのアルバムとの出会いや思い出と、好きな歌詞を載せた。

NUNOMIYA,Y.

趣味であり特技のメイクについて自分の成長とともに過去を振り返ったコンセプトです。人によってどんな雰囲気になりたいか、なぜメイクをするのかは人それぞれ違い「こうなりたい」という理想も違うので自分が何が好きで、どんな人か知ってもらえたら嬉しいです。箱はコスメパッケージをイメージして内側にミラーをつけ、自分が一番好きなブルーのカラーにました。チェキ風のカードで思い出のイメージを表現しました。

HAYAKAWA,A.

自分は今写真を勉強している。自分にとって写真とはなんなのかを考えた時、小さい頃から多く触れていて日記のようなものだった。そして一番多く自分の写真を撮っていたのが母だった。一時期写真を撮られることが嫌な時期もあったが、今はその写真を仕事にしようとしている。この日記は、写真という鮮明に残る思い出を見ながら当時感じていた母の思いと、あまり素直に伝えていなかった息子の気持ちを綴った写真日記である。

FUZIKI,N.

HOSONO,M.

自分のことや好きなもの、趣味などをそれぞれ違う判型で自由にレイアウトをし、まとめた+Pを制作しました。得意としたイラストを使用して誰もが気軽に見ることができる形に仕上げ、自分らしさが表現できるよう全体的に色彩豊かなものにしました。言葉は少ないけれど私はこういう人なんだと伝わるようイラストのモチーフやタッチ、配色にこだわりました。

MASUSAKA,R.

自分の名前をタイトルにした、自分自身の性格を表現した作品。日常の中で、自分が周囲の人に思われている印象と、自分自身からの印象は異なる部分が多い。そのギャップを裏と表で表現した両方向から見て楽しめる仕掛け絵本。表の顔と裏の顔、真偽を問うわけではなく、「両方兼ね備えてこその自分」というテーマの作品。ユーモアのあるイラストを用いて、親しみやすく、面白い、自分らしさ全開の一冊。

MATSUMOTO,M.

「About me from your point of view:あなたから見たわたしについて」

周りから見た私って、どんな人なんだろうそう思ったのをきっかけに、親しい友人知人50人に「あなたから見たわたしを一文で表すと?」という質問をしてみました。表には質問の回答を、裏には答えてくれた人と私の関係性を簡単にまとめてあります。名刺サイズの小さなカードタイプです。

MIMORI,S.

本作品は制作者、三森紗羅の脳内を可視化した作品です。カードのおもて面は何気ない日常を例に挙げて、その瞬間の脳内をサンプリング。うら面では脳内の詳細とタグアイコンが書かれています。タグごとにカードを並べて見比べてみたり、脳内文字の配色ごとに分類して「あるある」「これはないなあ」なんて楽しんでくれたら嬉しいです。

MIYAZAWA,T.

某有名カードゲームをオマージュして作りました。攻撃力と守備力は撮影した日にちで属性はその時の身分になってます。子供の頃から今までの面白い写真と当時のエピソードをテキストに添えて制作しました。カードの中にはキラキラのレアカードなんかも入っているので、実物を見た際は是非一枚ずつお手にとって見てもらえると嬉しいです。