岩手県 岩泉町議会報告:会議録
ーーー岩泉町議会平成29年第1回定例会(一般質問)
今年から全国の県議会及び市町村議会議員の皆様に、私たち障がい者の社会貢献活動についてご理解

ご指導をいただきたく情報提供をさせていただいています。岩泉町議会に於いての議会会議録をご案内致します。


平成29年第1回定例会 3月3日 三田地久志議員発言(抜粋)

三田地久志議員
 次に、2つ目に無水掘工法の導入についてです。昨年8月30日の台風10号豪雨災害は、甚大な被害を町全域に及ぼしました。破壊と言ってもよいのではないかというくらいの被害でありました。その中で、町長を先頭に職員の皆さんは、被災からの復旧・復興のために日夜すばらしい努力の結果、復旧予算はほぼ確保できたことに敬意を表するものであります。復興計画も示され、今後復旧工事が進められていくものと思われます。
 さて、そこで提案する無水工法、のり面や急斜面などに水を使わず、穴をあけ、アンカーを入れることで崩落を防ぐ山岳地向けの工法は新技術であり、急斜面や崖の補強、くいを打ち込む土砂災害防止工事に用いられるものです。国土交通省がさらなる行政コストの縮減を見込める技術として採用しているものですが、主に西日本の国道で採用した結果、21%の縮減効果があったとのことです。今後、急傾斜地の多い日本ではこの技術が主流になっていくものと思われます。工事コストの縮減はもちろん、維持管理コスト及び社会コストの低減と、いいことづくめであります。そこで、急傾斜地で危険個所が多い岩泉町でも採用の可能性があればと思い、提言します。予算的に工事ができない箇所も、この工法により可能性ができるのではないかと思われますので、その可能性について研究していただきたいと思います。
 この工法で、さらに特筆すべきことは、この技術が使われた場合、施工業者から工事費の3%の特許料がNPO法人NETIS、ニューテクノロジー何とかというところなのですが、その新技術活用協働機構に支払われて、障がい者の報酬となるとのことです。ちなみに、岩手県障がい者就労継続支援B型事業所の平成27年度の月平均賃金は1万8,713円で、時給に換算すると208円でした。この改善にも役立つものと思われます。今までにない公共工事の縮減と同時に福祉の分野への効果もある無水工法の導入について町長の所見を伺います。

伊達勝身町長
 次に、無水
工法の導入についてでございます。この工法は、議員ご案内のようにのり面工法のロックボルトの削孔システムでありまして、削孔に水を使用しない工法であると伺っております。他の工法に比べましても施工性にすぐれ、品質の確保や安全性も確保できる、また経済性でも有利なものであると考えられるわけであります。しかしながら、大口径や長尺には対応できないという欠点もあるようではございますので、のり面の地山の地盤状況等を調査した上で、工法の選択肢の一つとして比較検討してまいりたいと考えているところであります。
さらに、この工法の工法選択が障がい福祉分野へ役立つということでございますので、検討の 余地は大いにあるものと考えております。今回の台風10号豪雨災害の復旧事業にはこのロックボ ルトでの復旧工事はございませんけれども、今後急傾斜地での施工などが生じる際には、ぜひ本工法の選択肢の一つとして、導入をするための比較検討をしてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。

三田地久志議員
 次に、無水
工法の導入について移らせていただきますが、大阪府のある建設業者の社長さんが開発した工法なのだそうですが、自身のご子息が障がい者でどうするかと考えたときに、自分の特許をこのNPO法人のほうに移管して、そこに障がい者を採用し、その障がい者が各地区というか、各自治体の発注した工事をインターネットで検索して、無水掘工法に変換できそうであれば施工業者あるいはコンサルタントにアクセスをして、変換できたらば3%頂戴するというような事業なのだそうでございます。
 これのすばらしいところは給与になるというふうに書きましたが、さらにすばらしいのは7億5,000万円の税金をその障がい者の皆さんが賃金の中から今までに払ったそうでございます。今まで障がい者の方はどちらかというと受け身ばかりだったのですが、所得があって、しかも納税者にもなるというようなことでございますので、岩泉町はこれからインフラがまだまだ山の中に入っていくと危険だなというところが、箇所がありますので、ぜひこの工法を参考にしていただいて、岩泉でやれる場所はできるだけこの無水
工法を導入していただきたいと思います。
 ちなみに、大阪では100%この無水
工法でやっているそうでございますので、その辺もネット検索すれば出てくるようでございますから、課長を初め職員の皆さん、担当課の皆さんは、あるいは保健福祉課でも障がい者対策の部分では有効な手段になると思われますので、ぜひ岩泉町でも導入できる部分あるいは近隣の市町村にこういう工法があるそうだというふうなことも含めて、岩泉町が先頭に立って導入していただいて、障がい者のための賃金確保のためにも努力をしていただければ、お願いをいたしまして、終わります。

以下原文記載