なぜ、ポータルをつくったのか?
社内でよくある、情報共有の課題。
「あの資料どこ?」「申請ってどこからだっけ?」情報を探す時間、聞き返される手間、そして答える側の負担。
ツールやフォルダが増えるたび、業務は少しずつ非効率になっていきました。
私たち自身、それを日々痛感していたのです。
業務を止めるのは、“情報がない”ことではなく、“情報が見つからない”ことだと気づきました。
だからこそ、情報導線を整え、迷いなく動ける「しくみ」(社内ポータル)が必要だと考えました。
ただ情報を集約するのではなく、現場が自然に使える、設計されたポータルを。まずは自社内の業務効率化を目的に構築しました。
結果、社内コミュニケーションは活性化し、判断や対応のスピードが向上、属人的な業務が整理され、
情報が流れるチーム全体の“流れ”が変わりました。
この仕組みは、私たちだけのものにするべきではない。
同じような情報共有の課題を抱える企業の役に立てる、そう確信して、外部提供を始めました。
このポータルで、社内の“ムダ”と“迷い”をなくす。
―データドリブンな組織へ―
情報検索の一本化
Google Workspaceなどと連携した横断検索で、
社内のどこにある情報にもすぐにアクセス。
「あの資料どこ?」という非効率をなくし、探す時間をゼロに。
必要な情報がすぐ手に入るストレスフリーな環境をつくります。
ナレッジ・マニュアルの集約
各部門で更新できる使えるナレッジベースを構築。
属人化を防ぎ、問い合わせ対応のムダを削減。
社員自身で答えを見つけられる自律的な情報活用を促します。
業務導線の統一
バラバラだった申請や手続きの入口をポータルに集約し、
迷わず動ける業務の流れを一本化。
日常の煩雑な手続きをシンプルに、スムーズな業務遂行を可能にします。
社内コミュニケーションの活性化
掲示板・お知らせ機能で、重要な情報を全社員へ確実に周知。
Q&Aなどで部署間の連携をスムーズに、情報が流れる組織をつくります。
利用状況の可視化
誰がどの情報をよく見ているか、利用状況を可視化。
データに基づき、ポータルや情報そのものを継続的に改善していける環境を提供します。
セミオーダー設計 × 導入サポート
御社に本当に必要な機能だけをセミオーダーで構築。
伴走サポートと操作レクチャーで、構築後も御社自身でポータルを育てていくことができます。
✔️ 申請書類の場所が毎回違う
→ すべてポータルに一本化 「あの申請、どこだっけ?」という非効率な時間がなくなります。バラバラだった業務導線をポータルに集約・一本化。
社員が必要な業務へ、迷わずスピーディにアクセスできるようになります。
✔️ 社内情報がフォルダやチャットに点在
→ 一括検索で即ヒット 部署間の情報サイロやチャットに点在していた、
社内情報・ファイルも、ポータルの横断検索機能で即ヒット。
情報探しの非効率を解消し、迅速な情報共有と情報活用を可能にします。
✔️ 同じ問い合わせが繰り返される
→ FAQ・マニュアルで“聞かれない仕組み”に
「これ、どこで申請するんでしたっけ?」といった定型的な問い合わせも、
ポータル上のFAQやナレッジベースで自動化。
属人化していた問い合わせ対応のムダとコスト削減、社員が自己解決できる情報環境を構築。
✔️ 社内のお知らせが届かない
→ 掲示板・通知機能で確実な周知 メールや紙での
情報伝達の非効率を解消。ポータルの掲示板・通知機能で、
重要な社内情報を全社員へ確実に周知。
スムーズな情報共有と社内コミュニケーションを活性化します。
✔️ 更新や修正のたびに外部ベンダー
→ 現場主導でスピーディに更新 セミオーダー設計された
柔軟なポータルは、現場主導での更新・修正が容易。
「ちょっとした変更なのに…」と外部ベンダーに
頼るコストや時間を削減し、
スピーディな運用と自社でのシステム活用を実現します。
✔️ 新入社員が迷子
→ 情報導線が整理されスムーズに業務へ参加
どこで何をすればいいかが一目で分かる整理された情報導線により、新人のオンボーディングを効率化。
業務理解が進み、早期の即戦力化と育成の属人化解消に貢献。
📍 背景
社員数の増加とともに、社内連絡や業務の属人化が課題に。
情報が分散し、共有や確認に手間がかかっていました。
💡 取り組み
社内ポータル「創伸ポータル」を構築。
お知らせ、スケジュール、施設予約など基本機能に加え、
独自の業務フロー表示機能「創伸フロー」も実装しました。
⏳ プロジェクト期間
約1.5ヶ月
・プロトタイプの早期共有でズレを最小限に
・試験運用/マニュアル整備/説明会も実施
✅ 導入の効果
・スマホ・PCから社内情報にすぐアクセス
・業務フローの可視化で新人もスムーズに対応
・生産性と品質の両立へ
🗣️ お客様の声
「導入後すぐに活用でき、時間も創出されました。
今後もITの力で業務改善を進めていきたいです。」
── 創伸建設 管理部長 妹尾様
🔗 詳しい導入ストーリーはこちら ▶
🔗 創伸建設様の会社情報はこちら ▷
✔️ 導入の流れ:課題診断から、最適なポータル構築・運用まで
① 💡IT環境・課題のコンサルティング
御社の既存IT環境、業務フロー、情報共有の現状をIT顧問の視点から詳細に診断。
漠然とした課題や「もどかしさ」の根本原因を特定し、ポータルが果たすべき役割やIT活用の可能性を探ります。
② 🤝最適な構成・ソリューションの提案
ステップ1の診断結果に基づき、御社にとって最も効果的なポータルの構成を設計。
基本機能に加え、真に必要となる情報導線やカスタマイズをご提案します。
必要に応じて、ポータル以外のIT戦略も含めた包括的なアドバイスを行います。
③ 💻ポータル構築・初期設定
ステップ2で決定した設計に基づき、ポータルの構築と初期設定を進めます。
御要望に沿ったレイアウト、デザイン調整、初期データ整備などを行います。
④ 📘操作レクチャー・テスト運用
本番稼働に先立ち、管理者・運用担当者様向けの操作説明とテスト運用を実施。
御社自身でポータルを継続的に「育てていける」体制構築をサポートします。
⑤ 🚀本番運用スタート・伴走サポート
ポータル公開後の安定運用を支援。
使っていく中での疑問解消や改善点の相談に柔軟に対応し、継続的な情報活用・業務改善を伴走します。
~現場の“運用力”を引き出します~
レクチャーは実際のコンテンツを使って実施。形式だけで終わらせません。
まだ検討中でもOK。まずは資料から始めませんか?
ポータルの機能や画面イメージ、導入ステップ、事例までまとめた資料をご用意しています。
「費用は?効果は?」という疑問にもお答え。
「うちでも使える?」「DX支援って何?」そんな相談からでも歓迎です。
オルタナティブ代表
谷藤 亮子 (たにふじりょうこ)
業務用食材卸のサッポロウエシマコーヒーに、
倉庫アルバイトとして、入社し手書きの専用伝票を自身のプログラムで8時間から1時間に短縮。
以後システム部門へ移籍し、全社システム構築・インフラ・運用、オリジナルのWEBアプリを企画・設計・開発を行う。システム部門責任者として10年勤め働き方イノベーションプロジェクト、
業務改善と意識改革、人材育成などあらゆる面での改革を手掛ける。
■ 2021年 ITベンチャーEZOTEC 代表取締役社長
産廃リサイクル業界向けアプリの立ち上げ
■ 2023年春よりオルタナティブ代表
ITコンサルタント・エンジニアとして様々な業態へDX支援
<好きな言葉>枯れた技術の水平思考
<とくいなもの>時短・生産性アップ
<すきなもの>全体最適を考えること、
課題の抽出と提案。UI
<すきなもの2>ライブ・ロックフェス
(アラバキ・サタニック・フジロック・ライジングサン)
ゲーム・コミック一気読み
原点:現場の「もどかしさ」が、開発の出発点
私のキャリアは、かつて業務用食材卸売業の情報システム部門から始まりました。地域に複数の拠点を持ち、数多くの商品を取り扱う中堅企業です。
当時の情報環境は、基幹システムからの紙の帳票が主で、情報は部門・拠点間で分断され、必要なデータへのアクセスは容易ではありません。
「この商品の最新売上は?」「あの申請書はどこ?」といった日常的な問いに、リアルタイムで答えることは困難。
情シスにはデータ抽出・加工の依頼が集中し、多くの時間とリソースが割かれていました。ビジネスの可能性を秘めたデータが活用されない現状に、私たちは構造的な課題ともどかしさを感じていました。
この状況を打開するため、私はある構想に至りました。 「社員が必要な情報に、自分自身で、迷わずアクセスできる仕組みをつくる」
そして、汎用機ベースの基幹システムとは別に、業務直結のWebアプリを開発し、情報アクセスの「核」として社内ポータル「SUCポータル」を立ち上げたのです。
現場からの具体的なフィードバックを迅速に取り入れ、改善を重ねるアジャイル的な開発手法を採用しました。
この取り組みを通じて、単にシステムを導入するだけでなく、現場との対話からITを「自分たちの道具」として使いこなす文化が根付いていくプロセスを経験しました。
ITの力で、働く環境と組織のあり方が前向きに変わる瞬間を、確かに目撃したのです。
私たちの考えるポータルの本質:情報と行動をつなぐ
現代は多様なツールが溢れ、個別の業務効率は向上しました。しかし、情報がツールごとに散在し、かえって組織全体の連携や、迅速な意思決定を阻害しているケースも少なくありません。
私たちが考えるポータルの本質は、単なる情報の「格納庫」ではありません。それは、「点在する情報資産を整理し、組織のビジョンや意思決定を、現場の一人ひとりの具体的な行動へと繋げるための『導線』となる仕組み」です。経営層が見るデータと、現場の持つ情報・ノウハウ、これらをシームレスにつなぎ、「情報が滞りなく流れる状態」をつくりだすこと。
ポータルは、探す手間をなくし、必要な情報へのアクセスを容易にすることで、社員がより価値の高い、本来集中すべき業務に時間を使えるようにします。情報が円滑に流れ、共有されることで、組織全体の対応力と変化への適応力が高まる。この「情報から行動へ」のサイクルを加速させることこそが、現代のビジネスに不可欠な力だと信じています。
オルタナティブがこのポータルに込めた哲学
私たちが提供する「社内ポータルサイト セミパッケージ」は、自身の原体験と、多くの企業様への支援を通じて培った知見・哲学を基盤としています。
それは、既成の枠に囚われず、「実際に働く現場の視点」から情報構造と業務導線を共に設計するという、あのSUCポータル開発で最も重要視したアプローチの結晶です。
私たちは、ポータル開発において以下の原則を大切にしています。
【徹底したシンプルさとアクセシビリティ】 全社員が直感的に操作でき、「まずここを見よう」と思える、迷わせないデザインと情報配置。
【情報と業務へのシームレスな導線】 情報を探すだけでなく、申請や共有、業務フローなど、次の「行動」へ自然に繋がる設計。
【現場主導で「育てる」運用性】 IT専任者でなくとも、各部門が必要な情報を更新し、ポータルを共に改善していける持続可能な仕組み。
私たちは、ポータルを単なるシステムではなく、社員が日々利用する「働くためのプラットフォーム」だと考えています。だからこそ、必要な情報へのアクセスが容易であるだけでなく、ストレスなく、気持ちよく利用できる「心地よい情報環境」をデザインすること。そして、それが組織全体の生産性と従業員エンゲージメントの向上に貢献することを目指しています。
もし、私たちの思想に共感いただけたなら...
このポータルは、「現場のもどかしさを解消し、働く人の時間と力を、もっとビジネスの推進に活かしたい」という、揺るぎない問題意識から生まれました。
もしあなたが今、ご自身の組織で「情報がどこにあるか分からない」「業務プロセスが非効率で滞りがち」「社員が探す時間で疲弊している」といった課題に直面しているとしたら。 もし、あなたが、組織の情報活用を根本から見直し、社員がよりスムーズに、前向きに働ける環境を、ITの力でつくりたいと考えているとしたら。
そうした課題意識や変革への想いを持つ方こそが、私たちの最も価値を届けたいと願うパートナーです。
このストーリーを読んで、私たちのポータル開発にかける思想に、少しでも「なるほど」、「共感できる」と感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。いつか、同じ方向を目指す皆様と、この考え方について深くお話しできる機会があれば幸いです。
Q. 「属人化」とは、どういう意味ですか?
A. 特定の人しか業務や情報が分からない状態。非効率や引き継ぎ困難の原因。ポータルで情報共有し解消します。
Q. 「ナレッジベース」とは何ですか?
A. 業務に必要な知識や情報を集めた「社内の知識データベース」。ポータルで誰もが参照でき、自己解決や効率化に役立ちます。
Q. 「業務導線」とは何ですか?
A. 業務の流れや、情報・ツールへのアクセス経路。これが不明確だと迷いが生じます。
ポータルで業務導線を整理し、スムーズな作業を可能にします。
Q. 「オンボーディング」とは何ですか?
A. 新しい社員が組織や業務に慣れるまでのプロセス。
ポータルで情報や流れを整理することで、オンボーディングを早め、新人の活躍を支援します。
Q. 「データドリブン」とは、どういうことですか?
A. データに基づいて物事を判断し、行動を決めること。ポータルで情報を可視化し、データドリブンな改善や意思決定を支援します。
Q. 「運用性」とは、システムにとってなぜ重要なのでしょうか?
A. システム導入後、日々の管理や情報更新を、専門家でなくても簡単に行える度合い。
運用性が高いと、社内でポータルを柔軟に育てていけます。
Q. 「セミオーダー」とは、具体的にどのようなものですか?
A. 完成品でなく、ゼロ開発でもない中間の提供形式。基本構造はありつつ、必要な機能だけを選んで御社に合わせます。
Q. 「情報資産」とは、何のことですか?
A. 顧客データ、マニュアル、ノウハウなど、ビジネスの価値に繋がる社内の情報すべて。
ポータルで情報資産を活用し、企業成長を加速します。
Q. 「情報サイロ」とは、どういう状態ですか?
A. 情報が部門やツールごとにバラバラに分断され、連携できていない状態。必要な情報が見つからず、非効率の原因となります。
Q. 「ソリューション」とは、どういう意味ですか?
A. お客様の課題や問題を解決するための「解決策」。
ITにおいては、システムだけでなく、それを活用する方法やサービス全体を指します。