宇宙飛行士候補にして、アルペンスキーの金メダリスト。しかも、工学博士で「宇宙エレベーター」を提唱し、「インフラフリー」の研究家。それだけ聞くと、まさにセルカン氏は、才能あふれる研究者で、「文武両道」のスーパーマンと呼ぶべきかもしれません(参照:nikkei BP netのインタビュー)。だからこそ、「どんな経歴なの?」「どんな人物なの?」と、素朴な好奇心が芽ばえるのも自然でしょう。 ▼約3年前の「何者ですか?」からWikipediaの「要出典」 それは、ごく最近のことではありません。約3年前から、「建築学科卒業の学部卒が数学で講師」という経歴のように、「どんな経歴なの?」「どんな人物なの?」と関心は集まっていたようです。そこで、セルカン氏の人物を知ろうと、ウィキペディア(Wikipedia)を見ると、なぜか「要出典」が目立ちます。 ▼セルカン氏が書いたと公表している論文がない しかも、9月になって、セルカン氏の所属する研究室(東京大学工学系研究科建築学専攻 松村・藤田研究室)の公式ホームページに掲載されてい研究業績の中におかしな点を見つけました(9月8日時点の公式ホームページ)。それは、セルカン氏の11次元宇宙理論を発表したと思われる論文が「どこにもない」という重要な問題でした。 ▼研究業績が削除された公式のホームページ しかも、ほどなく、公式ホームページからセルカン氏の研究業績が削除されているのが発見されたのです(参照:現在の公式ホームページ 9月8日の同じ公式ホームページ)。研究業績は、研究者にとっては命です。なぜ、研究業績を削除する必要があったのでしょうか?素朴な疑問は疑惑に変わっていきました。 ▼どうしても納得できない数多くの疑問 いまだに、たくさんの疑問が未解決のままです。「宇宙飛行士候補は事実なのか?」「アルペンスキーの金メダリスト?」。そして、なによりも「数々の研究業績は?」に対して、誰もが納得できる答は見つかっていません。しかも、出演予定のあった2009年11月5日宮城大学地域連携シンポジウムは理由不明のキャンセルとなっています。 |