川越の蓮馨寺にかんするものがたり

桑原政則

【cf.】粂原恒久セミナー(2009年10月20日18時半 蓮馨寺講堂 NPO法人武蔵観研主催)
粂原恒久「関東十八檀林とお念仏」(原稿)、他

所在地
地図 川越市連雀町7-1
〒350-0066 埼玉県川越市連雀町7-1 TEL:049-222-0043 FAX:049-226-0676
川越市駅より徒歩10分・本川越駅より徒歩5分
川越駅東口市内バス神明町方面行きにて蓮馨寺前下車(バス7分)
蔵造りの町を南へ下った連雀町に蓮馨寺はあります。
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  • 川越市にある蓮馨寺は、1549年、大道寺政繁の母、蓮馨大姉が仏教をひろめるために建てた寺です。
    (大道寺政繁は、北条氏康の家老で川越城の城将でした。)

  • 蓮馨寺の開山は、感誉存貞(かんよぞんてい)上人です。
    開山とは、開祖、宗派をはじめて開いた僧のことです。
    のちに感誉存貞上人は、浄土宗の本山である増上寺の第十世になりました。
    その後、また蓮馨寺にもどりました。
    (喜多院の天海僧正が、江戸の寛永寺の住職になったことといい、川越は偉いお坊さんを輩出しています。)

  • 上人の浄土宗伝法は、感誉流伝法と言って、現在も伝承され続けています。
    伝法(でんぽう)とは、僧侶になるための仏法の形式、内容のことです。
    浄土宗の寺院は全国に7000以上あります。
    本山で修行のあと、感誉流伝法を授与されて正式の僧侶になります。
    9部門を、1部門3年、計27年かけて学ぶものでした。

  • 徳川家は浄土宗への信仰が厚く、開幕後すぐ、関東十八檀林の制を設けました。
    蓮馨寺は、浄土宗の関東十八檀林のひとつとなり、葵の紋所が許されました。
    檀林とは幕府公認の僧侶養成機関、僧侶大学です。
    関東十八檀林

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  • 本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)です。
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  • 呑龍(どんりゅう)堂の呑龍上人(1556-1623)は、「子育て呑龍様」として親しまれています。
    呑龍様は、困っている人を助け、まずしい家の子供達を寺にあずかり教育しました。
    活仏(いきぼとけ)としてあがめられた社会事業の先駆者です。

  • 呑竜上人は、感誉上人の孫弟子で、群馬県太田市の大光院を開いた高僧です。
    大光院には徳川家の先祖がまつってあります。

  • 毎月8日は、「呑龍デー」で縁日でにぎわいます。

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  • 「おびんずる様」は、さわると病気が治るといわれています。
    お釈迦様の高弟の1人でです。
    蓮馨寺の他にも、喜多院と成田山別院にもあります。
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  • 七福神の福禄寿の霊場でもあります。

  • 境内には、将監地蔵尊(しょうげんじぞうそん)があります。将監のつくった石の地蔵菩薩は、多くのふしぎを現わしましたので、評判となりました。

  • 居合抜きの祖、林崎甚助の碑もあります。
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  • 水舎(みずや)は、1893年の川越大火をまぬがれました。鶴亀や牡丹唐獅子(ぼたんからじし)、唐子(からこ)遊びの図などが彫られています。
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  • 講堂は、広く一般にも開放しています。
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  • 戦後間もなく蓮馨寺境内に太麺焼きそばの屋台が立ちました。これが、川越太麺焼きそばのルーツです。
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  • かつては、縁日には、蓮馨寺境内には、サーカス、見せ物小屋も立ちました。

  • 境内には、後北条氏の家紋である三つ鱗(北条鱗)が見られます。
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  • 蓮馨寺は、「川越の浅草」です。立門前(たつもんぜん)通り、大正浪漫夢通りも近くにあります。
  • 正式名を「狐峰山 宝池院 蓮馨寺」といい、見立寺、大蓮寺、西雲寺、熊野神社は末寺です。
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蓮馨寺に関するキーワード



  • 葵の紋所
  • 阿弥陀如来
    • 県の指定文化財。
  • 板碑 (いたび)
  • おびんづる様
●か

  • 川越市仏教会
  • 川越大火(1893年、明治26年)
  • 関係寺社:熊野神社 、見立寺(けんりゅうじ)
  • 感誉存貞(かんよぞんてい)上人
  • キャッチフレーズ
    • ご本尊の阿弥陀如来
    • 学徳一世に秀でた感誉上人
    • 慈愛に満ちた 呑龍上人
    • 親しみあふれる おびんずる様
    • 七福神の福禄寿
  • 粂原恒久(くめはら こうきゅう)
    • 1949生まれ。
    • 慶応大、大正大博士課程了。
    • 大正大学などの講師。
    • 川越市仏教会長。
  •  境内の飲食
    • 太麺やきそば 
    • 焼きだんご
●さ
  • 七福神の福禄寿神
  • 住所: 川越市連雀町7-1
  • 将監(しょうげん)地蔵尊
  • 浄土宗 
  • 孤峰山 宝池院 蓮馨寺 
    • 孤峰山 
    • 宝池
      • 熊野神社
●た
  • 大道寺駿河守政繁
  • 立門前(たつもんぜん)商栄会:鶴川座 、川越織物市場、芋十
  • 檀林、十八檀林 
    • 幕府公認の僧侶養成機関
  • 中央通り

  • 呑龍(どんりゅう)上人
    • 社会事業の先駆者
  • 呑龍上人縁日
    • 毎月8日
●は
  • 林崎甚助 
    • 居合抜きの祖
  •  北条早雲→ 氏綱→ 氏康
    • 1546年、北条氏綱が河越城を落とす。⇔扇谷上杉(おおぎやつ-うえすぎ) 
    • 河越夜戦で活躍した大道寺駿河守政繁は河越城主に 
  • 墓地:蓮馨尼、小宮山家、星野家、林崎甚助(居合)
●ま
  •  水舎(みずや)
●やらわ
  • 『蓮馨寺日鑑』公用日誌70冊。県指定文化財
  • 蓮馨尼
    • 道寺政繁 の実母
    • 蓮馨尼の供養碑
  • 蓮馨寺講堂