スペル星人は昭和42年12月17日放送のウルトラセブン第12話「遊星より愛をこめて」に登場した宇宙人である。ウルトラセブンの12話は、現在
は欠番になっており、テレビやビデオなどで公式には見る事が出来ない。それは、昭和45年にスペル星人の容姿と「被爆宇宙人」という別称に差別的表現があ
るとの指摘を受け、社会問題となったためだ。
スペル星人自身は、愚かな核戦争を否定する存在として登場してきたにも関わらず、地球人は逆に原爆病を差別する存在として糾弾し、抹殺してしまっ
たのだ。
差別問題には、指摘をする側される側それぞれの言い分があり、どちらが悪いという形で簡単に結論づけられるものではない。しかし、そのために日本
を代表するSF特撮作品の重要な一話が封印されたままであるのが、唯一正しい対処であるかのような状況は一方的で短絡的なものである。
結果として現在、12話の欠番に関して様々な憶測が飛び交ったり、劣悪な画質の海賊版ビデオが出回っているが、こうした状態では、なぜスペル星人
が闇に葬り去られなければならなかったのか検証する事は難しい。
そこで12話欠番の歴史と現状を世に問う事が出来ないかと考え、『1/49計画』『1/49計画II』という本を送りだした。当書にはスペル星人
が誕生してから現在までの資料・知識を、我々が知りうる限り全て詰め込んでいる。また散逸著しく、コレクターズアイテムとして高騰する資料をまとめる事は
研究に資するだけでなく異常相場を沈静化させる目論見もある。
『1/49計画』『1/49計画II』や、今後の我々の研究発表が、スペル星人と12話をもう一度真剣に考え、さらに復活への一つのきっかけにな
る事を祈っている。
我々は永い眠りについている『スペル星人』に、この一文を捧げる。いつか、彼が目をさます事を信じて……
2005年1月8日
12話会
趣旨
このページは12話会発行の同人誌「1/49計画」をサポートするページです。本の内容に関する不備の補完、新刊のお知らせなどを行う予定です。本について気付いた点がありましたら、12話会宛てにメールをお送りください。メールアドレスは 12wakai<at>gmail.com (<at>を@に置き換えてください)です。