長徳寺日記

本堂完成まで 2015年7月~12月完成

【2016年1月】

1月10日、御正忌報恩講前の大掃除を終え、鏡開きのおぜんざいを

みんなでおいしくいただきました。

続いて、ご門徒さまと松井建設、設計士のみなさまと検査。

そして1月20日、感慨深い思いの中、引き渡しが完了しました。

【2015年12月】

本堂の屋根と塀の瓦を焼いていただいた

藤瓦さんからすてきな記念品を頂きました。

スロープと塀の工事。車いすも通れます。

畳と障子が入り、照明の設置が完了。

解体から完成まで、お世話になった多くの職人さんの顔が

思い出されます。

雨樋や障子、建具の取り付けです。

工事を見守ってくださった親鸞像が本堂前に置かれます。

本堂全体と馴染む、使う人にもやさしい木の手すり。

向拝(ごはい)に階段と落ち縁を取り付けます。

縁はミリ単位で勾配つけたり、板の隙間を開け雨を逃します。

【 2015年10月28日 】

板金工事が終わり、足場が取れ、本堂の姿が現れました。しかし、完成が終わりではありません。

これからがスタートです。みなさんがお参りされる本堂となり、にぎわうことがなによりです。


原田左研の職人さんには毎日毎日、日田から通っていただき、向拝(ごはい)周りの化粧をしていただいています。

今後は、落ち縁がつけられ、建具が入ります。

【 2015年10月8日 】

日田にある原田左研より左官職人に来ていただいています。

本堂の側面が仕上がり、白い漆喰が見えてきました。

堂内はまだ下地のため、灰色をしています。

天井は細かく木を組んだ小組格天井となっています。

内陣の床は欅。丁寧に敷き詰めていきます。

向拝(ごはい)の縋破風(すがるはふ)に飾る降懸魚(くだりけぎょ)。

宮大工さんは彫刻の腕もすばらしく、とても勉強されているのが伝わります。

【 鬼建て式 2015年8月22日 】

この鬼瓦は2ケ月かかって制作されたそうです。手で直接触ると、油が付いてしまう、3つの飛び出した

部分は巻物の経本を意味するなど、貴重なお話を伺うことができました。

8月22日土曜日、鬼建て式にて鬼瓦が披露されました。本堂の瓦は淡路島より大事に届けられました。

全体に瓦が葺かれ、本堂らしい屋根に仕上がりつつあります。

しかし、猛暑のため、瓦はどれだけ熱くなっていることでしょうか。

職人さんに感謝する毎日です。

9月3日、4日に鬼瓦が据付けられました。

遠くから見ても大きな鬼瓦がのると、一段と立派な屋根になりました。

のし瓦は曲線を描くよう重ねられ、職人わざが光ります。

【 御本堂上棟式・餅まき 2015年8月1日(土) 】


曳綱(ひきつな)の儀 ・・・ 紅白の綱を全員でひき、棟木を上げる儀

槌打(つちうち)の儀 ・・・ 屋根の上の大工まで棟木が届くと槌で打ち付けます

餅まき

猛暑の中、大勢の方に参加していただきました。

夏休みということもあり、きっと子どもたちの思い出になることでしょう。

今後は兵庫淡路から瓦ぶきの職人に来ていただきます。

【 御本堂 建立へスタート 2015年7月 】

【 御用材の加工 2014年元旦・博多港へ御用材届く 】

大浦社寺建築社にて本堂の材木を乾燥し、切り込み作業が完了。

1年以上の乾燥を必要とする材木ですが、カンナをかけたり彫刻を施すなど、

木1本1本手をかけていただきました。


蟇股(かえるまた)