ゲット戦記 くじら編

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エルサレムに向かう目的

伝道を済ませると、キリストとキリストの弟子は、エルサレムに向かいました。キリストが十字架で死ぬためです。十字架の死こそ、キリストにとって最終目的でした。

キリストは、全ての人間の罪のあがないために、過越しの子羊として死のうとしていたのです。過越しの祭りは、エルサレムでおこななわれます。過越しの祭りの中心は、過越しの子羊を
屠って過越しの食事をすることでした。キリストは自身を過越しの子羊として、十字架につけられて屠られなければならなかったのです。過越しの子羊は、一歳の傷の無い雄の子羊で なければならなかったのですが、罪のないキリストは自身を子羊にみたてたのです。

出エジプトの救いとキリスト救いは、関係があります。

神はキリストの救いを予表するために、毎年、イスラエル民族に、過越しの祭りを守らせました。過越しの祭りの本当の原型は、出エジプトの救いではなく、キリストの救いだったのです。イスラエル民族は毎年、過越しの祭りを守 りながら、実は、将来彼らのために成し遂げられようとしていたキリストの救いを記念していたのです。神はキリストの十字架の死というひとつの事件を 巡って、実に、壮大なスケールの計画を実施していたのです。


キリストは、天の父の計画をすべて知っていました。キリストは確信をもってエルサレムに向いました。
キリストは弟子に伝えました。これから起こることを教えましょう。わたしたちはエルサレムに向かいます。そこで、私は逮捕され、祭司長、律法学者たちに引き渡されます。そして裁判を受け、死刑を宣告されます。彼らには死刑を執行する権限はありませんから、わたしをローマ人に引き渡すでしょう。ローマのピラト総督が私を十字架の刑に処すことを命じ、兵士たちに引き渡すでしょう。彼らはわたしを嘲り、つばきをかけ、むち打ったのち、十字架にかけて殺します。

三日後にキリストの復活があることも
弟子たちに予め伝えました。

弟子たちはキリストの話を聞いてとまどいました。命をかけてキリストに従うか、従うのをやめて立ち去るか。彼らは恐れましたが、去ることはできなませんでした。唯一イスカリオテのユダだけは、これ以上キリストに従うことは危険だと感じていました。

サタンはキリストの十字架の死を阻止しようとしていました。神の子十字架の死は、サタンの敗北になるからです。