JAL(JL)は、株式会社ispace、株式会社JALエンジニアリング(JALEC)、株式会社JALUXと、「将来の月面における持続的な活動を支える輸送システムおよび基盤の構築」を目指し、協業に向けた基本合意書を締結した。
今回、新たにJALグループの商社であるJALUXが加わり、4社体制で地球と月を結ぶ新たな経済圏「シスルナ経済圏」の構築に向け、検討を加速させる。
月面では今後、輸送・探査・居住といったさまざまな活動が本格化すると想定されており、ispaceは持続可能なシスルナ経済圏の構築をビジョンに掲げている。JLは、「航空と同じ世界を、宇宙に」というビジョンの下、これまで70年にわたる航空輸送の歴史において「安全・安心な空の移動」を切り拓いてきた経験を宇宙輸送にも展開し、宇宙への定期的な人流・物流を生み出す持続可能な世界の創造に挑戦していく。
これまでJLは、月面探査レースGoogle Lunar XPRIZEに参加したチーム「HAKUTO」や、日本初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」にコーポレートパートナーとして参画し、ispaceのランダー(月着陸船)部品やローバー(月面探査車)の航空輸送をはじめ、JALECによる燃料配管の溶接や組立・試験など技術面での支援を行ってきた。今後は、本基本合意に基づき、ispaceのランダーやその関連設備に対し、JLとJALECが航空分野で培った整備技術や航空管制、運航管理などの知見を活用し、将来の月面生活圏および輸送機の高頻度な離着陸を支えるシステム・基盤構築の共創を進めていく。