人と人形のインタラクション

人形浄瑠璃と先端技術の融合を目指した、伝統芸能の新たな取り組み(2020年2月8日)



 UNESCO 世界文化遺産人形浄瑠璃は世界の傑作,世界で最も美しい感情表現(所作,型)と言われています。特に、人形浄瑠璃や、能は私たちが親しんでいる、現代音楽、舞踊と全く異なる、「序破急」という言葉に表される独特の語りと動作のリズム変化を用いた、感情表現により、人の喜怒哀楽から、微妙な女心までを義太夫の語りと人形の所作で見事に表現してきました。この世界で最も美しいと言われる感情表現の体得は長く厳しい修行が必要とされてきました。また、修行と経験が重要視されてきたため、感覚の要素が大きく、ほとんど、研究されてきませんでした。

 筑波大学ビジュアル計算数学研究室では、この長い修行を要する、人形浄瑠璃の美しい動きをAI に学習させ、どこまで市販のロボットでこの美しい感情表現が再現できるか研究してきました。桐竹勘十郎さんおよび、五代目西川古柳さんの動きをモーションキャプチャという方法で測定し、そのデータをAI に学習させた後、モーションをロボットに移植しました。人形浄瑠璃八王子車座西川古流さんから詳細なアドバイスを受けながら微調整を行い、研究を進めてきました。オリンピックに向けてのデモンストレーションを目指しており、今回、そのロボットによる人形浄瑠璃の動きを記者発表することになりました。また、都留文科大学の民俗学専門家を共同研究者に加えることで、伝統芸能研究の視点も取り入れることができました。

 合わせて、最新映像技術との融合を目指した、国・選択無形民俗文化財の八王子西川古柳座と米国最大の人形劇団であるシカゴ国際パペット劇場祭の共同作品『AKUTAGAWA』の発表も行います。現在、未定部分も多いのですが西川古柳座と吉本興業のコラボ企画についても触れます。

日時:2020 年2 月8 日 午後1 時~2時
場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎 134 教室
〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1 電話:03-3942-6918 
丸ノ内線茗荷谷(みょうがだに)駅下車「出口1」徒歩5分程度



問い合わせ:筑波大   蔡  080-4008-5541  cai@cs.tsukuba.ac.jp
もしくは  都留文科大 早野 042-848-5131    hayano@tsuru.ac.jp まで

詳しくはパンフレットを見てください。

プログラム

司会: 早野 慎吾 (都留文科大学)

人と人形のインタラクション (25~30分)

(1) 紹介&挨拶

(2) 日高川解説(スライドダウンロード

(3) 古柳座実演

(4) ロボット実演

(5) 筑波チームの研究解説(スライドダウンロード

(6) 質疑応答


AKUTAGAWA (25~30分)

(1) Shank’s Mareの映像および解説

(2) AKUTAGAWAへのコメント

(3) 質疑応答


西川古柳座と吉本興業のコラボ (2分)