チンチラ
Chinchilla Lanigera / Brevicaydata
南米チリ原産のげっ歯類でチリ・ペルーボリビアのアンデス山脈に見られる。
Chinchilla lanigeraは長い尻尾を持ち、Chinchilla brevicaudataは尻尾が短い。
ペットとしてはC.Lanigeraが最も一般的
平均寿命:10-17年
体重:オス 400-500g メス450-700g
成熟期:7-10か月
性質:夜行性だが飼育下では昼行性にもなる
知能がたかく社交性があり、人にも良くなつく
若いうちに初産を経験しないと骨盤が癒合して産道が狭くなるため、のちの出産が困難になる
外敵から逃れるため被毛を引っ張ると抜けやすい(ファー スリップ)
ハウジング
個別・オス1匹にメス数匹・オスメスのペアで飼育可能
ケージサイズ:60 x 60 x 高さ90以上のメッシュまたはワイヤー
砂浴び用の砂
適正温度:10-20℃、高温に弱く夏季はとくに注意
高所に登るので高さが必要、高めの位置に棚や木の枝・シェルターを設置
新聞紙・ペットシーツ・ウッドチップ・おがくずなどが使えるが針葉樹は毒性があるため不適
給水ボトル
餌
市販の専用フードを適量とチモシーは制限なく与える
チモシーなどの繊維質が消化に重要な役割を果たす
フルーツや穀類はおやつとしてごく少量与えても良いが多量に摂取すると消化器障害や栄養障害を起こす可能性がある
推奨される検査
1年に1度の健康診断・歯科検診・便検査・血液検査・レントゲンなど
よく見られる病気
皮膚真菌症
外傷
下痢・便秘
呼吸器病
眼科疾患
歯科疾患
熱中症
消化器停滞症
心筋症
外部・内部寄生虫
人獣共通感染症
真菌症
寄生虫症
リステリア症
リンパ球性脈絡髄膜炎ウィルス