Science of Mind

こころを科学する 

 全学共通の心理学の入門講義という扱いのようですが,「科学」が講義名に入っているので,科学を重視する立場の心理学のみを取り上げています。となると,当然,科学の定義にも触れる必要があるので,科学史についても概観します。その後,科学としての心理学の誕生から,最近のホットな研究まで,行きつ戻りつ,ピックアップしながら解説していきます。 

試験のポイント

 難易度が低い問題,中程度の問題,高い問題をそれぞれ1/3くらいずつ出題します。紹介した重要人物,実験や調査の結果,立場やモデル,現象の名称などを主に出題します。年号は1問程度しか出しませんが,時代の流れ(前後関係)は覚えておくとよいです。

 心理学的にはあまり重要でなくても,ビデオを観た人はわかる,あるいは授業に出ていたら正解できるという問題も入れています。これは出席点の代わりと思ってください。

 これには,心理学で試験問題を作ると,授業に出ていなくても正解できるような問題ができやすいという事情もあります。たとえば,「単純接触効果」とは次のうち,どれでしょう? という問題を作ると,たぶん,この用語を初めて見たひとでも解けるような選択肢になりがちです。

 もちろん,そのような問題も「難易度が低い問題」として出題してもよいですが,基本的には勉強をしている学生ほど高得点が取れる試験にしたいので,簡単な問題ばかり出すわけにはいきません。

 できれば,素点で平均が75点前後になるように試験問題を作成したいのですが,これまでのところ,期待を下回る結果になっています。ただし,その場合は,偏差値+24.5点として得点調整を行って成績評価するので,問題が難しくなったからといって,不可の人数が多くなるわけではないので,ご心配なく。

 なお,授業で取り上げる内容は,その年,また学期によってかなり異なることがあります。たとえば,文学部で開講する本科目は,「臨床心理学」を受講している人とかなり重複するので,臨床関係の話題の代わりに,社会心理学や感情心理学の話をしたりします。また,新しい研究も次から次へと出てくるので,授業の内容も変わっていきます。

試験の結果

 最新の試験の結果は下図の通りでした。図は素点(100点満点で採点した点数)の分布を表します。例年よりも問題を簡単にしたつもりでしたが,平均点が58.9点と低かったですね。

 平均点が74.5点未満になりましたので,約束通り,偏差値に換算し,それに24.5点を足し,さらに自由記述の得点をボーナス得点として加えた値を最終成績としました。その結果,受講者64名中(受験者は61名),秀が7名,優が16名,良が21名,可が14名,不可が3名(このほかに不受験者3名も不可)となりました。