キャノピーが開いた。天井が恐ろしく高い。艦内で飛行訓練でもするのか、そうでなければ昔アニメで流行った人型ロボット戦闘機でも格納するのに違
いない。操縦席から立ち上がり、下を見る。広いハンガーデッキの中を走り回る何人かのクルーの姿が小さく見えた。だが、何かがおかしい。機から降りて、よ
うやくその違和感の正体に気づいた。静か過ぎるのだ。戦闘中のデッキともなれば怒号が飛び交うのは当然だ。それが、各人忙しそうに駆け回っているものの、
誰一人大きな声で叫んだり、乱暴な物音を立てるものがいない。妙な船だ。 |
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