2024年が始まり早いもので1か月が経ち、2学期の定期試験も終わり、学院ではさまざまなイベントが行われ活気にあふれる日々が続いています。先日は、NY州 Katonah にあるボーディングスクール The Harvey School の生徒たちが文化交流プログラムの一環で学院を訪れました。The Harvey School の生徒と学院生がペアになり茶道、書道、剣道など、日本の伝統的なアクティビティを通して交流しました。尚、4月には、学院生が The Harvey School を訪れ、キャンパス内のスケートリンクでのアイススケートや、アートスタジオでの作品制作、ドッジボールなどで更に親睦を深める予定です。この文化交流活動は、毎年、NJ州の PCTI (Passaic County Technical Institute) とNY州の The Harvey School との協力により実現しています。このプログラムは、異なる背景を持つ生徒たちがお互いに理解を深め、友情を育む素晴らしい機会となっています。
3月末に行われる“オープンハウス”にはすでにたくさんの方にお申込みを頂いており、誠にありがとうございます。お申込みがまだの方は、学院を体験して頂くまたとない機会です。多くの方のご参加をお待ちしております。以下より参加お申込みください。
【オープンハウスのご案内】
会場:慶應義塾ニューヨーク学院
日時:2024年3月30日(土)
午前9時~ 説明会受付
午前9時30分~午前11時00分 学院説明会
午前11時~午後4時 ダイニングホールで昼食及び生徒によるキャンパスツアー、模擬授業と展示、生徒による運動部や文化部の紹介など。模擬授業と展示、生徒による運動部や文化部の紹介は、途中からでもご参加いただけます。
オープンハウスの詳細はこちら(日本語)
往復送迎、宿泊プランはこちら(日本語)
今月の特集は、2月14日に開催された Fukuzawa Speech Day についてご報告いたします。慶應義塾は 1858 年、福澤諭吉が江戸に開いた蘭学塾から始まりました。慶應義塾コミュニティでは、福澤先生の生誕日を祝い、命日には法要を行うなど、福澤先生の精神は、創立から160 年を超えた現在も息づいています。ニューヨーク学院でも、Speech を初めて“演説”と訳した先生を偲び、毎年2月に Fukuzawa Speech Day を開催しています。
本学院の教育理念を象徴するイベントの一つである Fukuzawa Speech Day は、学院のスピーカーズ・ホールを舞台に、全学年を対象に行われます。演説の重要性を説いた福澤諭吉の精神に則り、本イベントを通じて日本人が苦手とされるクリティカルシンキングや、他者に対して堂々と意見を伝える素養を育んでいきます。
本年は、学内選考を突破した13組が教員と生徒が見守る中、スピーチを行いました。毎年、生徒の半数が英語、残りの半数が日本語でスピーチを行います。学院の教育理念である、「日英バイリンガル、日米慶應のトライカルチャー」の精神を実践しています。
また、生徒自身が選んだテーマも多岐にわたります。日本出身の10年生と中国出身の11年生の二人はペアを組んで、「学年の壁 (Grade Barrier)」をテーマにスピーチを行いました。学内のさまざまなイベントや部活動で交流する機会を持つことで、学年の壁を超えて友情を培うことができると主張しました。二人は、バイオリンのビギナークラスで出会い意気投合。今回の Fukuzawa Speech Day にペアで参加を決めました。多くの生徒と教職員の前で、堂々と自分たちの意見を伝えていました。
このイベントを主幹するのは、国語科主任の泉 美穂先生です。Creative Workshop (文芸部) の顧問も務めており、文芸部では小論文コンテストに参加したり、学校新聞(Keio Journal)の制作にも携わっています。泉先生の専門は日本文学で、野球や芸術をこよなく愛する、生徒思いで人望が厚い先生です。学院では、さまざまなバックグラウンドを持つ生徒と教職員が、日々互いに自律しながらも密接に関わり合うことで、国際性豊かな校風をつくっています。
2月24日にスピーカーズ・ホールで行われるProfessor Susan Napierの講義がいよいよ来週末に迫りました。ご参加にはお申込みが必要となりますので、ウェブサイトからお申込みください。ご登録後、改めてレセプションのご案内をお送りいたします。
Omnibus "Tricultural" Lecture Series - Keio Academy
【オムニバスレクチャーシリーズ: 2023-2024年度 第2回目】
2月24日(土)午後1時から 学院スピーカーズ・ホール
講師 Professor Susan Napier
タイトル: How Do You Live Meets The Boy and the Heron
今年度は、図書室と同じくキャンパスライフに深く関わるダイニングホールの環境設備を目的とした年次募金キャンペーンをいたします。1990年に竣工して以来、食事や食事を通して友達や教員達と語らうことは生徒の生活において重要な役割を果たしてきました。主に空調設備を整備するほか、一日三回の食事だけでなく、勉強をしたり休憩をしたり読書をしたり友達と語らうなどしながら、飲み物だけを楽しめるようなカフェスペースを設置するなどして、さらに生徒の生活環境を拡充し、保護者を初めコミュニティの皆様にもイベントなどで活用していただける場所になるよう改善していく計画です。ぜひ皆様にご理解いただきご支援をお願いいたします。
Fundraiser for Dining (Matsushita) Hall
まだまだ寒さが続きますので、どうぞ健やかにお過ごしください。
慶應義塾ニューヨーク学院
Keio Academy of New York
3 College Rd, Purchase, NY 10577, USA
Tel) +1-914-694-4825(代表)
Fax) +1-914-694-4830
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