診療動物
うさぎ目 及び げっ歯類
有袋類(フクロモモンガ・ワラビー)
霊長類
その他の哺乳動物(フェレット・ハリネズミ・ミーアキャット・フェネック他)
鳥類(一般鳥類・猛禽類)
爬虫類
現在両生類(カエル・ウーパールーパー等)及び、毒性動物の診療は行っておりません。
来院されるにあたり
必ずご予約をお願いいたします
ご予約の際は動物の属名ではなく種名をお願いいたします(例:×カメレオン / ○エボシカメレオン)
可能な場合は糞便や餌のサンプルもお持ちください
実際の飼育環境の写真等も重要な情報となります
異常が見られた場合は出来るだけはやく診察を受けてください
診療内容
購入後の健康診断及び定期健康診断
内科
外科および麻酔を必要とする処置
その他一般診療科(眼科・皮膚科・腫瘍科・神経科)
一般処置(爪切り・歯切り)
検査及び治療
血液検査 (体重40g以上で採血が可能な動物)
レントゲン検査
尿検査
糞便検査
超音波検査
内視鏡検査
入院治療・救急治療・クリティカル・ケア
低出力レーザー治療
ネブライザー治療
エキゾチック診療について
エキゾチック診療は犬や猫の診療と異なるアプローチが必要ですが、診療器具や薬でエキゾチック動物専用のものはありませんので、すべて既存の技術と薬の応用によってなりたっています。そのため各動物について既存の動物用薬や人薬がどの程度使用できるか、使用できない薬はなにか、投与量の違い、動物種により異なる副作用の強さなど幅広い情報が必要です。また検査についても既存の検査で結果をどのように読み取り、治療に反映できるかにかかってきます。
近年の医療技術の進歩はエキゾチック動物にも応用されており、世界中の獣医師が蓄積した情報を共有することで、これまで知られていなかった病気や使える薬の種類もずいぶん増えました。当院では難しいエキゾチック動物診療でも丁寧な説明を心がけ、また幅広い専門知識により高度な医療が提供できるように努めております。
一部の動物用医薬品を除き、使用される薬剤・試薬の多くは人体用であり動物への使用を目的とされていません。そのため、全ての動物種でその安全性が確認されているわけではなく、製薬会社の指定する使用範囲外(ラベル外使用)となります。
使用される検査の中には診療する動物種で判断基準となるデータ(正常範囲等)が確立されていないため、近縁動物のデータを参考に判断することがあります。
エキゾチック動物関連所属学会
米国動物園動物診療獣医師学会 (AAZV)
鳥類診療獣医師学会 (AAV)
エキゾチック哺乳動物診療獣医師学会 (AEMV)
爬虫類・両生類診療獣医師学会 (ARAV)
予防の大切さ
エキゾチック動物の病気の多くは誤った飼育の仕方が原因になっています。
またサイズの非常に小さな動物については犬猫のような幅の広い検査や治療ができないこともありますので
病気にさせない飼育の仕方がとても大切です。
当院では診察時に飼育環境についてのヒアリングを行い、病気につながるような要因がないかチェックします。
また必要に応じて飼育方法のアドバイスを行うことで病気の予防・早期回復・再発の防止に努めております。
エキゾチック動物を初めて購入する場合も、簡単な健康チェックと飼育方法のチェックが推奨されています。
このような問題が起こらないようにインフォームドコンセントを大切にします。
1.投与している薬の名前や目的を知らない
薬はシロップに溶解され、薬の名前さえ記載されていないケースが多くみられます。当院では処方する薬の名前、投与の目的を説明し投与方法のアドバイスも行います。
2.効果が見られないまま同じ薬を継続している
薬には鎮痛剤のように必要に応じて継続投与する薬もありますが、効果が見られず目的がはっきりしないままダラダラと継続することはありません。効果が見られない場合は、種類の変更や投薬の見直しをします。
3.今の病状と予後についての説明をうけていない
サイズの小さな動物では行える検査や治療も限られ確定診断に至るとは限りませんが、考えられる病気・現在の状況・検査・予後について可能な限りの説明をします。