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作陶しながらテープで勉学

私は放送大学で勉強しようと思ったきっかけは、石岡市八郷で陶芸の指導を受け、独立する際にお世話になった先生に、「先生のように陶芸作品を自由に展開するには、どうしたらよいですか」と尋ねたところ、「キミ、哲学の本を読んでみなさい」といわれたことでした。身近に放送大学を卒業した先輩がいたので、放送大学で哲学を学べるかどうかを確認して、入学しました。 最初は好きな科目だけを勉強すればよいと考えていましたが、結局、美術芸術論を中心に卒業を目指して幅広く勉強することにしました。普段は自分の仕事場で作陶しながら講義テープを聴いていますが、週末に学習センターに出かけることもあります。好きな科目は日本史です。得意な科目は何回かテープを聞けば理解できるのですが、何度も繰り返し聴かねばならない科目もあり大変です。教科書はよく読みます。更に余裕があれば関係する本も読んで理解を深めるようになりました。

面接授業では、英語をはじめ面白い授業が多く、いつの間にか卒業要件にかかわり無く履修するようになりました。放送大学にはためになる科目が多いうえ、自分のペースで勉強できるのが良いと思います。卒業してからも、時間的余裕があれば勉強を続け、全部の科目を履修できたらいいなと思っています。

研修旅行も楽しみの一つです。入学したての頃は、水戸藩の史跡巡りで弘道館や西山荘を訪れ、客員教授の鈴木暎一先生から詳しくかつ楽しい説明を受けました。後日、感想文を書いたところ、同窓会のブログに載せていただきました。これもまた、頑張って勉強し卒業を目指すことの励みになりました。

茨城学習センターでは、今年度初めて、オープンキャンパスをかねて文化祭を行うことになりました。

私もサークル代表や同窓会の方々に混じって実行委員になりました。数年前の全国生涯学習フェスティバルに「作品展示」と「体験ろくろ」で参加した経験を生かして、作陶の面白さを知ってもらうつもりです。