プレ・ステューデント・プログラム(心理学専修) 

 関大の文学部では,12月から3月にかけて,「プレ・ステューデント・プログラム」(通称:プレステ)を各専修で実施しています。これは,一般入試よりも早く本学部に合格した高校生に対して,一足先に学問分野の基礎に触れ,準備をしてもらうためのプログラムです。2008年度からは菅村が担当しています。

 

2009年度

  2009年度の心理学専修のプレ・ステューデント・プログラムは,2回のスクーリング(大学での授業)と2回のホームワーク(課題)からなります。本プログラムでは,心理学の研究対象や研究方法について,実際の研究例をとおして学びます。

1 課 題

 心理学関係の本を1冊買って読んでください。哲学,脳科学,精神医学,民俗学,生物学,言語学,ロボット工学,スポーツ科学,人類学なども含めて,心理学と関わりの深い分野の本でも構いませんので,自分にとって読みやすいと思われる本を選んでください。
 書籍の難易度や専門度は問いませんが,「心理学」の名を冠するものの,心理学の専門家でない人が書いた本は避けてください。1つの目安となるのは,著者の所属が大学などの公的機関であることです。新書や文庫であれば1冊全部読んだほうがよいですが,厚い専門書などの場合,数章を読むという形でも構いません。
 読んだ内容について,1800字以上2000字以内で要約してください。続けて,その本についての自分が考えたことを,800字以上1000字以内で論述してください。

  • 形式:A4用紙(横書き)。できる限り,パソコンからのプリントアウトにすること。パソコンがない場合は, 400字詰め原稿用紙を横書きで使用すること。パソコンから出力する場合は,1ページを1000字程度に設定し,できるだけ両面印刷にし,表に要約,裏に感想を書くこと。レポートの最上部に,高校名と氏名を記入すること。要約と論述のレポートを合わせて,左上でホッチキスで留めて提出する。
  • 要約題目:著者(出版年)『書名』出版社の要約
  • 感想題目:自由
  • 提出日:第3回のプログラム参加時に教室で提出。

 2 スクーリング

第1回
  内 容: 「心理学の研究対象を学ぶ」
  担 当: 菅村玄二

第2回 ※第1回に参加できなかった学生のみ対象。講義内容は第1回と同様
  内 容: 「心理学の研究対象を学ぶ」(再)
  担 当: 菅村玄二

第3回
  内 容: 「心理学の研究方法を学ぶ」
  担 当: 菅村玄二

 

3 連絡事項

  • 遠方の方や合格決定の時期が遅い方などの場合,途中からの参加やどれか1回だけの参加も可能ですが,その場合も課題は必ず提出してください。第3回に出席できない方は,レポートはそれ以前の講義時に提出しても構いません。それもできない場合は,3/6までに必着で「〒564-8680 関西大学文学部 菅村宛」に郵送してください。
  • レポート作成にあたっては,「レポートの書き方」も参考にしてください。今回のレポートの場合,「型」は特に指定しませんが,いずれにも関係する「文献」,「引用の仕方」,「レポートの形式」の項目は必ず読んでください。ただし,今回のレポートでは,「私」という表現を使用してもよく,また価値判断を含む書き方をしても構いません。
  • 質問については,菅村までメールをお願いします。なお,メールには必ず用件の内容を表す件名と氏名を入れてください。件名や送信主の情報がなければ,受け取れないことがあります。


 

2008年度

第1回 心理学に触れる

 講義では,心理学が研究するテーマについて,錯視の研究を例に,ビデオも活用しながら概説しました。

第1回 課題

  1. 世界最大の心理学会であるアメリカ心理学会の部門を見てみましょう。Divisions of the American Psychological Association 
  2. 最も歴史のある心理学の大会である国際心理学会の2008年のトピックを見てみましょう。Topic List of the International Congress of Psychology 2008
  3. あなたが興味をもったトピックはどのようなものですか? そして,なぜそれに興味をもったのですか? 最大で3つまで挙げても構いませんので,400字以上800字以内で書いてください。
    • 形式:A4用紙(横書き)。パソコンからのプリントアウト,または400字詰め原稿用紙を使うこと。
    • 題目:自由
    • 氏名:ふりがなも書くこと
    • 提出:第3回の授業後に回収(※欠席者は第4回の授業後でよい)
    • ※Topic Listが見れない場合は,パソコンにAdobe Readerがインストールされていない可能性があります。フリーのソフトウェアなので,適宜ダウンロードし,インストールしておいてください(大学の講義でも使うことがあります)。それでも閲覧できない場合は,担当者ではなく,パソコンのメーカーなどに問い合わせてください。

 

第2回 心理学の方法を学ぶ

 講義では,心理学の方法として,観察法,調査法,実験法について,ビデオや質問紙(恋愛類型尺度)を使ったりしながら概説しました。

第2回 課題

  1. 心理学関係の本を1冊買って読んでください。※哲学,脳科学,精神医学,民俗学,生物学,言語学,ロボット工学,スポーツ科学なども含めて,心理学と関わりの深い分野の本であれば何でもよいので,自分にとって読みやすいと思われる本を選んでください。本の難易度や専門度は問いません。新書や文庫であれば1冊全部読んだほうがよいですが,厚い専門書などの場合,数章を読むだけでもよいです。
  2. その本の内容について,400字以上800字以内で要約してください。
  3. その本についての自分の考えや感想を,400字以上800字以内で書いてください。

    • 形式:A4用紙(横書き)。パソコンからのプリントアウト,または400字詰め原稿用紙を使うこと。※IIとIIIはまとめて1つのレポートです。
    • 要約題目:「著者(出版年)『書名』出版社」の要約
    • 感想題目:自由
    • 提出:第4回の授業後に回収

レポートの書き方を熟読しておくこと,



第3回 研究を実際に体験する

 講義では,リアクション-BGという棒きれを使って,心理学の実験に体験してもらいました。3人くらいのグループに分かれて,実習しました。

第3回 課題

  1. 授業時間に,リアクション-BGを使った心理学実験を各自で考えてもらいます。
  2. 授業時間中に,実際に,その実験を実施してもらいます。
  3. 自宅で,各自が行った実験の目的・方法・結果・考察について,まとめもらいます。

    • 形式:A4用紙(横書き)。パソコンからのプリントアウト,または400字詰め原稿用紙を使うこと。字数は,パソコンからのプリントアウトで,A4用紙1枚に収まる程度。
    • 題目:自由 ※講義中にタイトルの付け方を説明
    • 提出:第4回の授業時の各人の発表前に回収

レポートの書き方を熟読しておくこと

※次回,このレポートを元に各自発表してもらいますが,発表時間は2分間なので,レポートを全部読む時間はありません。発表時に何を話すかというポイントを自分なりにまとめておくとよいです。長めの「提出用」と短めの「発表用」の2つの原稿を用意しておくとうまくいくと思います。

※第3回に参加できない人は,この課題を提出する必要はありません。しかし,不参加者は,第4回の発表時にコメンテーターをお願いするかもしれません。いきなりコメントを求められても困ると思うので,次の用語について,各自,調べておくとよいです。キーワード:「反応時間」(reaction time),「注意」(attention),「集中」(concentration)


第4回 研究を発表する

 4回目がプレステの最終回になります。第4回は,前回,各自が行った実験について発表してもらいました。

第4回 課題

  1. 授業時間に,第3回に行った実験について,各自2分程度で発表してもらいます。
    • 発表内容:実験の目的,方法,結果,考察の4点。2分で話せるように,提出レポートのエッセンスをまとめておくとよいです(第3回課題の注意書き参照)。
※最終回なので,ホームワーク(自宅学習課題)は出しません。