卒業研究ゼミナール


 

 スポ特研ゼミ 教員

大学教員
        宮本 忠吉     Tadayoshi Miyamoto                 Miyamoto@respiratorycontrol.com
中原 英博  Nakahara Hidehiro         Nakahara@respiratorycontrol.com
上田 真也    Ueda Shinya                              Ueda@respiratorycontrol.com

スポ特研ゼミの活動日



 
活動日
   毎週 火  p.m. 13:00~  (卒論ゼミ),   運動負荷テスト、動物実験
 

ゼミの概要

  • ゼミにおいては、研究全般に対する考え方や、研究や実験を行う上での心構え、大学生のうちに学んでおくべきことを教授する。
  • 研究指導は研究グループ(実験研究、調査研究)ごとに分かれて行う.
  • 研究テーマに関連する専門書,実験書,論文(日本語、英語)などを調査し,教員の指導の下で実験または調査研究を進める.
  • 定期的に,研究の進捗状況の報告と,その後の研究計画などをディスカッションして研究を推進する.
  • 優れた研究成果があるときには学会発表を行うとともに,学術論文に投稿する.

ゼミの目的・目標

  • 教員の指導の下で卒業研究のテーマを設定し,研究目的や方法などを決め,実験または調査を実際に行い,得られた成果を考察し,まとめる過程を通して,創造的な研究を行う能力を養成する。
  • 研究成果を研究会,学会,学術論文などで発表するために,優れた文章の書き方,表現法,プレゼンテーション法を修得する。
  • 独創的で創造性のある研究を教員の指導の下で遂行し,研究成果報告書や卒業論文の作成および,成果発表などを繰り返し行うことで、個人の研究スキルを向上させる。

研究室ゼミ 講義、演習プログラムの内容

大阪市の平松市長も本学ブースに訪れました


スポ特研ゼミ 講義、演習プログラム(6月~9月)


6月~9月までのゼミ到達目標

目標1: 生体システム(呼吸・循環、代謝)の計測技術の習得
目標2: 計測データの処理能力の向上
目標3: 呼吸・循環、代謝システムの解剖と機能に関する基礎知識の再確認

スポ特研ゼミ 卒業研究プログラム(10月~翌年9月)


10月~翌年5月までのゼミ到達目標

目標1: 卒論テーマの決定、実験計画案の作成 (11月中までに)
目標2: 実験研究手法の習得と実行、文献検索法のマスター 
目標3: データの収集、解析 (3月~5月中までに)

    翌年月~8月までのゼミ到達目標
目標1: データプレゼンテーションスキルの向上
目標2: 卒業論文の作成
目標3: 卒業論文の提出


スポ特研ゼミ スケジュール(4月~11月)


講義・演習
呼吸循環代謝系の連関機構に関する基礎生理学
エネルギー代謝機構について(骨格筋代謝) (4~6月) 5/16, 5/30, 6/13
            解剖と生理(筋収縮のしくみとエネルギー供給機構)
            演習(作業効率、最大酸素摂取量、無酸素性作業閾値の測定・実習)
            データ解析手法
循環調節機構について                         (7~8月)       6/27, 7/11, 7/25
            解剖と生理(動脈圧受容器反射のしくみと血圧・心拍数調節機構)
            演習(脳循環、心拍出量、血圧、心拍数(ECG, R-R間隔)の測定・実習)
            データ解析手法
呼吸調節機構について                         (9~10月) 9/26, 10/10
            解剖と生理(化学受容器反射のしくみと呼吸の化学調節機構)
            演習(分時換気量、Flow-Volume曲線、中枢及び末梢化学受容器感受性の測定・実習)
            データ解析手法
体温調節機構について                         (10~11月)
            解剖と生理(温度受容器反射のしくみと体温の中枢末梢調節機構)
            演習(深部温(鼓膜温、皮膚温)の測定・実習)→未整備
            データ解析手法

演習時における実験のプロトコールの選択

運動負荷法
            Treadmill (Land, Water)
            Leg Ergometer
            Arm Ergometer

負荷モード
            Constant負荷 Exercsie         強度 Light
            Ramp負荷 Exercise         Moderate
                                                                                Heavy

循環器系への負荷法
            下半身陰圧負荷(LBNP;LowBodyNegativePressure法)
            姿勢変化(TILT負荷)
            水浸負荷
            カフリリース

循環調節機能の測定、評価 

ゼミ1  循環 5月

● 心拍数の連続測定(心電図波形)

アナログ信号のデジタル信号処理
ノイズの少ない心電図波形を記録する方法
心電図波形からのRR間隔の読み方。 
ECGのRR間隔(RRI)から心拍数を求める。
 
周波数とは、波動や振動の周期の逆数であり、単位は「Hz ヘルツ」であらわす。
かつてはサイクル毎秒が使われていた。
 
波の周期を T (sec) とすると波の周波数 f は次のように定義される。
f = 1 / T [Hz]
ECGにおけるRRIはこの場合、Tに相当するため、
心臓の拍動の周波数 f = 1 / RRI (Hz)
 
心拍数は拍毎分であらわすため、RRIから心拍数は以下の式で求めることができる。
    心拍数 (拍/分)  = 1 / RRI (sec) x 60 (sec)
 
RRIが1秒(1000msec)の場合、心臓の拍動の周波数fは1Hz、心拍数は60拍/分として表現できる。
RRIが0.5秒(500msec)の場合、心臓の拍動の周波数fは2Hz、心拍数は120拍/分として表現できる。
 
運動開始時の心拍数応答のダイナミクスの解析を行う。
● エクセルを用いたRR間隔データの時系列化とグラフ化
 
ゼミ2   循環  6月

 皮膚の表面から、手首で最も脈拍を感じる血管である橈骨(とうこつ)動脈に圧力センサーを押し当て、血管の内圧値(内側から反発してくる力)によって血圧を測定する装置。
 皮膚や血管を傷つけることなく、脈拍一拍ごとの血圧を連続して測定できるのが特徴。
 血流の量や速度の急激な変化をとらえられるため、運動の開始直後や、経穴(ツボ)刺激直後、薬物投与直後などの、一瞬の血圧変化を明らかにすることができる。

 
● 血圧の連続測定(血圧波形)               

トノメトリー血圧測定装置を用いた血圧波形の連続記録
連続血圧波形からみた最高血圧、最低血圧、平均血圧、心拍数の求め方。
トノメトリ方式を用いた連続血圧測定の利点と方法論の限界について。
圧トランスジューサを用いた血圧連続測定の原理とデジタル信号処理の方法

 

●Polar簡易HRモニターの操作方法。

フィールド研究におけるPolar簡易HRモニターの活用
RR間隔データのPCへの取り込み方とHRデータへの変換、グラフ化

● エクセルを用いた実測RR間隔データの時系列化とグラフ化
● 光技術を用いた血圧、血流速度の連続測定 

● エクセルを用いたノイズ処理の方法

グラフ作成時における注意すべき点
データシートの作成方法
エクセルオートフィルター機能を用いた心拍数時系列データのノイズ処理の方法とグラフ作成の効率化。

ゼミ3   循環  6月

超音波(人が聞き取ることができない音)を用いて、身体の表面から心臓や各内臓器の大きさ、動き、血流速度をリアルタイムで確認できる検査装置です。生体に対して無害なため、臨床の現場では画像診断の代表的検査法として、色々な疾患の診断に用いられている。本学では、トレーニング前後の心臓や血管の大きさの比較・検証のほか、運動中や生体に刺激を与えた際に、血流速度がどのように変化するかを調べるために利用している。

心エコー図法による心形態・心機能の測定、評価

心臓の解剖
超音波断層法(Bモード法、Mモード法)を用いた、左心室壁厚と内腔の可視化。
測定、計測技術の習得
心拍出量、一回拍出量、駆出率の求め方
心形態・心機能データの評価方法

 

 




 CO2rebreathing法、アセチレンrebreathing法、 超音波ドップラー法(連続測定) 

心拍出量はFickの原理により求めることができる。
VO2 = Q x (CaO2-CvO2) または、VCO2 = Q x (CvCO2-CaCO2)
本来は、これらをinvasiveに直接測定する(direct Fick法)で求められてきた。この方法は、動脈カテーテル、新カテーテルの技法を必要とし、特に運動中においては困難であると考えられている。また、別の視野からはdye-dilution法、thermo-dilution法、impedance cardiographyなどの方法が考案されており、ある程度の信頼性が報告されているが、いずれもinvasiveであったり、運動に適さなかったり、測定が連続的に行えないなどの欠点もある。

ゼミ4 循環  7

脳血流の測定、評価

 脳循環の自己調節機能の定量評価

中大脳動脈の解剖
中大脳動脈血流速度の測定 (超音波ドップラー法)  
 
 
 

 
 


 CO 2負荷 と低酸素負荷に対する脳血流反応性の評価
 


 
 カフリリース法(大腿動脈をカフ圧(220mmHg)により止血後リリース)
 
 
 
 
 下半身陰圧負荷法(Low Body Negative Pressure;  LBNP法)

 下半身をカプセルに入れて密閉し、この中を減圧して下肢に血液をためることで、横になったまま起立時の全身の血流分布を再現できる装置。「経頭蓋ドップラー血流計」を頭部に装着することで、血流分布の急激な変化による脳の血流速度の変化を見ることができる。寝たきりの状態が、脳の循環調節機能にどのような影響を及ぼすかを調べることも可能。
 

 
  下半身陽圧負荷法(Low Body Positive Pressure ; LBPP法)




 水浸法(WI 法)
 


 脳代謝、脳循環及び心拍出量の定量評価





ゼミ5  循環 まとめ

(課題発表) 

血圧、心拍反応をもたらす生体システムの中枢及び末梢メカニズムの理解 
   
   中枢神経系 延髄の自律神経(心臓血管系)中枢の解剖と機能        
  末梢神経系 自律神経系の特徴(交感神経系、副交感神経系)          
  神経の興奮伝導、興奮の伝達 自律神経と効果器の接合部
  (迷走神経、交感神経シナプス前、後、伝達物質、受容体、細胞内伝達機構)                                                                        
  心臓の構造と機能 心拍出量(一回拍出量)の規定因子、測定方法    
  心拍数の調節 心臓拍動のリズム(反復興奮の周期)、心電図の基礎と臨床   
  血圧の調節 循環(血圧)の調節、統合 (圧反射のメカニズム)       
 Bainbridge 反射
 心拍数の調節因子のまとめ
 心移植患者の運動生理、心拍出量の規定因子


呼吸調節と代謝機能の測定評価 

ゼミ6  呼吸・代謝 

 ごく微量なサンプルから、大気中の元素の質量を精密に計測することができる。「自転車エルゴメーター(エアロバイク)」や「トレッドミル(ランニングマシン)」と組み合わせ、運動時に採取した呼気ガスを調べることで、身体のエネルギー代謝量(酸素の消費量)がわかる。運動選手のトレーニング効果を検証することもできる。

呼吸・代謝 エネルギー代謝の測定(呼気ガス採取、分析)
  • ダグラスバッグ法を用いた、歩行時(体育館)と走行時(大学外周)のエネルギー代謝測定とその評価法の実際
  • 酸素摂取量[VO2]、二酸化炭素排泄量[VCO2]、呼吸商[RQ]の求め方の基本的理解

 

         


ゼミ7  呼吸・代謝 

  • 呼吸・代謝  分時換気量の連続測定  (breath by breath法) 
    呼吸測定データの処理法の実際
  • 呼吸数、一回換気量の測定  肺機能の測定 (フローボリューム、プレッシャーフロー) 
  • 安静時や運動時の分時換気量[VE]、酸素摂取量[VO2]、二酸化炭素排泄量[VCO2]、呼吸商[RQ]の算出方法
  • ATPS;ambient temperature, pressure, saturated with water vapor
測定環境温(?℃) 大気圧(mmHg) 飽和水蒸気圧(?mmHg)
  • BTPS; body temperature, ambient pressure, saturated with water vapor
体温(37℃)   大気圧(mmHg)   飽和水蒸気圧 47mmHg
  • STPD; standard temperature, pressure , dry
0℃     1気圧(760mmHg)  乾燥状態 0mmHg

  • 測定データ(ATPS)を生体内の状態(BTPS)や標準状態(STPD)のデータへと変換するには係数(BTPS/STPDファクター)が必要。


VO2(STPD)の求め方
VCO2(STPD)の求め方
VE (BTPS)の求め方


VO2=(VI*FIO2)-(VE*FEO2)
VCO2=(VE*FECO2)-(VI*FICO2)

VI*FIN2=VE*FEN2
VI=(VE*FEN2)/FIN2
FIN2=1-(FIO2+FICO2)
FEN2=1-(FEO2+FECO2)
VI=(VE*[1-(FEO2+FECO2)])/[1-(FIO2+FICO2)]


  • 代謝双曲線の理解(死腔、気道抵抗) 
  運動負荷試験




  運動負荷試験&CO2負荷法

 CO 2負荷 と低酸素負荷法
 
 中枢化学受容体、二酸化炭素感受性の評価
 CO2再呼吸法



体温調節と呼吸調節の測定評価 


 体温調節と呼吸調節




8月10日~14日 (5日間)共同研究、実験参加
    呼吸・代謝 中枢化学受容器反射特性(高CO2)の評価(静特性、動特性) 末梢化学受容器(低O2)反射特性の評価(静特性、動特性) 
    再呼吸法(Rebreathing法)  ステップ負荷法 白色雑音法 
    呼吸・代謝 運動生理機能の測定、評価              
    ランプ運動負荷法 末梢血流量の測定、超音波ドップラー法(連続測定)、Max(運動負荷テスト)  
    自律神経機能の測定、評価 MicroNeurogramを用いた筋交感神経活動の測定 迷走神経(Heart Rate varilability; HRV)、心拍変動の周波数解析 
    圧受容器反射特性の評価  
    下半身陰圧負荷法(Low Body Negative Pressure; LBNP法)  
    下半身陽圧負荷法(Low Body positive Pressure; LBPP法)  
    水浸 (Water Immersion;WI法)  
    姿勢変化 (静水圧要因)  
    9月17日~9月26日 学会 研究成果発表

ゼミ8   呼吸・代謝
(課題発表)
血圧、心拍反応をもたらす生体システムの中枢及び末梢メカニズムの理解 
   
   中枢神経系 延髄の自律神経(心臓血管系)中枢の解剖と機能        
   末梢神経系 自律神経系の特徴(交感神経系、副交感神経系)          
   神経の興奮伝導、興奮の伝達 自律神経と効果器の接合部
  (迷走神経、交感神経シナプス前、後、伝達物質、受容体、細胞内伝達機構)                                                                         
   心臓の構造と機能 心拍出量(一回拍出量)の規定因子、測定方法     
   心拍数の調節 心臓拍動のリズム(反復興奮の周期)、心電図の基礎と臨床   
   血圧の調節 循環(血圧)の調節、統合 (圧反射のメカニズム)       

課題レポート
 Bainbridge 反射
 心拍数の調節因子のまとめ
 心移植患者の運動生理、心拍出量の規定因子

ゼミ9    呼吸・代謝  まとめ
(課題発表)
換気反応をもたらす生体システムの中枢及び末梢メカニズムの理解1 

   エネルギー代謝機構         
   基礎代謝               
   呼吸の化学調節        
ゼミ10    呼吸・代謝  まとめ
(課題発表)
換気反応をもたらす生体システムの中枢及び末梢メカニズムの理解2 

 ● 呼吸器の解剖と生理    
   ガス交換              
   換気                
 呼吸器の解剖          
喉頭について         

呼吸・循環器系のシステム生理学

ゼミ15  
圧反射系の平衡線図解析の基礎
               中枢弓、末梢弓
ゼミ 16 
圧反射系の平衡線図解析の基礎と病態への応用1
               低血圧、シャイ・ドレーガー症候群
ゼミ17  
圧反射系の平衡線図解析の基礎と病態への応用2
               起立性低血圧、出血、交感神経性節ブロック
ゼミ18  
圧反射系の平衡線図解析の基礎と病態への応用3
高血圧、心不全、運動負荷

11月18日    ゼミ19  
呼吸化学調節系の平衡線図の基礎と病態への応用1
                中枢コントローラ、末梢プラント
                COPD,心不全、運動、高強度運動、アスリート
                今年度、実験計画の打ち合わせ

11月25日    ゼミ20 
12月 2日    ゼミ21 
運動負荷試験の基礎と実際
 運動負荷試験の方法
  ステップ運動負荷
  ランプ負荷
  最大酸素摂取量
  無酸素性作業閾値(乳酸性作業閾値、換気性作業閾値)
 
12月9日    ゼミ22 
呼吸化学調節系の平衡線図解析の実際
                中枢コントローラシステムの定量評価法
  安静時、運動時(低強度、高強度)
 
12月16日    ゼミ23
呼吸化学調節系の平衡線図解析の実際
                末梢プラントシステムの定量評価法
  安静時、運動時(低強度、高強度)

● データ処理の方法
呼気ガス時系列データの処理方法の基礎と実際
  


● データ処理の方法

データを平均化し、そのデータのばらつきの度合い(偏差)を求める意味を理解する。
心拍数時系列データの平均値と標準偏差を手計算で求める。

散文図
正規分布、分散、標準偏差、標準誤差、変異係数

実際のヒトや動物を対象とした生理学実験研究においては、何点かサンプルとして測定したデータの平均値や標準偏差の値(標本平均、標本標準偏差)を用いて、母集団の分布(本当の平均値や偏差の値)を推定するという考えに立つ。すなわち、標本平均、標本標準偏差は、得られたデータは母集団の一部であり、母集団から抜き取られたデータである、という考えに基づく。 実験データを取り扱う際には、「サンプルデータ(標本)の平均値と偏差」と「母集団の平均値と偏差」の概念を区別する必要がある。

  • 母集団の分布(平均、偏差)の求め方
母平均=測定値の合計/例数
偏差平方和=(各測定値ー母平均値)^2の合計
分散=偏差平方和/例数
標準偏差=√分散
標準誤差=標準偏差/√例数
変異係数=標準偏差/平均値x100

  • 標本データ(サンプルデータ)の分布平均、偏差の求め方
標本の例数:nとするところをn-1と置き換えて計算する。
nが大きくなると次第に標本と母集団の偏差の値は近づいてく。 
標本データから、母集団の偏差を精度良く推定するためには、サンプル数をたくさん取ることが必要。 
標本平均=測定値の合計/例数
偏差平方和=(各測定値ー標本平均値)^2の合計
標本の分散=偏差平方和/(例数-1)←ここが違うだけ。
標本の標準偏差=√分散
標本の標準誤差=標準偏差/√例数
変異係数=標本標準偏差/平均値x100

  • エクセルを用いた母集団、標本データの分布平均、偏差の求め方
平均値を求めるエクセルの関数は、「=Average(○○:○○)」 
標本標準偏差を求めるエクセルの関数は、「=STDEV(○○:○○)」 
母標準偏差を求めるエクセルの関数は、 「=STDEVP(○○:○○)」

(例) 大阪府下の高校生の体重を知りたい。
     (⇒大阪府下の高校生の体重の母平均と母標準偏差を知りたい)
 大阪府下の高校生1万人の体重 データをすべて測定したというような場合、この1万人の分布を対象に考える場合などがこれに当たる。 

非現実的⇒

 そこで、標本データを利用して、母集団の分布(大阪府下の高校生の体重の母平均と母標準偏差)を推定する。そのためには、標本データをランダムに選出する操作が必要となる。
 大阪府下にある高校をいくつかランダムに選出し、さらにその高校に在学している生徒をランダムに選出した後、生徒の体重データ(標本平均と標本標準偏差)を測定する。(⇒選出された高校の生徒の体重の平均と標準偏差を調べる)
 
 
アンプの最大の使命: 入力信号を忠実に増幅できること。

理想のアンプとは、
  • 十分な周波数帯域を持っている。
  • アンプ自身がノイズを発生しない。
  • 波形ひずみがない。
  • 温度や経時変化に対して安定。
詳細は以下参照
必ずアンプはノイズを発生します。アンプのノイズがどれくらい影響するものなのか?

アンプの入力換算雑音レベルが信号入力レベル以上であれば、信号はアンプ自身の発生するノイズに埋もれてしまいます。
微少信号を増幅する場合は、特に入力換算雑音レベルと信号入力レベルの比が重要になる。

増幅したい信号のレベル
信号のレベルが極端に小さいため、アンプを数段使用して、利得を設定する場合があります。この時、初段のアンプで発生したノイズは、後段で増幅されるため、初段には特に低雑音タイプのアンプを使用します。

信号の周波数範囲
周波数の下限は直流から必要か? 上限の周波数は?
帯域の広いアンプは高速応答し、波形の立ち上がりが忠実です。しかし、帯域が広いアンプというのは、ノイズも多くなりますので、必ずしも帯域が広ければいいというものではありません。

利得の切換え
利得は、固定タイプと切換えタイプがあります。利得を変化させる用途には、切換えタイプを選択します。

入力・出力のインピーダンス
低周波のアンプの理想は、十分に高い入力インピーダンス、低い出力インピーダンスです。

入力モード
通常は片線接地ですが、接続される入力信号がグラウンドから電位 (同相ノイズ) を有している場合には、差動入力が有効です。差動入力タイプのアンプを使うと、その電位がキャンセルされます。
差動入力のアンプを選択する際は、同相入力の信号除去能力 (CMRR) が十分大きく、安定していることがポイントとなります。

その他
最大出力電圧、出力ノイズ、出力オフセット、オフセットドリフト、ひずみ、形状、電源、消費電力なども考慮する必要があります。 
 



ゼミの進め方と参加者の心構え

 

卒業研究は大学生にとっては必要不可欠な教育です。卒業研究では、研究室に配属され、指導教員のもとで実験を行ったり、物を作ったりと、研究スキルを伸ばす上で、一番実践力が身に付きます。 引き続き研究を続けたい人やより高度で専門的、学術的な研究を行いたい人、研究開発者を目指す人は、大学院進学を勧めます。 

 

本ゼミでは、以下の内容に関する講義、演習、実習プログラムを準備しています。これらの学習を通じて、卒業研究を自らの力で実施する上で必要な基礎力を養います。

 

1. 生体システムの計測技術の習得

2.生体反応の時系列データを効率よく処理するために必要なエクセルの活用法の学習。数値データ処理に必要なプログラミングの基礎学習

3.呼吸・循環、代謝システムの解剖と生理に関する基礎知識の確立

 

独創性のある研究を行うには、ある程度の「ものづくり」の力が必要となります。本ゼミでは、電気電子工作や機械工作の課題を通じて、その基本的な技術を学ぶ機会を設けたいと考えています。 個人研究、グループ研究に関係なく、実験には原則、全員参加すること。研究の内容によっては、時間外活動もあり得ますので、そのような認識を常に持っておいてください。

 

 

卒業研究テーマの決定→卒業研究の実施→卒業論文の提出

 

     循環調節に関する研究

     呼吸(代謝)調節に関する研究

 

研究テーマ別にチームを編成し、グループ毎で相談の上、年次計画を立てます。

評価


卒業研究に関する評価

 

卒業研究への取組み姿勢と成果(日頃の実験や調査研究,成果のとりまとめや発表,などに対する熱意や成績など)と、提出された卒業論文の内容を学科教育目標を踏まえて評価する(**点満点).また,卒論発表会における成果発表とプレゼンテーションの能力を評価する。


研究スキルに関する評価、到達目標
  • 課題の内容を認識・確認することができる。
  • 仮説を組み立てて実験することができる。
  • 当該の研究が国内外でどのレベルで行われているかを理解することができる。
  • 研究の最終目的に関し、適切に研究計画を立て、実行することができる。
  • 生体反応を正確に計測、記録する技術を有し、かつ、コンピュータを用いて、得られた時系列データを効率よく処理できる。
  • 研究態度が独創的、革新的である。
  •  研究の経過報告書等に関し明晰で目的にかなう文書が書ける。
  • 大学内外の広い範囲で、指導教員、同僚と伴に良好な研究関係を維持できる。
  • 自らの研究スキルや経験、当該分野におけるその研究の重要性や貢献できる内容を、誰にでもわかりやすくアピールすることができる。
『インフォームド・コンセント』とは
 この言葉は「説明を受けたうえの同意」と訳されています。治療方法の選択や、新薬の治験への参加依頼、研究への協力参加依頼などで行われます。
 インフォームド・コンセントは医者やメディカルコーディネーターの説明を受け手が十分に理解し、納得し、同意して初めて成り立つものです。説明者は目的や方法、予想される効果や起こりうる不利益の可能性、参加した場合の権利等について受け手にわかりやすいように説明します。受け手はわからないことについて質問し、十分に理解したうえで、同意するかしないかを自分の意志で決定することが重要です。
 研究プロジェクトに被験者として参加する場合、研究を遂行する代表者らが研究概要を記した書類等を用いて説明を行います。わからないことは何でも聞いてください。またプロジェクトへの協力に同意するかしないかは本人の自由な意思によるもので、同意しない場合でもそれによって不利益を受けることはいっさいありません。また一度同意しても後から撤回することも自由です。


教育の達成目標
 
・学部教育
    要素の記憶よりも要素から統合的に生体機能を理解できることを達成目標とする。
 
・大学院教育
    システム生理学的アプローチを修得することを達成目標とする。
    運動時の呼吸・循環動態を定量的に理解できることを達成目標とする。

教育内容に関する目標
 
学部教育科目の授業内容に関する目標の明確化
呼吸
○ 呼吸器の解剖と生理機能が説明できる。
○ 代謝双曲線(metabolic hyperbola)の概念が説明できる。
○ 呼吸調節の機序が説明できる。
循環
○ 心機能曲線と心拍出量の調節機序が説明できる。
○ 主な臓器の循環調節が説明できる。
○ 血圧調節の機序が説明できる。
運動生理
○ 運動時の呼吸調節の機序が説明できる。
○ 運動時の血圧調節の機序が説明できる。
○ 運動時の呼吸循環代謝系の連関機構が説明できる。

大学院共通教育の授業内容に関する目標の明確化
○ システム生理学の理論が理解できる。
○ 呼吸・循環機能の制御理論が理解できる。
○ フィードバックシステムの解析方法が理解できる。
○ 呼吸・循環制御機構の再建方法が理解できる。
 
大学院専門教育の内容に関する目標の明確化
○ 呼吸調節機能の定量的な評価方法が理解できる。
○ 呼吸制御機構が理解できる。
○ 心機能の定量的な評価方法が理解できる。
○ 前負荷、後負荷の心拍出量に与える影響が理解できる。
○ 血圧制御機構が理解できる。

教育方法及び成績評価面での取組に関する目標の明確化
○ 開講時に学生に対して、インフォームドコンセントを得る。
○ 授業内容・成績評価法について十分な説明を行い、学生の納得を得る。
○ マルチメディア教材を用いた呼吸・循環制御学教育を行う。
○ 動機付けを目的とした教育においては、口演よりも実演を重視する。
○ コンピュータシュミレーションにより定量的考察力を育成する。
○ 人体生理学を重視した教育の実践


レポート(報告書)と論文の違いについて

 

レポートに関する評価のポイント

授業で紹介された基本的な論点(課題)を、各人が自らどのように学習し解釈したかを、読み手(レポートの提出者等)に対して、うまく伝わるように、文章(図表、挿絵等を交えてもよい)を用いて、明快に表現することができているか否か。

 

 

論文に関する評価のポイント

レポートとの大きな違いは、論文では、何より学問分野における斬新さ(新規性)やオリジナリティ(=独創性)が必要。重要な評価ポイントは、以下に示した通りである。作成レポートに比べて論文の方が科学的な分析(統計)と記述(図表)の量が多く、より細やかで洗練された議論が求められる。

 

  

研究の新規性 (Novelty)と独創性 (Originality)
OriginalityおよびNoveltyは、科学雑誌の査読で一番評価が先に来るものであり、科学情報としては最高の価値を持つ。
研究の重要性 (Impact)
Impactは、その研究の学問分野における価値や与える影響の大きさで決まる。
方法論の妥当性 (Validity of methodology)
結論に至る過程および仮説の検証において、統計的手法をはじめ、適切な方法論(研究アプローチ)が用いられているかどうかが問われる。


 

ノーベル賞受賞論文 について

研究論文は、上記の評価基準をどの程度満たしているか、投稿する学術雑誌のレベルに応じて、その質(レベル)が判断される。最終的には、学術雑誌において査読がなされ、掲載されるか否か評価(受理、却下)が下される。ノーベル賞受賞論文においては、上記の条件がすべて満たされている人類史上最高の評価を得た研究といえる


備考

人を動かす「文章術」


マジックワード
    技術、法則、17歳、35歳などの年齢、教科書、ルール、夢、力、7,10などの数字
    法、絶対、バカ、運、勝つ、デキる、脳、成功、勉強、?、東京大学、やさしい、常識

改行・スペース・括弧の共通項は「強調」の役割

「」 主に本文で強調したい部分と会話体で使用
『』 作品名に使用
() 書き手の内面描写や補足分、できるかぎり使わない
【】 見出しに使用、基本的に本文では使わない

前向きになれる便利な言葉一覧

あ:    愛、諦めない、遊ぶ、熱い、篤い、有り難い、ありがとう、有る、安心、安全、
        一緒に、挑む、宇宙、海、運、エコ、縁、美味しい、御陰様、お蔭で、思い、想い

か:    科学、確実、拡大、風、仮設、勝つ、可能性、感謝、絆、気遣い、気持ち、
           空気、具体的に、敬意、堅実、光栄、広大、心、心配り、志

さ:   
幸い、軸、持続、慈悲、自由、芯、新鮮、素敵、成功、誠心誠意、世界、
            0(ゼロ)、センス、戦略、空

た:   大河、大局、太陽、太陽、高い、助け合い、例えば、楽しい、愉しい、探究、
            緻密、チャレンジ、出会い、透明、富、共に

な:   波、日本、人情、温もり、ねばり

は:   発見、早い、速い、晴れ、反省、光、一つ、広がり、振り返る、平和、勉強、
            ポジティブ、褒める、誉める、ボランティア、本音

ま:   前向きに、マクロ、真心、ミクロ、未来、みんな、恵み、物語

や:   優しい、やすらぎ、山、やりぬく、融合、豊か、喜び、慶び、悦び

ら:   ラッキー、冷静、論理、
   
わ:   分かち合い、私たち



 社会人基礎力について


(参考:有本章, 北垣郁雄 編(2006). 大学力-真の大学改革のために. ミネルヴァ書房)