平成29年度 入学式・始業式のご挨拶                   2017年4月

    セントルイス日本語教室は4月8日に新入学と編入の児童・生徒を迎え、新年度が始まりました。平成29年(2017年)はセントルイス日本語教室が開校してから40周年を迎えます。6名の子供達から始まった青空教室が、今ではWebster 大学の校舎にて、毎週土曜日に15のクラスで授業を行うほどの規模になりました。この40周年の節目に、当校の歴史を振り返り、これまで学校の礎を築き支えて下さった方々に感謝するとともに、楽しく安全に学校生活を送ることのできる喜びを学校全体で、お祝いしたいと思います。

5月に入りますと、すぐに運動会が開催されます。色々な種目のうち、何といっても綱引きの人気は高く、大きな声援のもと、ひとり一人の生徒が、思いっきり力を振り絞って、みんなと力を合わせて綱を引くのは圧巻です。この綱引きのように、個々の力は小さいようでいて、皆で力を合わせた時の力は計り知れないほど大きいものがあります。日本語教室では、ひとり一人の重みを尊重する教育方針を取っています。

本年度の学校の方針は あ ゆ み【あるいていこう  ゆめときぼうと  みらいにむかって 】を掲げております。私たち人間は、生まれた時は、誰も歩くことができません。両親に抱かれたり、ベビーカーに乗せてもらって、様々な所に連れて行ってもらうわけですが、1歳ぐらいになると、ようやくひとりで立ち上がり、つかまり歩きが出来るようになります。転んでは、起きることを繰り返しながら、歩く練習を重ねて、しっかりと地に足をつけて歩けるようになります。人が道を歩くということには、かならず目的があります。 日本語教室へ毎週、通うことも、学校生活の道を歩くことであり、学校生活に於ける道と言うのは、出発は入学で、目的地は卒業です。その道のりには、楽しいことばかりではなく、一休みしたい時や、ゆっくり歩きたいこともあるでしょう。道草を食うこともあるかもしれません。それで良いのです。歩み続けることに意義があると思います。本年度の方針には、未来に向って、強く、たくましく歩き続け、どんな時にも、夢と希望を持ち続けるひとであって欲しいという願いが込められています。

日本語教室は保護者のご協力と、地域の皆様のご支援によって支えられておりますが、日本語教室が地域の皆様にどのような形で貢献できるかを真摯に考えております。日本語教室は未来に向かって、絶えず、あゆみ続けて参ります。本年度もよろしくお願い申しあげます。

校長 マクレアー 典子