概要鈴村研究室は、2009年4月に設立された研究室であり、IBM の基礎研究部門・東京基礎研究所 (IBM Research - Tokyo) と兼任する 鈴村豊太郎が指導を行います。本研究室では、大規模データ処理時代に伴い、ストリームコンピューティング(データストリーム処理システム) と言われる新しい計算パラダイムのプログラミングモデル、およびソフトウェア処理系の高速化技術、アプリケーション構築などの研究などを行っています。 ストリームコンピューティングに関する研究概要に関しては、こちらを御覧ください。研究室の場所は大岡山キャンパス(目黒線・大井町線大岡山駅)の西8号館9階 (W8E-905)にあります。 研究室の特色
本研究室の特色・方針は以下の通りです。
- 現実問題に近い研究課題に取り組むべく、定期的に学外の研究機関や企業と情報交換する
- オープンなカルチャー。研究室外とも積極的に研究交流し、一つの研究分野に拘らない幅広い視点を持つようにする
- 本研究室のメンバーは指導教官を含めてブログでお互いの研究の進捗、新たな知見などを共有する
- 学部4年時から英語の論文書き・発表練習を始め、国際的にも通用する人材を育成する
研究室の最新ニュース (更新日: 2012/01/19) - ITmedia からのストリームコンピューティングに関する取材の記事 (URL) が掲載されました (2011/12/26)
- Graph500の成果に関するプレスリリースがいくつか→ NECのページ、NVIDIA のページ、マイコミジャーナル、2011年11月24日の朝日新聞の科学技術欄の一部
- Graph500 の成果がここに掲載されました
- 「Graph500 ベンチマークへの挑戦」という題目で、鈴村が「第2回シンポジウム-e-サイエンスに向けた革新的アルゴリズム基盤」にて発表を行いました
- 我々の最適化実装を用いて スパコンの世界ランキング Graph500 に挑戦し、世界3位となりました。Graph500 ベンチマークの簡単な解説に関してはこちらをご参照ください。
- 鈴村、上野の論文が IEEE IISWC 2012 (IEEE International Symposium on Workload Characterization) に採択され、口頭発表を行いました (2011/11/7)
- NVIDIA GTC Workshop Japan 2011 のテクニカルセッションに上野の論文が採択され、口頭発表を行いました (2011/07/22)
- 鈴村が、日本ソフトウェア科学会 第28回大会併設チュートリアルにて、ストリームコンピューティングに関する講演を行いました。
- 鈴村研究室が東京工業大学の学内誌 Landfall に取り上げられました (2011/04/01)
- 鈴村、老木の論文が IEEE ICWS 2011 Industry Track (採択率: 11%, 22本採択)に採択されました (2011/07)
- 石井、鈴村の論文が IEEE Cloud 2011 Research Track(採択率:18%=36/196)に採択されました. (2011/07)
- 石井、鈴村の論文が SACSIS 2011(査読付き) に採択れました
- IBM SUR (Shared University Research) Award を受賞しました (2010/11/01) ----> 受賞ページへ
- 上野、鈴村の論文が Internet Conference 2010 (査読つき)に採択され、学生奨励賞を受賞しました (2010/10/26) -> 受賞ページへ
- 西井、鈴村の論文が Internet Conference 2010 (査読つき)に採択されました (2010/10/12)
- 石井、鈴村の論文が Internet Conference 2010 WIP セッション (査読つき)に採択されました (2010/10/12)
- 松浦、雁瀬、鈴村の論文が 情報処理学会 COMSYS 2010 (査読つき)に採択されました (2010/10/12)
- 森田、鈴村の論文が第72回情報処理学会全国大会の大会優秀賞を受賞しました--> 受賞ページへ
- 老木、鈴村が昨年 IA (インターネットアーキテクチャ研究会)で発表した「ストリーム処理 System S を基盤にした Web サーバーの実装」が 2009年度の IA 研究会研究賞に受賞されました (2010/05) --> IA 研究会ページへ
- 松浦、鈴村の論文「バッチ処理とストリーム処理の融合」が 2010年3月の全国大会学生奨励賞に選ばれました (2010/3)
ストリームコンピューティングとは
本研究室では、ストリームコンピューティングと呼ばれる新たな計算パラダイムに注力しています. ストリームコンピューティングとは、
非常に簡単に述べると、大量に到着したデータをリアルタイムに処理していく計算パラダイムです。従来のグリッド技術や大規模データ処理基盤では、
受信したデータを一旦ディスクなどに格納して処理しますが、昨今、データ量は爆発的に増大しており、これではストレージ容量が肥大化し、
かつその格納されたデータに対して何らかの解析をするためには莫大な時間を要してしまいます。これを解決するための新たな計算
パラダイムがストリームコンピューティングです。 ストリームコンピューティングの原則は、到着したデータをオンメモリ上に載る範囲内でバッファリングし、
その中で実時間でデータ解析を実行します。到着したデータに対して逐次的にデータを処理していくので、
リアルタイム性が確保され、かつストレージの肥大化も防げます。また、デジタル信号処理(DSP) などの研究領域ではこれらの概念が昔からありましたが、ストリームコンピューティングでは、そのようなドメイン特化型の処理ではでなく、
様々な情報源からの様々な形式のデータ(構造化、非構造化)が莫大なデータレートで到着したときに必要になる汎用的なソフトウェア処理技術と言えます。このようなソフトウェアシステムを設計する上では様々な研究テーマがあり、
プログラミングモデル、スケジューリング技術、ラインタイム性能最適化などの重要な研究領域が未だ発展途上にあり、
ICDE/SIGMOD/VLDB と言ったデータベース系の著名な国際学会でも昨今非常にホットな研究として取り上げられています。以下は、2009年10月の時点での鈴村研究室の研究テーマの一覧をまとめたものです。画像をクリックすると拡大されますので、興味がある方はご参照ください。
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