ビジコン出場で得られるものは賞金だけではありません。賞金以外にも
・・・などなど。 出場のメリットをあげ出したらキリがありません。 最近では積極的にビジコンに出場するような人を採用しようと、採用活動の一環としてビジコンを自ら開催している企業もあるほどです。 実際、私の体験談ですがあるビジコンに参加したところ、そのビジコンの開催に関わっていた某ベンチャー企業から特別コースでの採用案内がきたこともあります。 また社会人とのネットワークも自然とでき、彼らの生の声を聞くことができるので、
といったメリットも期待できます。 以上のように確かに、ビジコン出場によって得られるメリットが多くあることはわかると思います。 しかし、同時に意識しておかなければいけない注意点も少なからずあります。 では、いったいどの様な点に注意すれば良いのでしょうか? 1.ビジネスアイディアが盗まれるリスク それは「アイディアを盗まれる」こと。 世の中善人ばかりではありませんし、そもそもアイディアを吸い上げるためにビジコンを開催している場合もあります。たしかに、ほとんどの場合盗まれたりしないのが普通ですが、公の場で公開する以上その可能性がゼロではないのも事実です。 とは言っても、もし本当にビジネスアイディアを実現したいのであれば、個人的には「より多くの人にアイディアを聞いてもらうこと」をおすすめします。 というのも、アイディアは形にしてこそ価値が出るからです。 つまりアイディアを遂行しないと価値がうまれない。 遂行のためにはより多くの人の協力が必要です。そして、その前提としてより多くの人にアイディアを聞いてもらい知ってもらう、そしてブラッシュアップしていく必要があります。 2.特許出願はビジコン出場前に! 仮にとても革新的で独自性がある技術やビジネスモデルを考えついた場合、特許出願をする必要があるかもしれません。もしビジコンに出場しようとしているプランでの特許出願を考えてる場合、一つ注意しなければいけないことがあります。それはビジコン出場と特許出願の順番です。特許取得には条件がいくつかあります。 その一つとして、「発明が新しいものであること」という条件があります。たとえ他の人が先に出願していなくても、公然と知られた発明は特許とは認められません。例えば、出願前にテレビや雑誌、インターネットなどで紹介されたものは公共の場で発表されたとして、その時点で特許の対象ではなくなってしまいます。そして、「ビジコンで発表すること」が「公共の場で発表すること」になってしまうので注意が必要です。 特許出願をするならばビジコン出場前に済ませましょう。 3.ビジコンは搾取のシステム!? 見事優勝! 賞金獲得! ...といっても、喜んでばかりはいられません。 実はビジコンの賞金を起業資金に使わなければならないという事がよくあります。つまり、賞金は主催者側からのプランへの投資なのです。例えば賞金300万円でも、そのお金を自由に使えるわけではなく300万円すべてプランの実行にしか使えないのです。飲み会はできません。 そもそもなぜビジコンが開催されるかと言うと、単純に教育・啓発活動や企業の採用活動といったこともあるかもしれませんが、ベンチャー投資をする企業が投資先を探すために開催されることがよくあります。お金のない学生起業家からすると、投資してくれることは一見大変喜ばしいことかもしれません。しかし、企業も慈善活動でビジコンを開催し投資(賞金を出)しているわけではありません。当然のことながら、リターンを求めてきます。 お金のない学生が起業したとしても、投資額に応じて株を発行しなければならず、結果として議決権の過半数(51%以上)を持たれてしまうと・・・ あとはもう企業の言いなりです。 オーナーシップを持った企業は、利益の処分のような普通決議事項や取締役の選任のような特殊普通決議事項を単独で可決や秘訣ができるようになり、事業が軌道に乗ったとしても、学生社長の強制的な解任なんていう最悪の事態も考えられます。 すこし言い過ぎかもしれませんが、ビジコンは能力と志のある学生から搾取するシステムと捉えることもできるかもしれません。もちろん全てのビジコンがそうではありませんが、賞金が起業支援金としての投資で主催者側に株を持たれてしまうのか、それとも単純に賞金として自由に使えるのか、といったことは事前に調べてみる必要があります。 あまり深く考えすぎる必要はないかもしれません。しかし、ビジコン主催者側の意図をよく考え把握した上で出場することが、出場者側として必要になってくるのではないでしょうか。 |