Clinical Psychology

臨床心理学 

2009年度春学期試験結果

臨床心理学aの試験の結果をお知らせします

  • 回答人数:151名(履修人数:160名)
  • 平均点:62.0点(分布は下図参照)
  • 標準偏差:14.6
  • 最高点:89点(2名いました)
  • 最低点:29点

 平均点が74.5点未満になりましたので,例によって,偏差値に換算し,それに24.5点を足しました。ただ,この操作によっても,90点以上である「秀」が9名にしかなりませんでしたので,若干点数を繰り上げ,最終成績としました。その結果は,以下の通りです。括弧内は100点満点で換算したときの点数と偏差値です。

  • 秀:18名(80~89点,62.6-68.7)
  • 優:35名(69-79点,55.3-62.0)
  • 良:46名(54-68点,45.5-54.7)
  • 可:42名(40-53点,35.2-44.9)
  • 不可:10名(29~38点,27.2-33.9)+不受験者9名=19名

 これでわりとバランスがよくなりました(正規分布に近づきました)。これを見ればわかるように,日本では「良」が成績の中心に位置しているので,バランスを良くすると,「良」には平均以下の学生も含まれてしまいます。そういう意味では,「良」はまったく「良い」成績ではありません。「可」は,特に下の方はひどいですね。「不可」にしてもよいくらいのレベルです。「不可」にいたっては,どうあがいても明らかに不可のレベルです。このレベルではいくら懇願されても「可」にはできません。「優」は成績はわりと良い学生からかなり優等な学生も含まれます。「秀」は数が少ないので,少数の優秀な学生といえます。

 なお,成績のトップ10は,1名の2年次生を除いて全員が1年次生です。心理学専修の3年次生,しかも臨床系のゼミ生も受講していますが,彼らはいったい何をやっているんでしょうか? そういえば,去年の臨床心理学でも成績上位者は1年次生が多かったですね。1年次生は初めての試験なので,不安で勉強するのでしょうか? いやいや,去年の1年次生から受験の偏差値も上がっているし,真面目で勉強ができる学生が多く入ってきていると思いたいです。実際,今年の2年次生の実験・調査レポートは去年よりも平均点がかなり高めです。来年度の2年次生の成績にも期待します。

 しかし,今年は問題の難易度を下げて,平均点も10点ほど上がっていますので,本当はトップの学生にはもう4,5点は高い点数を期待していました。トップの数名の不正解の問題を見ましたが,去年のトップの学生ならまず間違わない基本的な問題が4,5問はあります。ビデオの内容や資料の細かい点など,非常に難しい問題は5問くらいしか出していません。秋学期は90点以上が続出することを期待しています。


2008年度秋学期試験結果

臨床心理学bの試験の結果をお知らせします。

  • 回答人数:168名(履修人数:185名)
  • 平均点:52.8点(分布は下図参照)
  • 標準偏差:17.3
  • 最高点:89点(4名いました)
  • 最低点:19点

 今回は,春学期と違って,うまい具合に分布しませんでした,成績評価は,素点ではなく,偏差値に換算して一定得点を加えて算出します。24.5点を加えた結果は以下。

  • 秀(90点以上):17名(本試験の素点では78点以上)
  • 不可(60点未満):12名 ※不受験者除く(本試験の素点では25点以下)

 ただし,不可の人数は,甘めです。微妙な点の人は「可」にしています。来年度は,もっと緩やかな分布になるような試験問題にしようと思っています。そうすると,秀の割合がもっと増える反面,不可の割合も増えますが・・・。


試験のポイント

 難易度が低い問題,中程度の問題,高い問題をそれぞれ1/3くらいずつ出題します。紹介した重要人物,実験や調査の結果,立場やモデル,現象の名称などを主に出題します。年号は1問程度しか出しませんが,時代の流れ(前後関係)は覚えておくとよいです。

 心理学的にはあまり重要でなくても,ビデオを観た人はわかる,あるいは授業に出ていたら正解できるという問題も結構入れています。これは出席点の代わりと思ってください。

 これには,心理学で試験問題を作ると,授業に出ていなくても正解できるような問題ができやすいという事情もあります。たとえば,「単純接触効果」とは次のうち,どれでしょう? という問題を作ると,たぶん,この用語を初めて見たひとでも解けるような選択肢になりがちです。

 もちろん,そのような問題も「難易度が低い問題」として出題してもよいですが,基本的には勉強をしている学生ほど高得点が取れる試験にしたいので,簡単な問題ばかり出すわけにはいきません。

 できれば,素点で平均が75点前後になるように試験問題を作成したいですが,これまでのところ,期待を下回る結果になっています。ただし,その場合は,偏差値に換算して得点調整を行って成績評価するので,問題が難しくなったからといって,不可の人数が多くなるわけではないので,ご心配なく。