ここでは、寄せられたメッセージの中から一部をご紹介しています。 全てのメッセージを読むには、下記のリンクから「メッセージ集」に飛んで下さい。 全てのメッセージはこちら 木村利人さん 日本生命倫理学会会長 恵泉女学園大学学長 未来を語ることは容易ですが、それを実現するのは本当に困難です。 しかし、正に「患者の権利宣言」は日本の未来を実現したのです。かえりみれば、日本における患者の権利の実現が夢物語であると思われた時代から、この四半世紀にわたるたゆまない努力と実践により未来を現実のものとすべく活動を続けてこられた皆さん方に、深い敬意と尊敬の念を表します。若い世代の人々の間には、すでに患者の権利、インフォームドコンセント、自己決定などの用語が常識となりつつあります。それらは、今や中学や高校の公民、倫理、社会などの文部科学省検定済教科書にも掲載解説されているのです。 一方で、これらの内容が、健康保健医療専門家や行政と司法の現場で都合の良いように解釈され、利用されないように注意し、監視し、場合によっては慎重且つ徹底的な異議申し立てをしなくてはならないことはいうまでもありません。 この記念すべき時にあたり、希望ある未来のための「患者の権利運動」を更に一層幅広く展開し、「患者の権利法」の立法化に向けて、ともに力を合わせて行こうではありませんか。 川田龍平さん 参議院議員 医療難民、医師不足、医療事故、医療を巡る問題を、「患者の権利」という視点から見直さなければなりません。医療提供サイドの視点から弥縫策に終始してきたことが、今の医療を巡る問題の原因です。ひとりひとりのいのちを大切にすると謳った民主党が先の総選挙で圧勝し、鳩山新政権が誕生しました。患者のいのちを守る政策を実現するために、新政権には是々非々の姿勢で向き合い、患者の権利を守る法律の制定に向けて国政の場で頑張ります。 福田衣里子さん 衆議院議員 「患者の権利宣言25周年記念集会」の開催に心よりお祝いを申し上げます。 さて、この25年間、みなさま方のご努力によって医療の質の充実が図られてきた一方、財政的な側面から患者の自己負担増や医師数の抑制などが行われ、誰もがどこでも安心して受けられるべき医療がいま崩壊しつつあります。経済的な理由や、地域的な理由によって受けられる医療に差が生じることは、あってはなりません。みなさま方一人ひとりが安心して医療を受けられるよう環境を整備し、将来に希望の持てる社会に向けて全力を尽くしてまいります。 最後に関係各位のみなさま方のご尽力に対し心からの敬意を表するとともに、益々のご活躍を祈念してメッセージとさせていただきます。 はむろおとやさん 下垂体患者の会 代表理事 一緒にトンネルを掘りましょう。患者の権利医療基本法をつくる作業と、難病患者の運動は、別々の工事として始まりましたが、これはどうも一本のトンネルです。私たちから見て、患者の権利を法的に位置づける仕事は、ゴール側にあり、法律家から見れば、権利宣言の延長に見えるのかもしれません。この記念集会を通して、なぜいま、患者の権利医療基本法なのか。トンネル全体の設計図を示してくださることを期待します。 下垂体患者のために、患者運動を始めたとき、行政と病院の隙間を埋める作業だろうと、軽く考えていたのですが、何もありませんでした。周りの全てが「隙間」でありまして、無権利の広大な空白が目の前に広がるばかりでした。福祉もない、治療費助成もない。なにもない。三年前に下垂体患者の集会を開きまして、難病研究に再指定されること、治療費補助のある特定疾患入りすること、難病予算の大幅増、三つの願いをアピールし、私たちの運動は始まりました。医師らとともに署名を集め、他の患者団体と共同し、多くの理解者を広げ、そして、当時の目標を三つともほぼ実現したところです。それでも、似たような難病患者はいまだ、広大な荒れ地に放置されています。 難病患者はみんなが苦しんでいる。みんなが助からないといけません。希少な難病患者の命と健康をどう支えていくか。私はまだ、社会から答えをいただいていません。法律を話し合うことは、自分たちの苦しみの根源を考え、どのように解決すればよいのか、社会全体で共有する。幸せへの仕組みづくりだと考えます。難病になりたくてなった方は一人もいませんし、生まれてよかったと思える社会であってほしい。そう感じます。 |