Books Travel スウェーデンの作家を旅する

内容

セルマ・ラーゲルレーヴのスンネ

Selma Lagerlöf, Sunne (ヴェルムランド Värmland

アストリッド・リンドグレーンのヴィンメルビー

Astrid Lindgren, Vimmerby(スモーランド Småland

へニング・マンケルのイースタッド

Henning Mankell, Ystad(スコーネSkåne

エリック・アクセル・カールフェルトのダーラナ

Erik Axel Karlfeldt (Dalarna)

ヴェルネル・フォン・ヘイデンスタムのエヴラリッド

Verner von Heidenstam, Övralid(エステルヨートランド Östergötland

エレン・ケイのストランド

Ellen Key, Strand(Östergötland)

ヤン・ギイユーのヴェステルヨートランド

Jan Guillou (Västergötland )

ハリー・マーティンソンのブレーキンゲ

Harry Martinson (Blekinge)

ウィルヘルム・モーベリーのスモーランド

Wilhelm Moberg(Småland)

アウグスト・ストリンドベリーのストックホルム・アーキペラゴ

August Strindberg(Stockholms skärgård)

シェスティン・エクマンのイエムトランド

Kerstin Ekman(Jämtland)

ミカエル・二エミのパヤラ

Mikael Niemi, Pajala(ノールボッテン Norrbotten

オーサ・ラーソンのキルナ

Åsa Larsson, Kiruna(ラップランド Lappland

ヴィヴェカ・レーンの西海岸

Viveca Lärn, Västkustenハランド Halland/Bohuslän

カール・フォン・リンネのスウェーデン

語べの里ヴェステルボッテンの作家たち (Västerbotten)

ペール・オロフ・エンクイストPer Olov Enquist

サラ・リドマン Sara Lidman

トルグニー・リンドグレン Torgny Lindgren

エリザベス・リネル Elisabeth Rynell

 

セルマ・ラーゲルレーヴのモールバッカ、スンネ

Selma Lagerlöf, Mårbacka in Sunne (ヴェルムランド Värmland

 

スパ・セルマ・ラーゲルレーヴ (Quality Hotel & Spa Selma Lagerlöf www.selmaspa.se ) に宿泊し、現在はミュージアムになっている、スンネにあるセルマ・ラーゲルレーヴの家、モールバッカ (Mårbacka)を訪れるというのはどうだろう。ガイド付きのツアーが決められた時間に行なわれており、書斎では彼女の生の声が聞ける。生涯独身であったセルマ・ラーゲルレーヴの女友達で、やはり作家のソフィー・エルカン (Sophie Elkan) の家具を置いた部屋も展示されている。庭に可愛いカフェがあり、セルマ・ラーゲルレーヴの本や、「Berömda män som varit i Sunne」で1987年セルマ・ラーゲルレーヴ文学賞を受賞した同じスンネの作家ヨーラン・ツンストロム (Göran Tunström) の作品などが販売されていた。スンネには、セルマ・ラーゲルレーヴ文学賞財団があり、毎年スンネ文化週間セルマ・ラーゲルレーヴ文学賞がスウェーデン語で書かれた作品に授与されている。

2008年はセルマ・ラーゲルレーヴ生誕150にあたり、展示会や演劇公演などが予定されている。また2種類の記念硬貨として200クローナ銀貨と2000クローナ金貨が発行される。尚現在のスウェーデン20クローナ紙幣にセルマ・ラーゲルレーヴが印刷されている。

 セルマ・ラーゲルレーヴの人生が モールバッカの日記”Dagbok för Selma Ottilia Lovisa Lagerlöf” (1932) ”Ett barns memoarer ”(1930) を元に映画化されるとDN紙が報じている。(2007-05-16)

プロデュ-サーはデンマーク人のPeter Aalbaek Jensen氏で、映画会社Zentropaがバックにあるようだ。

 

アストリッド・リンドグレーンのヴィンメルビー

Astrid Lindgren, Vimmerby(スモーランド Småland

スモーランド地方ヴィンメルビー (www.turism.vimmerby.se) には、アストリッド・リンドグレーン (1907-2002) のテーマパーク、アストリッド・リンドグレーンス・ワールド (www.alv.se) や常設展示ミュージアムであるアストリッド・リンドグレーン・ゴーデン (Astrid Lindgren-gården)がある。(注: アストリッド・リンドグレーンの子供時代の家があるネース (Näs) 2007612日、カフェや上映室を備えた新しい展示施設が建築され、アストリッド・リンドグレーンのネースとしてオープンする。常設展示ミュージアムであるアストリッド・リンドグレーン・ゴーデン (Astrid Lindgren-gården)はこれにより閉館。

 

ヴィンメルビーの中心地から北へ約1キロのところにあるネース (Näs) には、彼女の幼少時代の家、北西約15キロの所にある、セーヴェッズトープ (Sevedstorp) には、彼女の父親、サムエル・アウグスト (Samuel August) が育ったやかまし村 (Bullerbyn)、同じく25キロ程の所にあるジッベリッド (Gibberyd) にはエミール (Emil) の映画が撮影されたカットフルト (Katthult) がある。場所が離れているので、個人や家族で訪れるのにはレンタカーを利用するのが一番効率的だが、30名前後のグループには1日と2日のバスによるパッケージ・ツアーをヴィンメルビー観光案内所が手配している。2007年はアストリッド・リンドグレーン生誕100に当り、ヴィンメルビーでイベントが開催された。

 

宿泊は、1875年に建てられた館ホテル、フレーデンボリース・へールゴード (Fredensborgs Herrgård www.fredensborg.com) がアストリッド・リンドグレーンス・ワールド訪問と宿泊のパッケージを、またビョルクバッケン・ホテル (Björkbacken www.bjorkbacken.se) がアストリッド・リンドグレーン・ゴーデン訪問と宿泊のパッケージなどを出している。

 

利用飛行機の発着場所、旅行経路、滞在期間に応じて、ストックホルムの絵本のテーマパーク、ユニバッケン (Junibacken www.junibacken.se )や、デンマーク、オーデンセ (Odense)のアンデルセン・ミュージアム、フィンランドのTurku (Åbo) に近いムーミン・ワールドなどと組み合わせても面白い。移動に公共交通機関を使う場合は、運行本数や時間帯を観光案内所などで事前にチェックしておかないと余計な時間を取られることになるのでご注意を。ストックホルムからヴィンメルビーへは車で約3時間半。ストックホルムのブロンマ空港からFlysmalandVäxjöへ飛んでいる。

 

へニング・マンケルのイースタッド

Henning Mankell, Ystad(スコーネSkåne

スコーネ地方南端の港町イースタッド(Ystad www.ystad.se/turism)の観光案内所が、へニング・マンケル (Henning Mankell www.henningmankell.se ) が書いた10冊の探偵小説シリーズに登場する、イースタッド警察のクルト・ヴァランデル刑事 (Kurt Wallander) の足跡を追って旅するパッケージ・ツアーを出している。小説や映画に出てくる、ホテル・コンチネンタルホテル・セーケルゴーデン(Hotel Sekelgården) に宿泊し、ロッタス・レストラン (Lottas restaurang) かフォッフォス・レストラン (Foffos restaurang) で食事を取り、フリードルフス・コンディトリー(Fridolfs Konditori) で刑事の好物のケーキとコーヒーを飲み、イースタッド観光案内所が発行しているパンフを見ながら町を散策するパッケージ。

 

また2004年から2006年までの間にさらに13本の新しいヴァランデル刑事シリーズを映画化したスタジオ(元軍隊の駐屯施設であったRegementetの建物の一部を改装したイースタッド・スタジオ Ystad Studios)を訪問し 、ヴァランデル刑事の事務所や娘のリンダ(20072 12日、リンダ役を演じていた女優のJohanna Sällströmがマルメの自宅マンションで亡くなった。1974年生まれ) の部屋のセットを見学することが出来る。小説に出てくる場所を古い消防車に乗って巡るツアーもある。これまで映画化されている作品は下記の通り。(日本語の翻訳本に関しては、日本語で読めるスウェーデン文学参照。Amazon list here

シリーズを映画化したYellow Bird (ヘニング・マンケルが所有者の一人になっている)が、Zodiak Televisionに買収されたというニュースが出ていた。

 

へニング・マンケルのヴァランデル刑事シリーズ

* Mördare utan ansikte 1991  殺人者の顔

* Hundarna i Riga 1992 リガの犬たち

* Den vita lejoninnan 1993 白い雌ライオン

* Mannen som log 1994 笑う男

* Villospår 1995 目くらましの道

* Den femte kvinnan 1996

* Steget efter 1997

* Brandvägg 1998

*Pyramiden 1999

* Innan frosten 2002

またヘニング・マンケルが少年期を過ごしたヘリエダーレン (Härjedalen) Svegにへニング・マンケルの文化センター (Kulturcentrummankell) 2007825日にオープン。Sveg へは、NextJetが飛んでいる。

スウェーデンの探偵、推理小説

 

交通

スウェーデン国内外格安航空会社特集参照

スコーネへは、マルメ空港へMalmö Aviation がストックホルムのブロンマ空港 (Bromma) から、 SAS がストックホルムのアーランダ空港 (Arlanda) から飛んでいる。またヘルシングボリーに近いÄngelholmへは、SASがアーランダ空港から、Kullaflygがブロンマ空港から飛んでいる。Skywayはアーランダ空港からバルト海側Kristianstadへ飛んでいる。

 

マルメからデンマーク、コペンハーゲンのKastrup空港へは、二国間を結ぶÖresund橋を渡って列車22分、マルメ-コペンハーゲン間は35分。

2007326日から、空港バスがマルメ空港とSvedala間の運行を開始。これにより、コペンハーゲンから列車で、マルメ、シムリスハムン (Simrishamn) 経由スヴェダーラ (Svedala) まで行き、そこから空港バスを利用すれば、コペンハーゲンとマルメ空港が公共交通でつながることになる。またGråhundbusが、コペンハーゲン-マルメ間のバス (No.999) を毎時発運行している。同バスはコペンハーゲン-マルメ空港 (No.737) 、コペンハーゲン-イースタッド経由ボーンホルム島 (No. 866) 、コペンハーゲン-ベルリン (E-55) 間も運行している。

 

エリック・アクセル・カールフェルトのダーラナ

Erik Axel Karlfeldt (Dalarna)

画家カール・ラーソン (Carl Larsson www.sub.su.se/national/ttorb2.htm) やアンデシュ・ゾーン (Anders Zorn www.alsing.com/zorn_sv/) 同様、エリック・アクセル・カールフェルト(1931年ノーベル賞)は、民族色豊かなダーラナを代表する芸術家。郷土愛に満ちた彼の詩の心を理解するには、この地方を旅するしかない。交流のあった二人の画家、スンドボーン (Sundborn) にあるカール・ラーソンの家や、ムーラ (Mora) にあるアンデシュ・ゾーンの家 (www.zorn.se/engmain.html)、そしてレクサンド (Leksand) 近くのカールフェルトの庭園ソングス (Karlfeldtsgården Sångs i Sjugare) を夏に訪れてみよう。 北欧の文学をデジタル化しているルネベリー・プロジェクトのホームページで、カールフェルトの詩を読むことが出来る。(http://runeberg.org/authors/karlfelt.html

 

シリアン湖周辺の4市、Leksand, Rättvik, Mora, Orsa の音楽祭、手工芸、マーケット、野外活動、見所情報はwww.siljan.se で。

 

ヴェルネル・フォン・ヘイデンスタムのエヴラリッド

Verner von Heidenstam, Övralid(エステルヨートランド Östergötland

ヴェッテルン湖を見渡す小高い丘にある白い瀟洒な建物が、ヘイデンスタム(1916年ノーベル賞)が建て人生の後半期(1925-40)を亡くなるまで過ごしたお屋敷エヴラリッド (Övralid モータラから北へ約10キロ)。こんな美しい景色を毎日眺めていれば、詩作りも忘れるだろうと思わせる180度に広がる素晴らしい景観。実際創作活動はこの時期活発でなかったらしい。可愛いカフェで一休み。ヴェッテルン湖岸のヴァードステーナ (Vadstena) やモータラ (Motala) など絵のような町の散策とヨータ運河沿いのホテルでの昼食と組み合わせても楽しい。彼の詩に興味のある方は、北欧の文学をデジタル化しているルネベリー・プロジェクトのホームページで。(http://runeberg.org/hosthorn/)

 

エレン・ケイのストランド

Ellen Key, Strand, Östergötland

同じエステルヨートランドのヴェッテルン湖岸に、「児童の世紀」を書いたエレン・ケイ (1849-1926) の家、ストランド (Strand) がある。働く女性達のための休息の場となるようにという、エレン・ケイの意志を受け継ぎ、現在も毎年夏に一般公開されている。


ヤン・ギィユーのヴェステルヨートランド

Jan Guillou, Västergötland 地図参照

ヤン・ギィユーが書いた建国のヒーロー戦士Arn Magnusson 3連作に沿って、ヴェステルヨートランドを巡る「Arnの足跡」ツアーが好評のようだ。ヴェステルヨートランド・ミュージアムがこのツアーで2003年のツーリズム大賞を受賞している。テレビ番組にもなっており、2007年のクリスマスには現在撮影が進行している映画が完成予定。

Vägen till Jerusalem 1998 (The Road to Jerusalem)

Tempelriddaren 2000 (Night Templar)

Riket vid vägens slut 2000 (The Kingdom at the End of the Road)

 

ハリー・マーティンソンのブレーキンゲ

Harry Martinson (Blekinge) 地図参照

2004年は、ハリー・マーティンソン生誕100 (1904-1978) に当たり、テレビで特別番組やハリー・マーティンソン文学同好会 (Harry Martinson Sällskapet www.harrymartinson.org/society.htm)による各種講演が行なわれた。ノーベル賞受賞作家ということで、難しいのではないかと思い本を手に取るのを避けていたところがあったが、テレビ番組で彼の生い立ちを知り、俄然興味が湧いた。1904年7人兄弟の唯一の男の子としてスモーランド地方インメルン湖岸 (Immeln) ニーテボーダ (Nyteboda) に生まれる。アル中の父親は結核で亡くなり、母親は彼が6歳のとき子供達を置き去りにしてアメリカに移住してしまう。施設に預けられ、16歳で船の乗組員となり、7年間海の男として働きながら世界を放浪する。1928年母親のような14歳年上の女性プロレタリア作家でもあるモア・マーティンソン (Moa Martinson) と結婚するが、11年後に離婚。1974年にエイヴィンド・ヨーンソン (Eyvind Johnson) と分け合ったノーベル賞受賞当時は、別の女性と結婚して2人の女の子をもうけていた。1978年没。

 

ブレーキンゲ地方オロフストロム・コミューン (Olofströms kommun) にある、ハリー・マーティンソンが通っていた小学校でもあるイェムスホグス郷土ミュージアム (Jämshögs Hembygdsmuseum) 、ニーテボーダにある生家、マーティンソン縁の自然散策コース、ネッセルスリンガン (Nässelslingan) などがある。

 

また、モア・マーティンソン(自殺した前夫との間に5児を産むが、その内2人が溺死している)が住んでいたNynäshamn (Södermanland) にあるJohannesdalには、ハリー・マーティンソンが小説等を書いていたコテージがある。NynäshamnÖsmo出身のプロレタリア作家、Ivar Lo-Johanssonと共に、これら3作家共通のミュージアムをNynäshamn2009年春オープンする計画が進められている。(DN 2002-02-22)

 

ウィルヘルム・モーベリーのスモーランド

Wilhelm Moberg (Småland)

ヴェクスイエ (Växjö) にイミグレーション・ミュージアム (The Swedish Emigrant Institute) がある。現在でもルーツを求めてアメリカからここの資料を調べるため多くのアメリカ人が訪れるという話だ。ミュージアムの前に、ウィルヘルム・モーベリーの小さい頭像がある。スモーランドのガラス工場訪問と組み合わせることも可能。ハイキングの好きな人は、アメリカ移民の道、ウトヴァンドラル・レーデン(UtvandrarledenSmåland 120 km www.utvandrarleden.se/etta_s.html)を歩いても良い。

 

アウグスト・ストリンドベリーのストックホルム・アーキペラゴ August Strindberg (Stockholms skärgård)

ストックホルム市内にはストリンドベリーが住んでいたブロー・トーネット (Blå Tornet) ストリンドベリー・ミュージアム (www.strindbergsmuseet.se/) やインティーマ劇場 (Intima teatern) などがあるが、ストリンドベリーが夏を過ごし、小説 (Hemsöborna) を書くため自分で建てた小屋が残る、ストックホルム南部群島のキンメンド島 (Kymmendö) に一日出かけてみよう。71日~813日まで、ニーブローカイエン (Nybrokajen) からストロンマカナル社による船上での昼食ブッフェ、コーヒー、2コースディナー付きのKymmendö, Bullerö, Sandhamn島一日周遊観光船が出ている。520日からは群島ミニ・クルーズも出る。

スウェーデン旅のヒントの群島情報参照。

 

シェスティン・エクマンのイェムトランド

Kerstin Ekman (Jämtland

山、川、湖、広大な森林風景とそこに生きる人々が織り成す、シェスティンエクマンのミステリー小説群。また2007年に出版された随筆、Herrarna i Skogen(森の紳士達とでも訳そうか)は、Gerard Bonnierのエッセー賞を受賞している。本人の脚本で映画化 (Varg 狼) されている。

Booksの「スウェーデンの作家、シェスティン・エクマン」「スウェーデンの山岳トレッキング、ハイキング」参照。

イェムトランドの大自然を満喫するには、ノルウェーとの国境地帯にある山岳地帯で、夏はトレッキング、乗馬、急流下り、冬はスキー・リゾート、オーレ (Åre スウェーデンのスキーリゾート) 一帯でのスキーや犬ゾリなどアウトドアが中心になるだろう。エコツーリズム「ネーチャーズ・ベスト」で、各種承認プログラムが参照出来る。

 

ミカエル・二エミのパヤラ

Mikael Niemi, Pajala(ノールボッテン Norrbotten

Booksの「スウェーデンの作家ミカエル・二エミ」及び、ツーリズムの「北欧の旅先にて、ウォッカベルトからの文学作品」参照。

 

パヤラ自体には、はっきり言って何もない。何もないからこそミカエル・二エミの「ポピュラー・ミュージック」が生まれたとも言える。(注 日本語訳「世界の果てのビートルズ」が新潮クレスト・ブックスから出版された。)パヤラの観光局で、本に描かれている場所などの地図がもらえるので、それに沿って町を歩くことが出来る。夏には町のガイド付き散策ツアーもおこなわれている。トーネ川沿いにフィンランドとスウェーデンの町々を車で回って見るのも良い。映画の撮影にも使われた、パヤラの250ヘクタールの広大なVasikkavuoma(干草を刈りだす湿地帯)は一見の価値がある。刈りだした干草を貯蔵したり、作業の合間の休憩場所にもなっていた小屋が現在70個ほど残っているが、かつては350個ぐらい在ったそうだ。湿地全体が自然保護地区の指定を受けており、2002European Union Prize for Cultural Heritage, Europa NOSTRA Awardに選ばれている。

 

オーサ・ラーソンのキルナ

Åsa Larsson, Kiruna(ラップランド Lappland

Booksの「スウェーデンの作家、オーサ・ラーソン」参照。

キルナは鉱山を抜きにしては語れない。1890年に創立された鉱山会社LKAB (www.lkab.com) が地下炭鉱のガイドツアーを実施している。スケールの大きい近代的採掘現場の一端を垣間見ることが出来、お勧めのツアー。アウトドア派には、夏は沈まない太陽の下、釣りやキャンプ、山岳トレッキング、急流下り、冬はスノーモービル、クロスカントリースキー、犬ソリなどの各種パッケージツアーが用意されている。キルナのフォルケッツフース (Folketshus) にある観光案内所で予約できる。ユッカスヤルビ (Jukkasjälvi) にあるアイスホテルにも足を伸ばしてみよう。

 

ヴィヴェカ・レーンの西海岸

Viveca Lärn, Västkustenハランド Halland/Bohuslän

Booksの「スウェーデンの作家、ヴィヴェカ・レーン」参照。

 

西海岸の架空の島、サルト島 (Saltön) を舞台にした彼女の作品がテレビドラマ化され、シリーズで放映されたことで、その撮影が行なわれた西海岸ボーフスレン (Bohuslän) のスカフト島 (Skaftö) が多くの観光客を集めている。他にも女優イングリッド・ベルグマンが1958年から夏を過ごしたフィエールバッカ (Fjällbacka) や、ストロムスタッド (Strömstad) 、ハンブルグスンド (Hamburgsund)、ボーヴァルストランド (Bovallstrand)、スモーゲン (Smögen)、リセシル (Lysekil) など、小粋でお洒落な西海岸のコーストタウンが楽しめる。ドイツ、デンマーク、ノルウェー、フランスなどからのヨットが停泊するゲストハーバーのレストランバーで、ジャズライブを聞きながら、港に出入りする船や船上の人々を一日眺めているだけでも飽きない。20056月に新しく開通したスヴィーネスンド橋 (Svinesundsbron) を渡り、車で入りやすくなったノルウェーへも足を伸ばしてみよう。

尚フィエールバッカを舞台にした、カミラ・レックベリー(Camilla Läckberg 2002年デビュー) のミステリーも大変面白い。スウェーデンの作家参照。

 

カール・フォン・リンネのスウェーデン Carl von Linné

リンネの旅参照 

2007年はカール・フォン・リンネ生誕300年に当り、各地で記念行事が行なわれた。記念行事期間中リンネが旅したスウェーデン各地33箇所に「Linné was here!」の表示がされた。

リンネが旅したスウェーデン各地

1732年 ラップランド (Lappland) の旅 1737年に「Flora lapponica」が出版されている。

1734年 ダーラナ (Dalarna) の旅

1741年エーランド島 (Öland) 及びゴトランド島 (Gotland) の旅

1746年 ヴェステル・ヨートランド (Västergötland) の旅

1749年 スコーネ (Skåne)の旅

スウェーデン100クローナ紙幣に、カール・フォン・リンネが印刷されている。

 

語べの里ヴェステルボッテンの作家たち (Västerbotten)

Visa större karta 地図

ヴェステルボッテンの観光産業と図書館が、ヴェステルボッテン地方の作家15人を紹介するスウェーデン語のパンフと、縁の地訪問の目印となる案内標識を設置している。下記はその代表的4人の作家達。

ペール・オロフ・エンクイストPer Olov EnquistHjoggböle)

サラ・リドマン Sara Lidman(Missenträsk)

トルグニー・リンドグレン Torgny Lindgren (Raggsjö, Norsjö)

エリザベス・リネル Elisabeth Rynell(Betsele, Umeå)

 

日本語で読めるスウェーデンの旅の本

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Swedish West Coast スウェーデン西海岸
Jämtland, Sweden イェムトランド、スウェーデン

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