『ヒロシマ1966』 2009年11月21日(土)〜27日(金) サロンシネマ 2009年11月25日(水)・26日(木) 広島市映像文化ライブラリー 広島を扱いながらも、幻のままとなっていた、発掘された作品。 広島ゆかりの映画人、吉村公三郎、新藤兼人、長谷川和彦らの作品。 また、戦争をはさんだ時代の作品たち。 日本映画の名作を上映いたします。 この機会にぜひご覧いただきたいものばかりです。 サロンシネマ共催企画 以下二本は、HPFFチケットでの入場料金となります。 二作とも、ほとんど上映される機会のなかった作品です。 広島ではそれぞれ40年ぶりの上映となると思われます。 『ヒロシマ・モナムール』のある種のブームだった昨年にはまったく見えなかったヒロシマ=映画のミッシングリンクともなるはずです。 『河〜あの裏切りが重く』(森弘太監督/1967年) 大島渚らとも恊働していた尾道在住の監督が、激動の時代のなかでヒロシマを描いた幻の作品。 発表当時、映画界でも高い評価を得て、大牟田実、栗原貞子各氏も上映支援に走ったものの、広島では試写会のみで公開されなかった。 「いわば、広島そのものが映画を裏切った」(青原さとし代表)とでもいうべき作品の、なんと40年以上の歳月を経て、初の広島公開。 川崎市民ミュージアム提供。 『ヒロシマ1966』35mm版 オープニング作品の35mm版上映です。オープニングで上映する16mm版よりも、三次でのロケを含む10分ほどが欠落して短くなっています。ただ、非常に美しい保存状態とのこと。 オープニングの案内で記したように、『ヒロシマ・モナムール』でチーフ助監督、『その夜は忘れない』(吉村公三郎監督、若尾文子主演、1962年)で共同脚本を務めた白井更生監督作。 オープニングには、白井夫人にお越しいただき、故人である監督の思い出を語っていただく予定です。 以下の四本の作品は、
料金:800円均一(HPFF2009前売り券がお使いいただけます) 『東京物語』(小津安二郎監督/原節子主演/1953年) いわずと知れた名作。広島(尾道))映画であること。 戦後、未亡人の嫁としての在り方を描いている。 『安城家の舞踏会』 (吉村公三郎監督/新藤兼人脚本/原節子・森雅之主演/1947年) 戦後すぐの名門華族の没落を描いた名作。 広島出身の新藤兼人さんが脚本を担当。 監督の吉村公三郎も幼少期の一時をヒロシマで過ごしている。 『悲しき口笛』(家城巳代治監督/美空ひばり主演/1949年) HPFF2007映像文化ライブラリー上映で圧倒的な人気を誇った『東京キッド』。 つづいて、今年も、ひばりさんリターンズ! 「一本の鉛筆」名唱からしても、ひばりさんと広島は縁が深いのです。 本年は美空ひばり没後20年にあたる年でもあります。 戦後の日本のたたずまいを見せつつ、みなしごなのに、明るく元気に生きていく少女(美空ひばり)を描く。 『青春の殺人者』(長谷川和彦監督/水谷豊・原田美枝子主演/1976年) HPFF2007映像文化ライブラリーで新しいファンを獲得した『太陽を盗んだ男』。 その広島出身・長谷川和彦監督による作品。 キネマ旬報ベスト1をとりながら、その後、あまり公開されていないが、テーマも古びてはいない。 新しい水谷豊ファンの方々も必見です! 本映画祭の「無職と平和」のテーマとも響きあう作品。 広島市映像文化ライブラリー収蔵作品上映 http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/
料金:映像文化ライブラリー料金(映画祭チケットはお使いいただけません) おとな500円、こども250円。*おとな370円、こども180円。 11月25日(水)10時半開映 『みかえりの塔』(清水宏監督/1941年)* HPFF2007で圧倒的な感動を呼んだ奇跡の映画『蜂の巣の子どもたち』の、知らざる天才・清水宏監督の戦時中の傑作。 <その前の>『蜂の巣の子どもたち』ともいうべき、現在も大阪にある実在の学校を舞台にした作品。 11月25日(水)14時開映 『桃太郎 海の神兵』(1945年) 同じ年につくられていた「国策アニメ」。現在の私たちはどのように見るのか? 11月25日(水)18時半開映 『狐が呉れた赤ん坊』(丸根賛太郎監督/阪東妻三郎主演/1945年) 敗戦の年に作られた「チャンバラのない時代劇」。とにかく走るバンヅマがすごい! ラストには、無能で傲慢な為政者が遂行した戦争の時代に対する思いが重ねられているように感じられる。 11月26日(木)10時半開映 『長屋紳士録』(小津安二郎監督/1947年) 巨匠・小津安二郎の戦後第一作。戦後の荒廃した東京の空気と人びとのあり方を、監督一流のユーモアも交えながら淡々と記す。 ドキュメンタリー的なショットのラストに、時代と監督の思いが刻印されている。 11月26日(木)14時開映 『その夜は忘れない』(吉村公三郎監督/若尾文子主演/1962年) ゴシック平和都市=ヒロシマに、バロック女優・若尾文子は被爆者を演じることで、どのように曲線や斜線を入れたのか? 被爆者で初代「ミス広島」である角梨枝子の助演も光る。 『ヒロシマ・モナムール』(1959年)チーフ助監、『ヒロシマ1966』監督の白井更生が共同脚本。 11月26日(木)18時開映
『暁の脱走』(谷口千吉監督/山口淑子・池部良主演/1950年) 東宝争議直後につくられた反戦映画の傑作。中国戦線を舞台に、軍隊の暴虐と逃走する男女の悲劇。 中国で「李香蘭」としてスターになり、後に山口淑子に。 怪作『東京暗黒街・竹の家』(12月2日に広島市大で上映予定)などにも出演、テレビキャスター/自民党政治家として、パレスチナ支援をも訴えることになる女優のひとつの画期でもある。 |

