MAYA'S PAGE

MAYA'S BIRTHDAY
から 337 日経過

扉の向こう…

扉の向こうで彼女が泣いているのは知っていたけれど
切ない心が足を引き止めて僕は救えられなかった
なんで君は僕が生まれてきたコトを喜んでいるの?
ただの愛じゃないってコトもなにもかもわかっている 

その髪に触れているこの手は本当にあるものなのか
また朝が訪れたらただ目覚める夢の続きなのか
開かれた物語の片隅に小さく書かれていた言葉、
「恋なんて存在しない。愛なんて生まれない。」 

考えてみれば浮かぶ思い出は全て儚い、全て切ない
君の瞳に映っているものは僕でもない、誰でもない 

「必ず出来る」みたいな綺麗事を並べる偽善者は
自分の心を信じていたくないからそれを言っているだけ
宙に舞う幾千もの星、笑顔なんてないでしょう?
静かに刻まれる鐘の音、響くたびに傷つく人がいる

恋なんて寂しい結末しか待っていないからもうやめよう
さっきまで見ていた君がいきなりここからいなくなって

独り残された僕はなにを信じていればいいのか分からない
いつの間にか花も枯れて冬が巡って来るだろう
繊細に彩られたこの景色の奥には暗い世界がある
そこから助けられなくて本当にごめんねって言いたい 

「笑顔なんて作り顔。幸せははじめからない。」
こんなコトを教えてくれたのはどこか遠くの黒い配役
歩いて歩いてやがて辿り着いていた地球の果ては
なんだか儚くて切なくて抱きしめるものさえなかった

少しずつ書き溜められていたその日記を開けてみると
涙が溢れる内容ばかりが描かれていたんだよ 

いつの間にかこの愛は壊れ果てていったよ、だけど
君のせいでもない、僕のせいでもない誰の罪だろう?
不幸が訪れる前に逃げ出そうと思っていた考えは
とても甘すぎて少し馬鹿げていたのかもしれない

ららら…遠くで何処かの魔女が歌い続けている
その歌声は人の心を凍らせる悲しい悲劇の声だった
「ねぇ、恋心はこの世に存在するの?」君の問い
そして僕は答える「もう判らない、いつまでも…ずっと」

時計の針を戻せば過去に戻れる、そんな願いが
本当に叶うとしたら遠く昔に秒針を回していたのに

扉の向こうで彼女が泣いているのは知っていたけれど
切ない心が足を引き止めて僕は救えられなかった
それとも…はじめから…僕と君みたいな人間には…
初めから「心」という物はなかったのか、今はもう判らない… 

ただ切なさを書き溜めた一曲です。個人的に暗い曲にしては結構好きです。