2011年9月9日金曜日 491シニア・アダルト商品はいかが? なんだかあれもこれも食いものが核毒に犯されていく。 地域的にも品数的にもどこまで広がるのか見当もつかないし、その核毒がなにから来たのかよく分からなかったりするのだから、これはもう風評被害なんてものではなくて、純粋に被害そのものである。
今朝の朝日新聞に放射線防護学者の安斎育郎さんが語っている。 「71歳のじいさまである安斎育郎が、汚染したものを多少食おうが、20年後にがんになりますといわれても、ほかの原因でたぶん死んじゃっているでしょう」
そうなのである、前から思っていてこのブログにも書いたが、年よりこそは福島核毒地域に救援ボランティアに行くべきだとね、と。 そう言いながらわたしはいまだにいってないのだが、。 そこでどうだろう、70歳以上には、東電から交通費の半額補助をするのである。これなら喜んで行くものが多いだろう。まあ、手足まといも多くなる心配もある。
そしてまた考えた。 福島振興のために、核毒汚染食品を年寄りが積極的に買って食うのである。 これも70歳以上という身分証明書を見せると売ってくれるようにする。70歳未満には売らない。 これもできれば、同じようなものの市価の半額くらいにしていただけると、わたしはまことにありがたい。もちろん後半分は東電が負担するのだ。 つまり核毒シニア・アダルト商品である。ほかにもありそうだ。
「鉢呂経済産業相は9日の閣議後の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の周辺自治体を野田首相らと8日視察した感想を述べ、「残念ながら周辺町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死のまちという形だった」と発言した。 経産相は「福島の再生なくして、日本の再生はない」とも述べたが、原発事故やその後の対応で政府の責任が問われる中、担当閣僚自身が周辺地域を「死のまち」と表現したことは波紋を呼びそうだ」(YOMIURI ON LINE 2011.9.9) asahi.comもこう結ぶ 「原発事故の被災地を「死のまち」と表現したことは今後問題になる可能性がある」
こういう記事は、どういう意図で書くのだろうか。 「波紋を呼びそうだ」とは、だれが波紋を投げるのか。 もうだれかが波紋を起こしたのなら、そう書くべきだろう。まだなら予断記事だ。 どうも思うに、あの大臣はけしからん、と、新聞記者が世の中を扇動しようとしているとしか読めない。
福島原発周辺が死のまちなのは、そのとおりであって、そう言われて怒るとしたら東電だろうなあ。 地元の人が大臣からバカにされたと思うものだろうか? よくぞ言った、そのとおり、それをやった東電けしからん、そう思うような気がする。 あ、そうか、原発推進派の読売新聞は、東電の悪口になることをいうと怒るんだ、そうにちがいない。 でも朝日は脱原発派だよなあ、??
(追記 110910) 「鉢呂吉雄経済産業相は9日夕の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の周辺市町村について「死のまち」と表現した自らの発言を撤回し、陳謝した。この発言をめぐり、野田佳彦首相は同日、「不穏当な発言」として謝罪と訂正を指示。原発事故の被災地も反発している」(2011年9月10日朝日新聞)
「9日午前の記者会見で、福島第一原発周辺について、「人っ子一人いない。まさに死のまち」と表現したことについて、同日午後の記者会見で「被災地の皆さんに誤解を与える表現だったと真摯(しんし)に反省し、表現を撤回し、深く陳謝申し上げる」と謝罪、発言を撤回した」(2011年9月10日03時03分 読売新聞)
ふ~ん、謝っちまったんだ。メディ屋にいじめられたらしい。新大臣はあら捜しされるのは仕方ないのか、ここで突っぱねるとごたごたと政局にかかわるから、本音じゃなくても謝らざるを得ないだろうなあ、気の毒に。
ところが謝らない人がいる。 武田邦彦・中部大学教授が、読売テレビ(大阪市)の番組に出演して、こんなことがあったそうだ。 「4日午後に放送された「たかじんのそこまで言って委員会」で、「東北の野菜とか牛肉を食べたらどうなるの」という小学生の質問に、「青酸カリがまかれた」「青酸カリをのけてから植えてくれ」「東北の野菜を食べたら健康を壊す」などと発言した際に一関市の名を挙げた。ほかの出演者が「発言を取り消すべきだ」と言ったが、「取り消しません」と応じていた」(2011年9月10日朝日新聞)。
その後一関市長からも抗議があったけど、「分かりやすく言ったまでのこと」と、取り消しや謝ったりはしないとのこと。そりゃそうでしょう。 ここが政治家と学者の違いであろう。政治家はつらいね。 それとも鉢呂さんて、もともと変な人で、なにかボロをだすだろうとメディ屋がてぐすねひいて待ってたのに、引っかかったのかもなあ、。
(また追記110910夜) あらら、とうとう辞めちまった。鉢呂さんてどんな人か知らないが、民主党は後にもっとよい人材がいるのかしら? それにしても、今後は原発事故発言はうっかりとはもちろんだが、思い切ったことも言えないことになったな。原発事故には思い切った政策が必要なのになあ。 悪いのは東電なんですよ、敵を間違えないように、忘れないようにね。
(またまた追記091112) これから鉢呂さんの後任人事に誰をすえるか、野田さんもあたまがいたいことだろう。 原発もTPPも積極推進する人にせよと、産業界から圧力がかかっているに違いない。 そして、そういうひとを任命するにちがいないよなあ。
(みたび追記091113) 鉢呂さんの後任は枝野さんにきまった。この人だけはわたしも顔を知っているのは、ふだんみないTVを原発爆発のあたりはのニュースでよくみた政府の報道官?だったな。 少なくとも原発のことは、いやおうなくよく知った人だろうってことぐらいは、わたしでも分かるが、この人の原発TPP政策への考えはどうなんだろうか?
2011年9月12日月曜日
2011年9月13日火曜日 495福島第1原発は再稼動するらしい 今朝の朝日新聞に、福島原発の事故現場で働く人たちのことで、労働災害にガンも加えるようにするという記事があり、そこに原発の「復旧作業員」なる言葉があり、オヤッと思った。 福島第1原発では「復旧」作業をしているのかい?、えっ、まさかそんなことあるまい。
で、新聞の「復旧作業」をネット検索してみたら、あるある、ずっと使ってるんだ。 たとえば、「福島第1原発の復旧作業に当たった40代の男性作業員」(日経8月30日)、「お盆期間中も福島第一原発での復旧作業は続いており」(朝日08月11日)。 初め頃はどうだったろうかと見たら、「中断していた電源復旧作業を再開した」(朝日3月24日)とあって、これなら電源だからあたりまえに分かる。 それが今は「福島第1原発の復旧作業」であるから、これはもう原発を震災前の旧に復して再稼動するための作業をしているのである。
そうだったのかあ、しらなかったなあ、わたしはてっきりもう福島第1原発の復旧は、ありえないことと思っていたんだよなあ、わたしはナンとおバカなんだろう。 こうはっきりと、再稼動に向けて作業していると、たびたび報道されているのに、ちっとも気がつかなかったよ~。 こわ~い。 まさか、新聞屋が復旧って日本語の意味を知らないってことは、あるまいなあ。
どうにも、わからないことがある。 福島第1原発から発射した核毒は、田畑に山林に学校に住宅にと、ふりそそいでいるのだが、これを除染(これは除洗かしら)といって汚染した毒を除くのだそうである。 除染が必要なことはわかる。そこからさきがわからない。だって、その場所で除いた核毒は、いったいどこに行くのだろう。
たとえば水で洗うとして、その水の流れた先に毒が移転するだけだろう。その移転先をまた除染して、そこから移転先をまた…、ようするにイタチゴッコである。 川から太平洋へ行くのかしら。川の汚染、海の汚染が大変なことになる。海の除染なんでできるのかいら。 今朝の朝日新聞に、こうある。 「福島第一原発から半径20~30キロ圏の「緊急時避難準備区域」を抱える福島県の5市町村が、区域の解除に向けた復旧計画をおおむね完成させ、近く国に提出する。各市町村は住民が帰還を完了する時期について、来年3月末を軸に調整している。とはいえ住民が戻るには放射性物質の除染が不可欠。自治体側は「すぐには見通しがたたない」と不安も抱えている」
おなじく、こういう記事もある。 「筑波大の恩田裕一教授や気象研究所などのチームは6~8月、計画的避難区域に指定されている川俣町山木屋地区の3地点の森林で土壌の汚染度や大気中の放射線量を調べた。 この結果、土壌のセシウム134と137の汚染度の合計は、広葉樹林が1平方メートルあたり71万ベクレル、杉の若齢林が47万ベクレル、壮齢林は91万ベクレルと、チェルノブイリ原発事故での「強制移住」レベル(55万5千ベクレル)の汚染だった」
このような濃度の核毒が森林にあるなら、もちろん田畑にも、住宅地にもある。 チェルノブイリでは強制移住したレベルの地域を、フクシマでは除染して復旧するのだろうか。 もうちょっレベルが低い(らしい)「緊急時避難準備区域」では、除染して復旧するらしいが、これって本気だろうか。
まず第1の問題は、どうやってその広大な地域をくまなく、除染作業を行うことができるのか。森林は丸坊主となると水害が起きるだろうし、田畑は表土が命なのに洗ったり他に持っていってしまったら作物ができなくなるし、住宅地や市街地は私有地にどうやって対応するのか。
第2は、そうやってとりのぞいて溜まった膨大な量の核毒の蓄積するものを、どこにもっていくのか。そんなものを持っていけるところは、いまのところたった一箇所、福島第1原発敷地のみである。そんなにひろいのかしら。
第3に、そんな大量の猛毒ばかりの中で、だれが除染作業に働くのだろうか。それをやるべき人は、発毒責任のある東電の社員たち(株主たちも)だろう。
第4に、その期間である。そんな広大な地域をすべて洗うとかチリなど取り除くとか、いったい何年かかるのだろうか。その間に避難している人たちは、もうひとつの生活を築くしかないから、除染後にもどる人がどれくらいいるだろうか。
第5に、その膨大な費用である。これは当然のことながら、東電と株主とですべて負担するべきである。
どうもわからない。 しろうとかんがえでは、現実にはとてもできることではないような気がする。 故郷を捨てがたい人々によりそうべき政治や行政の立場からは、除染して復旧するといわなければならないことは、よくわかかる。 しかし、それは、問題を先のばしにするだけであると、わたしは思う。 どこかで除染をあきらめて完全撤退、どこかは除染するが再居住も撤退もあるという、線引きをせざるをえないだろう。
そして積極的撤退の政策を手あつくすすめるべきであると、わたしはおもう。 それは人口減少時代の日本の居住政策のありかたと、共通の大問題の課題である。
2011年9月15日の朝日新聞朝刊に、つぎのような記事がある。 「東京電力福島第一原発事故に伴い、放射性物質の除染対象になる可能性のある地域は、最大で福島県全体の7分の1に当たる約2千平方キロに及ぶことが専門家の試算で分かった。除染土壌の体積は東京ドーム80杯分に相当する1億立方メートルに上る計算だ」
毎時1マイクロシーベルト以上の分布域が約2千平方キロ、この範囲の地表を深さ約5センチまではぎ取ると、体積は約1億立方メートルになる、という計算である。
全域をはぎとるってことはできないだろうから、山の方はやめとくことになるかもしれない、とも書いてある。 でも、山ははぎとらなくても、よいのだろうか。山から農地へ町へと水はながれくるが、それはセシウムを含まないのか。 はぎとったらはぎとったで、保水力がなくなるから洪水になりやすいだろう。 どこからどこまで除染したか、地上に線を描くのかしら。立ち入り禁止区域だらけの地域で暮らすなんて、う~む。
1億立方メートルって,どれほどの大きさなんだろうか。 10メートルの高さにつむとして、広さ1000ヘクタール、3.3キロメートル角の土地の広さになるが、余裕も入れると4キロメートル角ぐらいになるんだろう。
これだけの核毒を含んだ土などを、トラックで福島第1原発の敷地に運搬てのも、えらい大変だなあ。沿道の人たちは、たまらんだろうなあ。 福島第1原発の敷地が足りないのなら、その周辺の土地を東電が買い足して、核毒の丘を造るのであろう。そのうちに木が生えて核毒の森となる。 だが、そこから流れ出る水に含まれるセシウムなる核毒は、太平洋に直接注ぎこむのだよなあ。
考えるだけで頭が痛くなるのは、わたしがドシロウトだからかしら。 だれか、そんなバカなこといってと、哂って教えてください。
(追記110915夕方) 朝日新聞の夕刊に、こうでている。 「東京電力福島第一原発事故による放射能汚染が新たな環境問題として浮上している。冒頭のスピーチで細野豪志原発相兼環境相は、被災地の除染について「政府として不退転の決意で臨む。経済性を度外視してでも取り組む」などと述べ、環境回復への決意を表明した」
大臣の個人的決意はともかくとして、「経済性を度外視してでも」って、どういうことなんだろうか。 そもそも核毒の除染に、経済性なんて視点があるのか? そんなもん赤字にきまってるだろう、もちろんその赤字は東電が背負うべきものだよね。 たとえば集めた核毒から、再利用エネルギーを取り出す方法が、あるんだろうか? 除染に経済性なんてものが、あってたまるかってんだ。 これって、原発が経済的だといってるのと同根の思想だよ。 つまり核エネルギーをコントロールすると誤解していたことが分かったのに、まだ核毒をなくす技術があるんだというのである。 ほんとうだろうか。 |
|