キャセイ(CX)は、「企業向けSAF(持続可能な航空燃料)プログラム」に、航空貨物業界より新たなメンバーとして欧州大手貨物輸送事業者、DBシェンカーが参加することを発表した。DBシェンカーは二酸化炭素排出量削減の取り組みとして878トンのSAF購入を確約することで、本プログラム最大の貢献者となる。
「企業向けSAFプログラム」は、気候変動対策への取り組みとして2022年に設立。本プログラムの会員は、香港国際空港および就航地の空港からCXやキャセイカーゴのフライトに使用するSAFを購入することができる。DBシェンカーは2020年より輸送量の一部にSAFを利用しており、本プログラムに参加することにより更に明確に航空貨物事業による気候変動対策へのコミットメントを示した。
キャセイカーゴ取締役のトム・オーウェン氏は、「DBシェンカーをキャセイの企業向けSAFプログラムの新たなメンバー、またこれまでで最大の貢献者として迎えることができ大変喜ばしく、航空貨物業界をリードする企業からこのような規模のサポートをいただき、航空業界の脱炭素化に向けて共に取り組んでいけることを大変嬉しく思います。従来のジェット燃料を持続可能な航空燃料に置き換えるというDBシェンカーのコミットメントは、2,600トン以上のCO2排出量を削減することに相当します。このパートナーシップは、より持続可能な航空貨物産業という目標に一歩ずつ近づいていく『Greener Together』の協力精神を象徴するものです」とコメントしている。