各自が興味を持った事象を社会心理学の視点から検討していきます。
【過去の主な卒業研究のテーマ】
広告の効果(POP、BGM、同調)、思考(ぼーっとすることとひらめきの関連)、コミュニケーション(SNS疲れ、SNS上での自己開示、アカウント使い分け、既読・未読無視への非寛容性、香りとパーソナルスペースの関連、視線とうなずきの効果)、ステレオタイプ(アニメと犯罪の関連、イケメンステレオタイプ、体型と顔の美人度)、ファッション(洋服と見せたい自分像の関連、靴・部屋と性格の関連)、社会的態度(不登校に対する認識、浮気観、特別養子縁組制度)、音楽認知(音楽の類似性認知)
4回生 前期 『卒業研究のテーマを深め、研究活動に入る』
各自のテーマに関連した文献及び研究計画の報告を行います。
まずは、研究課題と仮説を固め、研究に用いる具体的な材料(質問紙、実験刺激)の作成、実験・調査の実施へと進んでいきます。
卒業論文の序論・方法を春学期中に第1稿を完成させます。
4回生 後期 『卒業研究のデータ分析と論文執筆を行う』
実験・調査の実施が第1の課題です。10月末には、データ収集を完了し、分析作業に入ることが求められます。
11月中旬には、卒業論文の結果・考察を書き上げて、12月の〆切まで推敲して提出することを目指します。
4回生まで同じゼミに所属します。
3回生 前期『研究の流れを体験で学ぶ』
3~4人のグループ毎に興味のある研究課題を設定して、実際に実験や調査を行ないます。
情報収集、実験調査の準備と実施、分析結果のプレゼンテーションという一連の研究活動を体験することで、研究の進め方を実践的に学んでいきます。
3回生 後期『卒業研究のテーマを決定する』
文献や研究計画に関する発表を行っていきます。
最大の課題は、卒業研究のテーマの決定です。学期中に仮説や研究方法の案をまとめるところまで行きたいと考えています。
ゼミ期間の前半は、他者から受ける影響力に関する書籍を輪読し、対人関係や集団から受ける心理的影響について学んでいます。
また、本の内容と関連する新聞や雑誌の記事などを探して報告し、全員で分析・議論する回を輪読の合間に挟むことで、人と社会について社会心理学の視点から分析できる力を養っています。
なお、ゼミ後半では、社会心理学の様々な研究領域を紹介したテキストを読んでいきます。
各自、担当章についてパワーポイントでプレゼンテーションし、全員で議論します。そのなかで、各自が興味の持てる「テーマ」を見つけもらえればと思っています。
本ゼミの特徴の1つですが、プレゼン能力の育成にも力を入れています。