谷口研究室(発生生物学)

筑波大学 下田臨海実験センター 

ウニの研究を通じて、生命現象を支えるメカニズムとその構築過程の謎を明らかにしています

<トピックス>

筑波大学JST日経新聞Science Magazineオプトロニクス社ScienceDailyBioengineer.orgAlpha-GalileoPhys.org  

       筑波大学トップページ注目の研究下田臨海実験センタートップページ・ 

       Facebook日本の研究.com

更新履歴

最新更新日 24.4.16

--

24.4.15

トピックス追加

メンバー変更

23.12.28

トピックス追加

メンバー変更

23.12.8

トピックス追加



























過去のトピックス

・今回参加のWoods Hole meetingに久しぶりにNIH時代のボス夫妻の旦那さんであるBob Angererが参加されたので、OB/OGで記念撮影をしました。

左からDiane Adams (Assist Prof. Rutgers Univ), Bob Angerer (Scientific Director, NIDCR/NIH), Ryan Range (Assist Prof. Mississippi State Univ), 谷口 (シャツしまえばよかった。。。), Zheng Wei (Staff Scientist, NIDCR/NIH). この他にLynn Angerer (2013年に残念ながら亡くなられました。リンク先は追悼記事です。)、Adi Sethi (NYでコンサルティング会社勤務)、谷口順子が同時期にAngerer研に所属していました。所属することができてラッキーだったと思えるほど良いチームであり良い仲間でした。

Marine Biological Laboratory (MBL; ウッズホール海洋生物学研究所), Woods Hole, MA 

ボストンからバスで2時間のCape Codに位置しています。MBLは1888年から海洋生物学の拠点として数多くの有名研究者を輩出しており、何名ものノーベル賞学者が所属していたことでも有名です。1年半に一度、Developmental Biology of the Sea Urchin (DBSU) といってウニの研究者が世界中からMBLに集まり4日間の学会が開催されます。今年で23回目で、谷口(俊)は第13回から参加しています。下田臨海実験センターのような臨海施設なのですが、運営形態や規模としてはひとつの小さな大学程度の大きさです。年中トレーニングコースが開催されており、特にEmbryology courseは大変人気です。

発表会場がある建物Lily 

Lily内部のホール。イスがリニューアルされていましたが、昔と全く同じタイプのイスでした。座面も木でできています。

宿舎の部屋から見える景色

 宿舎Swopeの部屋です。ツインルームでバストイレ付き。キレイです。勉強机 がひとつと、クローゼットが2つ付いています。タオル類と石けんが2日に一度交換されます。快適です。

<研究内容の紹介> 詳しくは研究内容のページをご覧下さい。

1つの細胞である卵は受精によって分裂を開始し、その過程で細胞はそれぞれの運命をたどり分化していきます。一見シンプルに見えるウニ初期胚でも発生過程は非常に複雑で、その分化過程にはまだ多くのなぞが隠れています。我々の研究室ではウニの初期胚を用いて、どのようなタイミングでどの因子が働き、細胞の運命が決定されていくのかを研究しています。現在、谷口研では下記の2点に着目して研究を進めています。

1、前-後、背-腹の軸形成

ウニ胚もヒトと同じように、前-後、背-腹、左-右に対 応する軸が存在します。それぞれの軸がどのようにして決定されるのか、また各体軸同士が正確に配置される為にどのような情報伝達が行われているのかを遺伝子レベルで解析しています。

2、神経細胞の分化、神経形成領域の決定

バフンウニの胚では発生から2日目で、前端部神経外胚葉に数個のセロトニン神経を形成します。セロトニン神経の分化、胚前端の神経外胚葉の形成のメカニズムについて、遺伝子やタンパク質の発現パターンおよび機能に着目して解析を進めています。


<問い合わせ>

谷口研の研究に興味を持ってくださる学生、大学院生、研究者の皆様、質問等ありましたら下記までお気軽にお問い合わせ下さい。特に谷口研で卒業研究、大学院での研究を共に進めてみたいと考えている方がおられましたら、いつでも下田臨海実験センターに見学にいらしてみてください。

谷口俊介

E-mail:yag@@@shimoda.tsukuba.ac.jp (@を1つにして送信してください)

電話:0558-22-6716

住所:〒415-0025 静岡県下田市5丁目10-1 筑波大学下田臨海実験センター