2011/02/07-02/10 Windows7 のシステム修復ディスクを作成し、修復システムを SDHCカードに書き込み、USBブートで起動する話です。USBメモリに書き込んで USBブートする話も一緒です。 上図:修復システム(キャプチャーできないのでデジカメ写真) 結果は、手持ちのノートパソコン(レノボ G560)ではシステムが起動した。 システム修復ディスクとは?Windows7 が何らかのトラブルで起動しなくなった場合、さしあたりユーザファイルだけでも取り出して救出したいということがあります。このようなときにシステム修復ディスクを使います。修復システムで起動して内蔵 HDD のファイルにアクセスします。 修復システムは、最初にコマンドプロンプトを使う必要があるのだけど、そのあたりの話が気にならない人には便利なツールです。いろんな機能制限はあるけど、メモ帳のファイルダイアログを利用して GUI 操作でファイルのコピーぐらいはできます。 修復システムは、通常は、CD-ROM に焼いて CD-ROM から起動します。 今回は、修復システムをUSBメモリに書き込んでUSBブートで起動してみる。USBメモリがないのでSDHC カードに書き込んで、USBアダプタ経由で起動してみた。 以下の話は Windows7 の話です。Windows XP では下の方法では実行できないので注意。 また、内蔵HDD のファイルのアクセス管理でややこしい設定をしているとアクセス禁止になるかもしれないので、その点は注意。 システム作成◎関連資料 Google検索:Windows7 システム修復ディスク マイクロソフト:システム修復ディスクを作成する ◎ システム修復ディスクの CD-ROM を作成「コントロールパネル」→「バックアップの作成」に「システム修復ディスクの作成」という項目があります。光ディスクドライブを選択して、空のディスクをセットして、「ディスクの作成」を実行すれば修復ディスクの CD-ROM ができます。 インストール容量 Windows7 64bit で 187MB。CD-ROM にも収まる容量です。 ◎ CD-ROM から起動してみる
CD-ROMをセットして再起動します。起動時にF12キーを押してブートオプションメニューを呼んで、起動ドライブを 光ディスクドライブに選択して実行します。 Press Enter Key のメッセージが出てくるので、次のブートメニューに切り替わる前にエンターキーをを押します(時間切れで次の日本語ブートメニューに移ると通常の HDD 起動に変わるので注意)。 Windows is loading files... のメッセージが出て、CD-ROM から気長にブートします。 背景画像が表示され、言語とキーボードの種類を聞いてくるダイアログが出たら起動が無事に成功しています。 ここから後の使い方の話は下に方に書きます。 先に SDカードにシステムを書いてUSBブートしてみます。 ◎ USBブートの前置き話USB HDD、USBメモリ、USBアダプタを介した SHDCなどのメモリカードにシステムを入れておいて、そこからシステムを起動する話です。特殊な仕様のパソコンでなければ 古いパソコンでも USBブートできます。 手持ちのPCでは 2003年のデルのノートパソコンでも USB起動はできる。 資料:USBメモリ ブートの仕組み 内部の仕組みの話。USB HDD や SDカードにシステムを入れる場合、単純にフォーマットしてシステムファイルを入れるだけではシステムは起動できません。起動ドライブとして認識できるようにし、ブートセクターに起動用の IPL を書き込み、所定のブートプログラムを入れておくことが必要です。このあたりの話は、WindowsXP と Vista/7 では内容が違うので注意。 ◎ メモリカードのフォーマットとシステム転送今回はTranscend の 2GB の micro SDカードを使った。◎ SDHC カードのフォーマット パーティションを切って、ブートセクターを書き込んで、起動ディスクとして認識されるようにします。ここはちょっとややこしい作業をする部分です。 こちらに詳しい話が書いてあります。具体的には Windows7 の diskpart コマンドを使います。この話は Windows XP は関係ないので注意。Windows XP と Vista/7 ではブートに使うファイルが異なる。 @IT:diskpartを使ってWindows Vista/7のインストールUSBメモリを作る @IT:改訂 管理者必携! 最強のデータ・サルベージ・ツールWindows PE 3.0(後編) ◎システム修復ディスクのファイルを SDHC カードにコピー CD-ROM のファイルを SDHC カードにコピーします。 普通にファイルコピーします。隠しファイルはなさそう。
ファイル bootmgr XP の ntldr 相当? boot\bcd XP の boot.ini 相当? boot\boot.sdi boot\bootfix.bin sources\boot.wim iso イメージ? システムを起動してみる◎ USBメモリから起動してみる今回使用したのは、Transcend の micro SD 2GB カードです。micro SD → SDカードアダプタにセットして、さらにUSBアダプタにセットして、USBに挿しておく。SDカードスロットを使った場合はドライブが認識されなかったので USBアダプタ経由にしています。 USB SDカードアダプタは上のような感じのシンプルなタイプです。マルチスロット、うん十種類対応みたいな複雑なやつだと、起動できるかどうか分かりません。 起動時に F12キーを押してブートメニューオプションを呼んで、USB HDD で起動。 このあたりは CD-ROM から起動する話と一緒。フラッシュメモリなのでCD-ROMに比べれば起動は非常に高速です(時間かかるけど・・・)。 ◎修復システムで起動すると? 1)言語とキーボードの種類を聞いてくるので日本にします。 キーボードは Japanese にしても U.S.キーボードのままかも?。うちのPC(G560)は、U.S.キーボードのままだった。ワイルドカードに使う*などキーの位置が変わるので注意。 2) システム回復オプションで修復するシステムを選べと出てくるので Windows7を選ぶ。 通常は選択項目で Window7 が1つあるだけだろう。複数ある人は、ま、だいたいわかるでしょ?・・・。DVDドライブで起動しているので、ドライブレターが移動しているので注意。 3)回復ツールでコマンドプロンプトを選びます。 最初だけコマンドラインで使います。 ◎ファイルのコピー、移動、削除を行う 修復システムにはエクスプローラがないので、通常の Windows のようなファイル操作ができません。ただし、アプリケーションのファイルダイアログメニューでエクスプローラと似たような操作は行えるので、こちらを利用します。 プロンプトからメモ帳(notepad.exe)を起動します。 ファイルメニュー(ファイルを開くなど)のダイアログを出せば、ファイルのコピーや削除や移動などの操作は行えます。 資料:Windows PE 完全活用ガイド―[3]PE 実践活用テクニック 6選 ◎その他 Windows XP の修復コンソールよりは格段にマシです・・・一応、GUIで操作できるし。 外部のプログラムを実行できないなど、いろいろ制限はあります。 このあたりは実際に眺めて、何ができて、何ができないか、確認してください。 関連事項◎ 修復コンソール、Bart PE, Windows PE Windows では XP の時代には修復コンソールというのがあった。激しく機能が制限されていてあまり使い物にならんけど・・・。 それとは別に Bart PE、Windows PE というシステムがある。今回のシステム修復ディスクの話は Windows PE3.0 の話だそうです。Windows7 にあらかじめ入っている標準機能版。 Wikipedia:Windows_プレインストール環境 資料:@IT : 改訂 管理者必携! 最強のデータ・サルベージ・ツールWindows PE 3.0(前編) 改訂 管理者必携! 最強のデータ・サルベージ・ツールWindows PE 3.0(後編) 資料:@IT : Windows PE 2.0のブータブルUSBメモリを作成する こちらは、Windows PE 2.0, Vista の話。 ◎ USBブート、Linux USBブートに関しては、1CD Linux をUSBメモリに書き込んで USBブートする話がある。 KNOPPIX や puppy Linux など。最近では Chrome OS や Android もあるようです。 こちらは Syslinux でブートセクターを書き込み、設定ファイルやシステムイメージファイルをUSBメモリに入れておく。 ◎仮想光ドライブ、仮想フロッピードライブ 光ディスクドライブがないPCではどうするか? 上の話では、一度、CD-ROM に焼いてファイルを取り出さなければならない。Windows7の標準では、HDD上にファイルを出力する機能がありません。 仮想ドライブソフトを利用するのかね?。このあたりは見ていないので、ちょいと不明。 USBメモリで DOSを起動する話がある。 HP USB Disk Storage Format Tool というの調べてください。あらかじめ DOSのシステムファイル(io.sys, msdos.sys, command.com)を用意し、このツールで USBメモリに転送します。 DOS のシステムファイルをどうやって用意するかというと?・・・ややこしので省略。仮想フロッピーディスクのソフトを使い、これをDOSシステム起動用にフォーマットするとシステムファイルが出力される。 ◎Windows XP を USBメモリにインストールする話がある。 インストーラではなくて、システムそのものをUSBメモリに入れる。昔、試したことがあるけど途中で挫折した・・・、そのままだと、途中まで起動するけどブルースクリーンのエラーが出てストップしてしまう。USB関連のレジストリの設定値の修正が必要だそうです。 近年、手順が詳細にマニュアル化されているようです。 資料:WindowsXP をUSBメモリにインストールする こちらはかなり面倒くさいことをやります。簡単にできるようだとマイクロソフトが困る・・・。 ポイントは、インストーラの設定を書き換えたインストールCD-ROM を別途用意します。 1) 起動ドライブがUSBストレージになるように設定を修正する。 2) ブートセクターを内蔵HDD ではなく USBストレージに書き込むように設定を修正する。 上のページの下の方に HDDのシステムを SDカードに移動してレジストリの設定を書き換えるという話が出ている。Windows XP ノートPC(Dell 500m、2003年産)で試したところ、SDカードにWindowsXPを入れて USB経由で起動できている。そのままだと起動の途中でブルースクリーンのエラーが出てストップするのだけど、USB関連のレジストリの設定値を修正したら起動できた。 Windowsのシステムファイル XPの話。 |



