Humic Acid

キャピラリー電気泳動法を用いる環境水中のフミン物質のキャラクタリゼーション法の開発

キャピラリー電気泳動 (CE) 法を用いる環境水中のフミン物質のキャラクタリゼーション法を新たに開発した.CE によるフミン物質の分離法としても過去の報告例を凌ぐ高速精密分離を達成すると共に,この手法を環境水試料に適用し,河川や湖沼中に存在するフルボ酸(フミン質の一種)が金属錯体として存在していることを初めて明らかにした.水圏環境化学あるいは地球化学におけるフミン物質のスペシエーションのための有用な方法論となることが期待される.

本研究の成果は現・福井大学講師・高橋透先生による.