6月18日(木)に、「ワンジーテクノロジーズ(上海)有限公司」様会議室をお借りして、6月定例会が開催されました。(このたびも会場を快くご提供いただいたワンジーテクノロジーズ(上海)有限公司の皆様、ありがとうございます!) 【勉強会:設計工程のべからず集Ⅲ】 《6月 事務局の役割分担》 6月例会は、チョッと想定外の事もあり・・・ ファシリテータ:勝又さん 記録・タイムキーパー:秋山 そして、要所は東さんにサポートしていただきました。 《勉強会の進め方》 5月の例会で議論されていない話題が約10題ありました。 時間も限られていたので、議題を絞り込むことになりました。 ●議題の絞込方法 ⇒ 参加者全員に、議題候補を3つずつあげてもらう。 ⇒ 得票数が多い議題から討論に入る。 ●議題の数 ⇒ 最低5つは議論する。 ⇒ 5つめ以降は、時間が許す限り討論する。 ●1つの議題の制限時間 ⇒ 討論時間は10~15分を目安にする。 ⇒ 10分経過したら、合図を送る。 ⇒ ということで、今回は秘密兵器“ベル”の登場です♪ 《人気が高かった議題》 1) 発注する方も大変です 2) 設計書記載レベルがばらばら 3) 発注側に問題がある場合のマネジメントの難しさ 4) 発注側の作法を変えるのは難しい 5) Webサービス特有の難しさ 6) 規約違反 得票数が高かった、以上の6題について勉強させていただきました。 議題1) 発注する方も大変です 発注する側の人間と、受注する側の人間は 実際に会って話をする機会がほとんどありません。 よって、いかにコミュニケーションをとるべきかということが問題にあがりました。 日本から設計者などを派遣すると、派遣lコストがかかります。 何もしなければ、伝達ロスがおこってもコストがかさみます。 それでは、一体どうするべきでしょうか?? 参加者の皆様は、コミュニケーションの問題を打破すべく・・・ ●インフラを整備する ●文章力を上げるトレーニングを実施する ●設計者本人が来上海(実質、はべらし開発?) というような感じで、努力されている模様です。 小規模の開発の場合、オフショアでせずとも 国内で開発をしたほうが結果的に費用がかからないこともしばしばあるとのことです。 でも、中国は、日本よりもプログラマーの絶対値が大きいです。 巨大なプロジェクトを行うには、 どうしてもオフショア開発をせざるをえないというのが現状のようです。 そうなると、コストをかけて現地の環境を整えるのが 成功への近道になるのではないでしょうか? “意思”+“感情”+“信頼” ⇒ 成功への近道 行き当たりばったりでは、だめなのですが “コスト”と“計画”がしっかり決まっていないと 行き当たりばったりになってしまう事が多い模様でした。 (今月のべからず その1)
議題2) 設計書記載レベルがばらばら 元々この議題は、 「地域、メンバー構成などにより、設計書の記載レベルがバラバラになってしまった」 という問題についての議論でした。 しかし、問題を掘り下げていくと、こちらの議題も コミュニケーション不足が根底に会ったのではないかという方向に話が進みました。 ●チームにまとまりがあるか? ●チーム内で情報の共有化はできているのか? ●チームの権限の統制がとれているか? ●役割分担ははっきりしているのか? というポイントが欠けていると、設計から開発まで 様々な問題が多発するという結論になりました。 コミュニケーションの話題となると、 どうしても“出身地”に関する問題を耳にします。 出身地に問題があると答えをだすのは簡単です。 さらに、説得力があるように聞こえます。 しかし、それでは何も解決しません。 問題の視点をいかに変えていくかがポイントのようです。 (今月のべからず その2)
3) 発注側に問題がある場合のマネジメントの難しさ お客様への説明はリーダーシップを取れる プロジェクトリーダーが行うのが理想です。 しかし、理想を現実にするには 涙ぐましい努力が必要になってきます。 “根気とコストと時間があれば、成功する可能性が高くなる” というのが、オフショアの常識となりつつあるみたいです。 逆に、環境を整える為の経費を削ると・・・ 結果的に、もっと大きな損失が計上される事が多い模様でした。 オフショアは、コストとの戦いでは無くなって行くのかも知れませんね。 (今月のべからず その3)
4) 発注側の作法を変えるのは難しい 発注する側に関する話題が続いておりますが・・・。 ココでの最大のポイントは “いかに、相手にわかりやすい文章を書くか!?” 相手の作法を変えるのではなく、 相手が答えやすい質問を作るようにするのが ミスを減らす近道になるようです。 具体的な対策としては ● 質問形式を YES・NO形式にする ● 選択肢をあらかじめ用意する ● 箇条書きで質問をだす ・・・ などなど。 ちなみに、これらの指示・指導・管理は“上司”がきっちり行う! という意見が多かったように思います。 ごく一部ではありますが、 「はじめから、ちゃんとできる人材しか採用しない!」というお話も・・・。 質問作成のスキルをあげるには、 議事録を正しく書くトレーニングを行うのが良いみたいです。 考えを文章化するスキルが上がり、 伝えたいことを、明示出来るようになるケースが多いようです。 トレーニングには、3~6ヶ月はかかるので、 かなり気長に頑張らないといけないみたいです。 5) Webサービス特有の難しさ システムやプログラムは、PCにデータこそ残るもの Webサービスにはかたちがありません。 そんなWebサービスビジネスには、特有の難しさが多く存在します。 デザインなど表に出ている部分は、 実態があるのでイメージがつかみやすいのです。 よって、お客様から色々なご指摘が出てくる部分でもあります。 しかし、システムやプログラムなど、裏で動いている部分は 実際に動かして、体感してもらわないとわからないことが多いです。 また、新しいものを1から作る場合 「一回駄目になるかもしれない」というリスクも出てきます。 ↑エンジニアの方々に理解を頂くのが大変と。。。 (今月のべからず その4)
開発は、成功と失敗の繰り返しとなります。 エンジニアの方々に、より多くの成功体験をしていただくのが 問題解決の近道なのかもしれません。 6) 規約違反 規約違反は、本当に大変な問題です。 ここでは、規約違反を防ぐための レビューアーの存在意義が焦点になりました。 そもそもレビューが少ない会社は、 社員が職人化している傾向にあるみたいです。 しかし、社員が職人化した会社は 大きな案件受注には向いていません。 ということで、そんな会社は、最近は減少している模様です。 レビューの密度は、努力次第で下げることが出来ます。 レビュー自体を無くすとした場合、 大きなリスクがセットでやってくるように思われます。 (今月のべからず その5)
≪まとめ≫ 今月のべからず その1~5 まで 当たり前の事が多かったように見えます。 しかし、これらを実行に移すのがどれだけ大変なことか・・・ この勉強会で、再確認させられました。 【今月のMVP】 勉強会終了後、恒例のMVPですが・・・ 勉強会会場で、決め忘れておりました |||'''orz しかし、一番輝いていたのは・・・間違いなくこの方です。 今回初参加の 李さん ! 20年の豊富な経験があるからこそ語れる 具体例を、たくさん勉強させていただきました。 貴重なお話の数々、ありがとうございました! 【今月の新メンバー】 2次会の写真で恐縮です・・・ ● 李 中民 さん (写真左側) 温和な印象とは対照的に、 ズバッと鋭い現場視点の様々なお話を頂きました。 これからも、色々と勉強させてください! ● 金 磊 さん (写真右側) なんと、日本語を話すのが2年ぶりとのこと。 大変勉強熱心な方で、マイPCご持参でご参加です。 その勉強会に対する意気込み、ぜひ見習わせて頂きます。 【2次会模様】 2次会は、「吉蔵 炭焼やきとり」さんで行われました。 「オフショアとは!?」と、勉強会関連の対面では 「大河ドラマは好きですか??」といったような ざっくばらん(?)なお話で盛り上がりました。 そ し て ・・・ ここから、藤本さんが合流です! お忙しい中、かけつけてくださいました。 (本当にお疲れ様でした。) 全員揃ったところで、集合写真です! 酒の肴に、仕様がらみの問題点についての議論。。。 気づけば、私たちの周りのテーブルの電気は真っ暗^^; なかなか他の交流会では無い、本当に貴重な時間なんだなぁ~っと しみじみ感じた1日でした。 【会計報告】 2次会の会計報告です。 2次会(お食事)代合計: 889元 集金金額: 120元/人 (後から合流された藤本さんは 50元) 集金金額合計: 890元 剰余: 1元 みなさま、おつかれさまでした! /執筆者: akiyama |




