薬の飲ませ方


    1. 食べ物に隠して与える場合は薬・病状によって好ましくないものがあるため、病院で確認しましょう。

    2. 用心深い子は、薬なし・薬入り・薬なしと3つに分けて連続して与えます。

    3. また投薬用のオヤツ(®ピルポケット)等も使えます。

    4. 直接与える場合は口を開けて出来るだけのどの奥の方にいれます。

    5. 噛まれる心配がある場合はピルポッパーを使って薬を喉の奥へ落とします。


耳の洗い方


    1. イヤークリーナーが周囲に飛び散るので衣服に気をつけ、適切な場所を選びましょう。

    2. 犬の耳はL字型になっており、綿棒で掃除するのは困難です。また耳の中や鼓膜を傷つける心配があるため家庭での綿棒の使用はお勧めしません。

    3. 出来れば2人でおこない、犬を保定する方は犬の後ろ側にまわります。1人で行う場合小型犬は膝の上やテーブルの上に座らせ自分の体が犬の後ろ側にくるようにします。

    4. 片手で耳介をもち、クリーナーの液面がみえるまで十分に注入したら耳の根元辺りを軽くつかむように“くちゅくちゅ”という音をたてながらマッサージします。

    5. その後ティッシュなどで余分な液体を拭き、耳介や耳の入り口の汚れも優しく拭き取ります。

    6. この後犬は頭を振ってクリーナーを飛ばします。

    7. 治療として洗浄する場合は病院の指示に従ってください。定期的なクリーニングの場合は週に1−2度行います。

歯のみがき方


STEP 1

まず噛んだりしないことを確認しながら口の周りを触られることに慣れさせます。1日に数回繰り返し、触っている間に何度かご褒美を上げましょう。次に唇を上げて指を歯と歯茎にそってなぞりながら同じように慣れさせます。口全体が難しいときは片側、前、犬歯の周りなど一部から少しずつ行い徐々に範囲を広げていきます。ご褒美は終了後に1回ではなく、トレーニング中頻繁にあげることが大切です。

STEP 2

次に指に犬用の歯磨きをつけて同じように歯と歯茎にそって指を滑らせ、歯磨きのフレーバーに慣れさせます。同様にトレーニング中、何度かご褒美をあげましょう。難しい場合は一つの歯の上に歯磨きを少しぬりつけ、なめさせるだけを繰り返します。慣れてきたら特に歯垢がたまりやすい犬歯と臼歯の外側に重点的に歯磨きを塗り付けます。人用のはみがきは使用できません。

STEP 3 ブラシで歯と歯茎の間をみがきます。はじめはブラシに歯みがきをつけ、歯と歯茎を数回触るだけにし、ご褒美を上げながらブラシの感触に慣れさせます。慣れてきたらやさしくブラッシングしていき、ご褒美を上げながら徐々に範囲を広げていきます。焦らず怖がったり難しいときは綿棒等を使ったり、手の動きをゆっくりすることで徐々に慣れさせます。トレーニングのスピードは犬によって異なりますが、必要であれば各ステップに1−2週間かけましょう。