2018年9月3日

失敗しないシステム導入】

~質の高い提案を受けるためには(後編)~


前回(2018/7/17)引き続き、ベンダに本気になってもらい、最適な人材を投入してもらうためのポイントをご説明します。

 

3. プロジェクトの位置付けを明確にする

大規模プロジェクトをいくつかのフェーズに分割して発注する場合、もしくは大規模プロジェクトの前段として事前調査を発注する場合など、ひとつの案件として見ると、小規模に見えてしまうことがあります。発注側からすると大規模プロジェクトに適した人材を投入してもらいたいのに、プロジェクトの位置づけがベンダにうまく伝わらずに、適切な人材が投入されないことがあります。


このような事態を防ぐためには、ベンダにプロジェクトの位置づけを理解してもらう必要があります。RFPには「主旨(目的、背景、狙い)」という項目があります。ここにプロジェクトの位置づけを記載します。フェーズに分割して発注する場合にはフェーズの全体像を、大規模プロジェクトの前段として事前調査を発注する場合に後続の大規模プロジェクトの概要を記載します。RFP説明会などRFPをベンダに説明する際に、プロジェクトの位置づけを説明し、大規模プロジェクトに適した人材を投入してもらうよう依頼します。こうすることで大規模プロジェクトに適した人材を投入してもらうことができます。

4. こまめにコミュニケーションをとる

提案書の提出期限に提案書を受け取り、いざ蓋を開けて中身を見てみたら、適切なスキル、経歴を持った人材がアサインされていなかったということがあります。一旦、提案書に記載された体制を変えてもらうことは簡単ではありません。提案内容は良いのに、適切な人材が投入されていないため、落選とせざるを得ないということがあります。


このような事態を防ぐためには、こまめにベンダとコミュニケーションを取り、どのような人材を投入しているかを提案書提出期限の前から把握しておく必要があります。適切な人材が投入されていないようでしたら、前述したプロジェクトの位置づけを再度伝えるとともに、適切な人材が投入されているか否か、提案採否の大きなポイントとなることを伝え、アサインを見直してもらいます。こうすることで最適な人材を確実に投入してもらえます。


2回にわたってご説明したポイントを意識していただくことで、ベンダに本気になってもらい、最適な人材を投入してもらうことができるようになります。


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▶関連コラム │ 質の高い提案を受けるためには(前編)(2018/7/17



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