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自己紹介 Profile

通信分野

1985-99年 NTT (電話交換機技術、設備投資、マルチメディア事業開発など)

電話技術者、ソフト開発、設備投資、マルチメディア事業開発。

技術者として最初の仕事はISMというISDNを提供する交換機の日本で=世界で最初の導入。交換機の制御系アーキテクチャ(計算機とソフト)は当時の学生上がりが見ても、すでに時代遅れでした。

米国サンディエゴに留学。

京都で設備投資担当。同志社で臨時講師。いよいよ電話時代(距離時間制課金)の終焉を感じはじめる。Economistの通信産業特集記事"Death of distance"(1990)に触発される。

マルチメディアでは、シリコングラフィックス、アップル、サン、マイクロソフトなどなどAccidentalEmpriresを目の当たりにして、シリコングラフィックスと共同プロジェクト。

Death of distance(距離の死)で指摘された通信のディジタル化と国際競争による変革が通信のコスト低減の形で市場や社会にもたらされない日本の失われた10年。

1999-2002年 東京めたりっく通信(設立。創設者、常務、副社長。代表取締役) ADSLの日本への初導入

ア クセスネットワークと価格・速度における通信の遅れが日本のIT産業とサービス産業(効率化)の進歩を遅くして いる。米国・当時の韓国に追いつかねば失われた20年になってしまう。打破せねば、という信念は達成。インフラや情報テクノロジーが出来たので、同じサービスでも通信から、より付加価値の高い” 人”の分野へ。プロフェッショナル・キャリアの再設 計や、能力を開発するお手伝いをするビジネスを指向して脳科学へ。

  • 1999年 真のパイオニアで見通しなどなく信念で突き進むのみ。 12月24日に日本で初のADSL回線を東京めたりっくが開通。
  • 2000年 徹夜、不帰家。
  • 2001年 苦労。
  • 2001年6月にソフトバンクの孫社長に買収していただき、翌年はじめまで、ソフトバンクBBTの法人技術本部長も兼務。

パブリックコメント

メディアでたくさん取り上げていただきました。以下いまでもアップされている記事です。ごく一部。

*報道

* 英語誌

* インタビュー

2002年 日本シエナ株式会社(代表取締役社長)

銅線の次は光ファイバーを超大容量伝送DWDM。もとライバルのeAccessに大変お世話になりました。

グローバルオペレーション、管理は集中しても、営業は地域に任せたらよいのでは。

2003年 UTStarcomジャパン(General Manager of Engineering)

モバイルもIP化です。技術の優位性はチップの中へ。次世代が楽しみです。

脳科学分野

2002年 前頭連合野と認知機能のプロジェクト開始

プロジェクトの成果を踏まえ創業。

2003年 プレフロンティア株式会社(現コグメド・ジャパン)設立 代表取締役社長

ウェルネスのために最新の脳科学を応用したサービスを提供します。企業むけには共同開発やコンサルティングなど技術提供をします。

2002年から2004年にかけては幼稚園から大学まで訪問し、前頭連合野と多様な認知機能の関係を脳のイメージングなどの技術も活用して測定しました。特に2004年からはワーキングメモリーとトレーニング効果についてデータを収集しました。

2005 年からは脳科学を応用した商品開発のためにコンサルティングを提供しています。並行して、2005年から同じ分野で技術をもち、米国展開の準備中だったコ グメド社と交渉を開始し、2006年にストックホルムに訪問し、2007年に提携契約締結、2008年にコグメド・ジャパンとなりました。

SharpBrainsの”11人の脳科学者がBrain Trainingを明らかにする”のインタビュー。

*記事

  • アエラ ”脳磨きに励む人々 - 企業もこぞって脳科学” (リンク

プレフロンティア設立の経緯と、企業向けのIQ-g(一般知性)(流動性知性をワーキングメモリーを中心として測定)を測定する事業について。

  • ニューズウィーク日本版 ”キャリア偏差値の磨き方 - 「成功する知性」を探し求めて” (リンク

IQ-g(一般知性)は主に前頭連合野が担う重要な機能のひとつ。 ワーキングメモリーや、デュアルタスクといわれる、実行機能を使うタスクにより一般性知性を測定する技術とソフトを開発。それまでの一般知性測定は、いわ ゆる知能テストで、問題解決能力を実際に問題を解く速さ、正確さから見るもので、例えば一度やったことがあるテストならば良い点数がでるし、何度も測定す ることは出来ません。慣れること、解決方法を記憶によらない方法で認知機能を測定することで、何度でも測定できる一般性知性の測定を可能にして提供しまし た。一般性知性は、組織における成果や、収入、学校の成績や、人生の成功・失敗と統計的に相関していることがわかっています。IBMなど、大企業でもっぱ らIQ-gを採用やキャリアプランに用いている会社は多く、それらはデータに基づいた経営をしている会社です。

当時は、一般知性を 慣れることない方法で、より正確に測定できることだけで画期的で、いま見ればワーキングメモリー測定です。それがいまではトレーニングによって伸ばせる、 改善できることが科学的に証明され、さらに誰でも利用可能に提供されています。ワーキングメモリーが伸びるということは、ワーキングメモリーがIQ-gの ネックになっている度合いによりますが、IQ-g(一般知性)が伸びるということです。ワーキングメモリーのネックが注意にあらわれている場合に、ト レーニングによる改善は画期的ですが、それと同じくらい、30歳以上の全ての人にとって加齢とともに低下するIQ-gを回復できることは素晴らしいこと で、例えば70歳になっても大学で新しい勉強が出来たり、言葉を学んだり、新しい仕事に就くことが出来る可能性を開くことになります。

  • 産経新聞 【見つけた! みんなが輝く教育】トレーニングでワーキングメモリ向上 (リンク

”これこそ、「みんなが輝く、ユニバーサルデザインな教育」では?”その通りと思います。

日本にもエビデンス(科学的に証明された事実)ベースの教育やフィットネスへの認識が広がってくると思います。医療なら当たり前です。そのエビデンスを脳科学がもたらすことが出来るようになってきたし、脳科学が人間とはなにかという科学であればこれからますますです。

クリングバーグ教授が日本心理学界大会にパネル演者として出席するために来日しました。そのときに品川裕香さんに取材いただきました。

  • 美スト 美魔女の保健室「物忘れ」(リンク

物忘れ対策のセカンドオピニオンの一人として。品川裕香さんに取材いただきました。

*報道

  • 日経産業新聞 コグメド社との提携(リンク

2007年に提携し、2008年よりコグメド・ジャパンとなり、現在は資本関係をもってコグメドの日本支社となりました。

脳科学と通信の仕事を通して、よろしくお願い申し上げます。

ADSLもワーキングメモリー・トレーニングも一般の方々にも専門家にさえも未知であり、斬新(既存のカテゴリー外)でありながら、世の中へのインパクトが強烈です。やりがいのある仕事をさせていただき感謝しています。

スウェーデンや米国での素晴らしい結果をこの国の皆様にも活用いただけるようにしたいと思っています。

1960年(昭和35年)東京生まれ。横浜市立東台小学校(神奈川県鶴見)。栄光学園(神奈川県大船)卒業。東京大学工学部学士、修士。加州立大学サンディエゴ校MBA経営修士。学生時代は、パソコン黎明期で、パソコンスクールで教授、ソフトバンクのOh!FMに執筆、FM7,8,11用ソフト制作。