古代から多くの英雄たちが世界を征服し、その帝国を永遠のものとするために神の権威を得ようとしましたが、キリスト教会とペテロは、ついにこれを現実のものとしました。神の権威、それは世界帝国の王たちが欲したもの、そしてサタンが欲したものでした。そしてキリスト教文化は、異邦人の地であるヨーロッパで花開きました。 紀元313年、コンスタンチヌス大帝はキリスト教を公認し、それ以外の宗教を排除しました。キリスト教会はローマ帝国全土に広がりました。 アウグスティヌスはキリスト教の教理の基礎を築き、トマス・アクィナスがカトリック教会の巨大な神学体系をつくりました。 教会はヨーロッパの各地に素晴らしい建築物をつくりました。古代の大建築は廃墟となったり、 記念碑としては残されていますが、キリスト教以後に建てられた教会建築物は現代でも教会としての機能を失っていません。 賛美歌から、華やかで美しい西洋音楽が発展しました。また彫刻や絵画は、人々に新鮮な感動を呼び覚ましてくれます。 古代世界を征服したのはローマ帝国でしたが、そのローマを征服したのがキリスト教会です。キリスト教会は武力を用いずに勝利しました。キリスト教会は、それ以前に出現したどの世界帝国よりも偉大なものとなりました。キリスト教会は、自分たちこそ天界の鍵を持つ唯一の団体であると信じ、天界の鍵を持つものとしてヨーロッパ全土をキリスト教化することに成功しました。 ヨーロッパの異邦人がキリスト教文化を発展させて、現代社会が強く影響を受けているのは事実です。しかしその影でキリスト教とユダヤ教のかかわり、そして16世紀にはじまったカトリック教会とプロテスタント教会の分離についても正しい歴史認識を持つべきです。 |
