XR demo MINI is BiG


日本初 ‘disguise × マイクロ撮影’ が
作り出す新しい世界


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isguiseを活用した3Dバーチャル空間とマイクロ撮影で、実際の1/60のサイズのミニカーをリアルに再現。

実際の車や大がかりな撮影もこの方法で撮影することが可能。

バーチャルでもリアルでもない「新しい世界」との境界は、コストではなく想像力だと我々は信じています。


Japan’s first XR shoot with DISGUISE X Micro lens

“Disguise” is part of some of the most spectacular music festivals, live events and theatre productions worldwide.

Here is our new XR virtual production of minicar with disguise and micro lens. If you are thinking of a way to save time and cost, maybe it’s one of the options.

Breaking down the barrier between the physical world and virtual world is no longer science fiction. We believe it’s up to our imagination.



目的:


disguise × マクロレンズを使った
XRの可能性を探る



座組:

本プロジェクトリーダーは撮影監督の崔。映画、CM、ドラマなど幅広く撮影経験を積んできたが、コロナ禍になりロケの制限や撮影スタイルの変化、対応が必要になった。
今回は崔を含め3名の制作スタッフで、CG制作含め工期は1週間(撮影1日)、編集も崔が担当。撮影しながらイメージを作り1日で終わらせた。


仕様:

アークベルは2020年にdisguise xRシステムを導入している。イベント用LEDディスプレイを使いXR企画、検証を試みるも、LEDのピッチ、色の再現性などの課題に阻まれ、なかなか前に進む事が出来ないでいた。
アークベルではレンタル向けの屋外用LEDディスプレイは所有しているが、4.8mmピッチとなりXRに使用することには問題があった。適切なLEDディスプレイをデモリール用にレンタルするにしても高価であり、さらに企画、検証するための人件費や設置、保管場所も必要。
コンパクトにdisguiseの企画、検証を進める方法として考えたのが液晶ディスプレイモニターを使う事だった。



テーマ

今回「車」を選んだのは、映画・ドラマでも「車」のシーンは必須となっているが、条例変更により東京都内での牽引撮影が出来なくなったため。牽引以外ではグリーンバックでの撮影はあったが、アングルや照明の制限により、シリアスなシーンもコントのようになってしまうと現場から不満が上がっていた。特にハイスピードでの車の撮影は実現性に難があり、企画することも避けられた。




苦労した点


  • カメラアクションと映像の遅れ
    - disguiseからの処理出力にディレイが発生する

  • 照明を車にあてる際の反射の対応

  • マクロレンズをRedSpyでキャリブレーションする作業
    今回は背景1面と床面1面の構成のため、アングルが限られた。そのため特殊なマクロレンズを採用したが、マクロレンズをRedSpyでキャリブレーションする前例が無く、途方に暮れる作業となった。

  • 効果の演出
    グリーンバックと違いスモークなどを入れて、効果を演出しながら照明のディリューションとしても利用した。