UC Davisでの留学を終えて

一二三　晴也（2018年度入学生）

薬学部創薬科学科

参加理由

私は今回のカリフォルニア大学デービス校（University of California, Davis : UC Davis）での留学プログラムに参加するまで、海外に行ったことがありませんでした。しかし薬学部創薬科学科に在籍し、将来、創薬研究に携わりたいと強く思う私は、アメリカに大きな関心を持っていました。アメリカで活躍したいとも考えています。なぜならアメリカは創薬研究において世界をリードしているからです。そこで、今回約１カ月間というプログラムは初めての留学には適切だと感じ、また薬学部生にとって１回生のこの時期を逃すと留学する時間を確保するのが難しいことと、なるべく経験を積むには早いに越したことはないと思ったこともあり、参加を決意しました。

留学前の心境

まず初めに誰もが不安に思うことは、英語でのコミュニケーションではないでしょうか？誰もが「自分の英語力で適切な会話ができるのか？」という不安を抱くと思います。私もその一人でした。普段の授業等で、英語での会話やプレゼンをすることはありましたが、実際にアメリカでネイティブと日常的に会話することを想像すると、少し不安でした。「自分の言いたい事をきちんと伝えられるか？」「相手の言っている事をきちんと理解できるか？」が不安でした。

出国前から意欲的に活動！研究室見学等のアポイントをとる！

しかし、不安な事以上に楽しみな事もたくさんありました。これから出会う多くの人たち、UCDのキャンパス、アメリカンな食事、多くの観光地などに本当に期待を膨らませていました。また留学前に様々な活動をしました。私は１回生でしたが、リーダーをやらせてもらっていたので意欲的に活動しました。自分の関心のあることについてリサーチを深めたり、興味のあるUCDの研究室を見学させてもらうために、そこの教授に自前に連絡を取りアポイントを取ったりしました。自分の力で本当にアポイントを取ることに成功したので、とても達成感がありました。私は研究室の見学以外でも、何人かの教授と連絡を取る機会があったのですが、皆さんとても親切でした。学期末のテストなどの勉強と並行して活動していたのでとても大変でしたが、本当に充実していました。アメリカでの一カ月間全力で過ごそうという意気込みでした。特に英語の勉強に力を入れようと思っていました。

留学中の心境

一番大事なのは伝えようとする気持！

　意外だったのが出国前に不安だった言葉の問題は、自分が思っていたよりも軽かったことです。初日からUCDの学生やホストマザーと会話を楽しめました。自分の英語に自信をもって積極的に話かけることが大事だと感じました。一番大事なのは伝えようとする気持です。海外が初めての私にとっては毎日の何気ない生活もとても新鮮でした。毎日色んなところに行ってみたり、色んな人と話してみたりしました。とにかく多くの経験をしようと考えていました。

短期留学だからこそ、机での勉強以外にも、世界を見る経験を！

あまり声を大にして言えない事なのですが、私なりに考えて行動したことなので正直に述べようと思います。実際に授業が始まり、課題などで忙しくなってきたころでした。当初は勉強に重点を置こうと思っていたのですが、実際にアメリカに行ってみて私の考えは大きく変化しました。短い１カ月の間で、私はよりアメリカという国を知りたくなりました。机で勉強するよりもネイティブと会話したり、UCDの学生の友達を作ったり、パーティーを楽しんだり、研究室見学をしたり、多くの場所に自力で行ってみるなどのアメリカ滞在中にしかできない様々な経験をした方が今後の私のためになると感じました。１カ月は短いです。本当にあっという間でした。課題に時間を割く勉強以外にも、色んな世界を見た方がいいと思います。もしも長期留学なら間違いなく勉学に重点を置くべきだと思います。勘違いして欲しくないのが、私は短期留学なら遊べと勧めているのではありません。限られた時間の中でどこにフォーカスを当てるのかを考えて欲しいということです。どれも中途半端で終わるのはもったいないと思います。

留学後の心境

素晴らしい出会い！英語と化学の勉強に対するモチベーションの向上！

　私は１カ月間を全力で楽しみ尽くしたと思います。楽しかった事だけでなく、辛かった事も含め本当に多くの経験をしました。アメリカ人はもちろん、様々な国の人、日本人含め本当に多くの人と出会えました。留学中に支え合った日本人の友達とは、今後も付き合っていくと思います。この留学のおかげで本当に良い友達に出会えました。日本人との出会いも留学の良いところなのかもしれません。本当に充実した留学生活でした。自分のやりたい事は全部やりきりました。この留学を終えてアメリカという国について少し理解できたと思います。そして今、私は将来アメリカで活躍したいと、より一層思うようになりました。英語と化学の勉強に対するモチベーションがとても高まりました。また、アメリカに戻ってお世話になった多くの方達に会いにいきたいです。