サイエンス・トラストとは

科学・技術の進歩とその普及のスピードは、予想もつかないほど速い場合もあれば、逆に遅々として進まないものもあります。先進的な科学・技術のもたらす社会的影響はメリットばかりでなく、思わぬリスクやデメリットもありえます。このことが広く十分に理解されないと、有望な科学・技術の普及が阻害されたり、リスクが顕在化して社会における科学・技術への信頼が失われたりします。

「トラスト」とは、他者への委託や、他者のために持つ財産という意味を持っています。「サイエンス・トラスト」は科学・技術が社会の共有財産たりうるように、そのための仕組みが社会の広い主体から支持や支援を得られるあり方を構築していきます。このため、特定の立場をとらないオープンで独立した組織として、科学・技術と社会のあり方について包括的に整理し、その将来のあり方をタイムリーに、バランスの取れた形で示していきます。

サイエンス・トラストの目指す理想は、社会における科学・技術に関わる議論のための基盤が確立され、社会の隅々まで定着することです。

具体的には、社会的議論の喚起や課題の発見、アセスメントの実施や支援、情報技術の活用による科学や技術と社会の問題への一般市民の巻き込み、独立した立場での科学技術政策に関する情報収集など通して社会的知性を開発し、開かれた知的活動を定常的に実践することを主な任務とします。

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